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大森創造君 それで私は、基本的にこの
鳥獣が減ってくるというのは、
狩猟ということならば、空気銃の部面で
鳥獣が減ってくるという現象を来たさないと思う、正直に言って。当たらないのだから、一発だから、少さいやつがよろめかないのだ。散弾にならない。こうやって当てるのは容易じゃない。電線にこうやって……、これは容易じゃない、当たらないものなんですよ。しかしそうすると、
鳥獣を
保護、増殖するというのは、私は
鳥獣が減ってくるというのは何かというと、やっぱり農薬、これは相当大きいですよ、調べてごらんなさい。私はいなかですからわかりますがね、ドジョウもいなければ、それからタニシもいない、これは行ってごらんなさい、ほんとうだから。それから第一、ホタルがいない。これは全部農薬ですよ。そこでそういうものをついばむ鳥が減ってくる。それから植林だ、国土建設だ、河野建設大臣が拍車をかけてやっている。演習場、こういうものだ。そうすると
鳥獣がハンティングによって実際に数が減るかというのは、どのくらいに減るかというのは実際疑問なんだ。
鳥獣が生殖して、益鳥が繁殖するのは山奥ですよ。
ハンターはそれほど山奥に行かない、ぶらぶらだから。そういう気味の悪いところへは行かない。そういうところで繁殖する。これが誇大に宣伝されているんですよ。このたび雪が降って、ごらんなさいよ、これで死んだキジは何羽ある、わからないでしょう。圧倒的に多いはずなんです、
鳥獣は雪害でもって。それからぐんぐん国土建設でやるでしょう。それから植林して下草を刈るでしょう。ホタルが一匹もいなくなっちゃうんだから。私の村なんかホタルの名所だけれども、一匹もいない。そういうことによって、大半農薬のあれが非常に多いと思うんです。
鳥獣が少なくなった理由は。またセミもいないですよ。今はそれを、片方はこれを
保護増殖するという話があるが、これにひっかけて一番健全で罪のない空気銃を押えようというふうに私は思う。空気銃の数は圧倒的に多い。貧乏人の子弟がやっている。肺病の患者がやっている。空気銃というものは零細な者がやっている。まじめな者がやっている。この雑誌を見ましても、圧倒的にこの
狩猟法の改正によってわれわれは困ると言う。私は
鳥獣を増殖して、それがこっちのほうのハンティングのほうの罪があるとすれば、空気銃じゃなくて、これは火薬銃ですよ。これを取り締まったらいい。しかし私は火薬銃も含めて、いわゆる
ハンターによるものがきついから
鳥獣が減ったという
議論は直ちに私は首肯できない。これはそういうものじゃないと思うんです。僕はどうしてもその他の原因が圧倒的だ、それに便乗されているようなきらいがある。それで、ことに空気銃は大衆、貧乏人が、数が圧倒的に多い。今の
鳥獣審議会の
委員というのは、そういう健全な娯楽といいますか、そういう面に関心持たない人が多いんですね、五十過ぎた人が多いから。今さら空気銃なんて持ちたくない、持とうともしない。これは大きなおとなが子供に対して関心を持たない、理解を持たないということに似ている。これはわれわれは子供のときにどれほど空気銃がほしかったか、私はほんとうにほしかった。空気銃というもの、これを買って無制限にやってやろう……。十六歳から本格的な火薬銃が持てる。それが一方買うことをやらしておく、十八で、そして二年間お預けだ。そして今度やるとスズメを撃つと違反。違反の数をいたずらに多くしている。私は犠牲は伴うものだけれども、そういう観点から空気銃は、何というか、私は逆に道をあけてやったらいいと思う。若い人のことを理解しないで、おとなになるというと痛切な子供の願いなんということを考えなくなっちゃう。これは人間の動脈硬化症ということだ。そういう傾向がおえら方は特に多い。そこで、子供や肺病の患者が圧倒的に多数である、多数であるけれども、そういう声を無視する、圧倒的にとっている。空気銃は、何かというと、あの自動車の窓から空気銃を撃ち込んだ不良の青年があるなんという新聞記事が出てくる。そうして愛鳥なんという言葉がすうっと人間の頭に通ってくる。しかし、私はどの点からつかまえても、スピードのよろめき運転よりはいいし、ロック・クライミングよりもいい、スキーよりいい、空気銃を持って山野を跋渉する、そしてスキーより金がかからない、そしていい空気が吸える。こういうものを不当に押えつけることがあることは残念だと思う。私の願いは二十才を十八才に下げる。銃器刀剣を所持する年令が十八才、いろいろな問題が十八才で区切ってあるのですよ。アメリカは野放図だ。十八才に下げたらいいという
議論を私はさっきやった。あなたは印刷したからもうだめだという
お話だけれども、万事だめだから、私はあなたとのらくら
問答をしても始まらない。演説やったって、
大森は荒っぽいことを言い過ぎる、雑音ばかり入ってきてどうもしゃべりにくい、
議論を幾らしてもだめだ。あなたの腹の中は、私の言うことが正しいと思っているに違いない。池田総理だって、この間
問答したが、これは所得倍増は失敗だ。失敗だって池田総理は頭を下げない。下げる気づかいはない。あなただって、これほど私がいかい声して午前中から正正堂々の
議論をしているのに、
林野庁長官のゆえをもってあなたはハンティングをやらない。
林野庁長官なるがゆえをもってそのいすから動かない。女にこれほどせっつかれても色よい返事をしませんか。(笑声)だめだよ、
長官としてこれをやっているのであって、さっき
堀本さんがあなた個人としてどう思うかと言ったって、いいかげんに笑っている。あなたが悪いわけじゃないけれども、日本の官僚はそういうことになっている。これは
議論をしても始まらないから私は終わりにしましょう。しかし、これは
質問の種がないということでなくて、幾らでもあるんだけれども、あなたはだめなんだ。きちっと農林大臣の重政氏、そこにすわっている大谷政務次官にしても、私は、
大森さんの言っていることはほんとうだと思っているに違いないと思う。それが林野庁に帰ると、何としても印刷したからとこれを固執する。これは学校の試験ならば一足す一は二と回答は出てくるが、どうしてもあなたたちは一足す一が五や二・五くらいになって出てくる。間違っておったら幾ら計算したってわからない。これでは私が幾ら大きな声でどなったって変えるつもりはない。謙虚な問題については
両方の話をとればよい。そうすればこんなに煩瑣にならない。こういうことで、みんな印刷物ばかりを防波堤にしてしゃべっていて、腹の中は、なるほど
大森さんの言うことは筋が通っていると思っても、それ以上は言わない。こうやっていても仕方がないから、こっちから私が寄っていってあなたの肩でもつかまえて言ったら、これは暴力等取り締りで私がつかまえられる。それではどうしよう。これではむだな演説をやってもしょうがない。ここのところはひとつ考えてもらいたいと思う。何万という
青少年がかわいそうだと思う。これではついついマージャンをやる。こんな煩瑣の
手続にすると、めんどうだから
ハンターは行かなくなる。ことに
青少年の
立場を大切にする態度が
鳥獣審議会にはない。みんな昔のことは忘れてしまう。あぶない、あんな空気銃なんか取り締まったらいいという
議論がすっと頭に通ってしまうのだよ。おそらくそうですよ。二十年も二十五年もたつと忘れるのだから、近ごろの若い者はふざけている、どうも軟弱だと言っている。自分が軟弱だったその当時の、昔のことを忘れている。空気銃に対する愛着、これに対する理解がない
委員ばかり
鳥獣審議会に入る。前段申し上げたように、学識経験者ばかり。大学教授、何が大学教授か。私の言うような痛切なる空気銃に対する欲求の何がわかる。堂々と並べている、
農林省だ、文部省が二人だ、大学教授と、ずっと並べている。権威のある
委員、この
委員は何も……速記録を見ると、何も言っていない。ただ日当をもらっている。
農林省のほうはこれは商売でやっている。あなた方はこういう
法律を出す。出すと、うのみですっと通ってしまう。ほんとうに痛切な
狩猟法の改正の問題について関心ある
人たちは、利害
関係者というものは入ってこない。入ったってわずかだ。私はこの問題について一番詳しい利害
関係のある人を加えたらいい。米価審議会みたいに、
自民党のひもつきだ、いや
社会党のひもつきでなくて、必ずこれは意見が一致する。
保護鳥獣というものと適正な
狩猟運営というものを等閑視しているから、
ハンターを等閑視しているから、目的税にし、
手数料を上げてもいい、研究もしないでよいということで増殖の面では同調している。なぜ利害
関係者というものを入れないのか。忙しい文部省の役人をちょこっと入れても、必要な意見を聞いても意見なんかありゃしません。同じ官庁の
農林省、林野庁の意見を聞くに違いない。県の場合だってそうだ。そこで、空気銃の生産者、これは中小企業だ。
自民党も
社会党も中小企業基本
法案なんか出している。私は、これは考えにゃならん、全般的に考えにゃならん。くどいことを言うわけではないけれども、私はこういう意味で、超党的に、このうちでほんとうにわけのわからないようなところは削除するなり修正するなりということをやってほしいと思う。そこでいろいろあるのだけれども、
委員長、いいかな、理事、
あと二、三時間やっていいかな……。