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鈴木壽君 私が申し上げることは、あるいは言い方が悪かったために取り違えておとりになったのじゃないかと思うのですが、これは直接的には新産都市の
建設を
考えてやっておるのだ、あるいは新産都市に準ずるような、主として工業的な、そういうものを中心にした
地域の
開発のためにやるのだ、こういうことだと思うのですね。今おあげになった苫小牧の例は、あそこが新産都市に指定になるかならぬかわかっておりませんが、かりにならなくても、それに準じた
地域としての
開発、そういう場合には、条件からいってもこの
事業団でやっていけばいい、私はそう思うのですよ。私の申し上げるのは、総合
開発の場合、そういう新産都市あるいはそれに準ずるような
地域でなくとも、総合
開発で今までやってきたようなところでも、こういう
事業団によって
仕事をすることがいいと思って、認可を求めてきた場合には、
大臣、認可するかと言ったら、認可すると、こういうのです。その総合
開発が大体奥地の資源
開発を中心にした
仕事を今までやってきておるのですね、全国に幾つか指定された個所を見ますと。
港湾とか、何かそういうところよりも、奥地のいろいろな資源をよりよく
開発をしていこう、こういうことをねらっておるのですよ。しかし、そういう地区にこういう
事業団を設けて、
開発の
事業を進めていくというようなことを
考えても、実際問題としては、ねらいはそこじゃなくて、認可はされないのじゃないかと、私はそういうことを端的に
考えるものですからね。そういうことは第二の問題として、ともかく新産都市あるいはそれに準ずるような
地域の、いわゆる
地域開発のための
仕事を、この
事業団によってやらせると、そういうところにだけ認可をすると、こういうことにならざるを得ないと思うのだが、その点どうか。こういう
意味です。苫小牧のことを否定するのじゃなくて、苫小牧は
お話のように、かりに新産都市の指定にならなくても、それに準ずる都市として、こういうことは認可されて
仕事はできていくと思う……。