○
若狭政府委員 今後
内航対策といたしまして、非常に零細な
中小船主に
船舶の
建造をやらせることになるわけでございます。その際、いま
先生が御
指摘になりましたような非常に
資産信用力のないものについてもやはり
建造を認めざるを得ないというような場合があるのではないかという御
質問でありますけれども、そういうもののためにこういう
公団があるわけでございまして、われわれとしては、できるだけそういう面からの規制をなくしていきたいというふうには考えておるわけでございます。ただ、
公団としては、
先ほども申しましたように、
独立採算をとっているために、
使用料の納入の見通しが全くないというものについては、これはとうてい
選考することができないという問題もあるかと思います。しかし、そういうものについて何らかの保証があれば、これはたとえその
会社自身の
資産信用力に多少の問題がありましても、できるだけ検討させるという
方針でわれわれとしては進んでいきたいと考えておるわけでございます。
それから
金利の問題でございますけれども、御
指摘のように、われわれとしてはこれで十分であるとは決して考えておるわけではございません。ただ
現状は、
償還年限が非常に長いという利点によって
相当希望者が殺到いたしておるという
状況でございますけれども、やはり内航の
船舶のコストを低減するということが使命でございますので、できるだけこれを引き下げるという
方向で今後とも努力してまいりたいと存じておるわけでございます。
先ほども申しましたように、今日まで
大蔵省との間ではこういう問題について話したわけではございますけれども、
金利体系全体の問題として
相当な問題があるということで、なかなか話が進んでおらないという
状況でございます。しかし今後ともわれわれとしては努力してまいりたいと考えております。