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政府委員(
草野一郎平君)
任期が切れてやるのか、切れるまでにやるのかという仰せでございますが、たとえばその省庁内で整理のできるもの、省庁
関係で整理のできるものでありますと、前もってこれとこれをこの際ひとつおやめいただいて、こちらに就任していただきたいというようなことで、その省の次官なり
官房長などを私どもも呼びまして、全部これは整理をつけております。しかし、きわめて近い機会に
——近い機会ということは、二カ月、三カ月以内にその人の
任期が切れるという方は、それはそれを条件にいたしまして、そのとき再任しないということで、兼職の数を三つ、四つ、最高四つ程度に押えていこう。しかしこういうことがございます。ある団体を
代表してお入りいただいておる、何々協会の会長なるがゆえに入っていただいておる、あるいは何々の長をしていただいておる役職をもってお入りいただいておるような方は、それを特別に除外していくべきじゃないか。その人がおやめになるときに
委員を差しかえるというようなことも考えておりますことと、さっきもちょっとお触れになりましたたくさん重役をやっておるじゃないか、そういう方もございます。ただいま御
審議いただいている方の中に、重役をずっと並べて見ると、五つ六つあるいは十近くもあるかと思いますが、見てみますと、たとえば取締役社長とか、専務取締役とか、会社の全責任を一人で背負って専念しておる形よりも、
相談役のような比較的閑職のような格好のものが多い場合、それはある程度認めてもよいじゃないかという
考え方もしておりますので、私
たちのほうで十分何といいますか、誠意を尽くしていくつもりでおります。