○
相澤重明君 わかりますかね、大体
産業設備の動向として、たとえば三十四年度が二兆二千億円、三十五年度が三兆円、三十六年度が四兆円、三十七年度が三兆七千億円の投資が
日本全体で行なわれておるわけですが、そのうちの重要地点がもちろん太平洋ベルト地帯なんでありますが、六割を持っておるのですが、そのうち、
新潟とか、あるいは長野とか、富山とか、こういうような
北陸山陰
地方における
産業設備の非常に停滞をしたことが出ているわけです。私は実はそういう
数字を持ってるわけです。その点について、これは
鉄道輸送にきわめて重要な影響を持つので
——もちろんトラック
輸送もできなかったのです、トラック
輸送もできなくても
鉄道もほとんどとまってしまった。そうすると、この地帯におけるところの莫大な国家全体の
産業設備投資をしたのに、そのうちの、たとえば今の
新潟で申し上げますと、六百五十八億の投資をしているわけです。これはすでに
数字が出ているのです。
政府の調べた中で、そういうような投資をした中に、
国鉄が受け持つ
輸送量というものが大体どのくらいというのが出てきているわけです。そうすると、これに対する
国民全体、国家全体の
損害というものが出てくるわけです。だけれ
ども、その基本になるのは、
国鉄の
輸送がどうであったか、トラック
輸送が国道が閉鎖されたためにどうであったか、あるいは海運の
輸送がどうであったか、こういうことが一番大きな
輸送状況の問題なんです。そこで、先ほど私は副総裁に、一体
国鉄のブロック別にどうかということを出してもらえれば、今
政府の出された
産業設備の動向に対するいわゆる
地方の
状況というものがかなり的確に
把握できるわけです。こういう点で、
前回私おらなかったものですから、
通産省の
資料だけをもらったけれ
ども、どういうふうに当時お答えになったかということを知らなかったもので、実は
委員長にちょっとお尋ねしたわけですが、お話があったとすれば、そういう中で、
北陸、山陰、信越等のきわめて重要な
産業に影響を与えておりますので、こういう点についても、今後私
ども国会としては、こういうことは再びないことを望むのでありますが、あったときには、
国民のそういう生命財産の問題から
考えて対処しなければならぬ、こう思いますので、私は先ほどの
国鉄輸送というものの重大性をこの際お互いに
国民の各位にも認識をしてもらう必要がある、同時にわれわれはそれにこたえるようにしなければいけない、こういうように思うので、
資料要求をしたわけです。ですから、私は単に
除雪費がどのくらい、
人件費がどのくらいという大ざっぱな計算だけではなかなかこれは出てこないと思うのですけれ
ども、ひとつ
国鉄は、先ほど
河野委員が言ったように、各省ともいわゆる
数字を出してくる場合に、
国鉄が比較的こまかい
数字を持っているわけです。また、そういうことができるわけです。そういう問題で、この運輸
交通に関する限り、
国鉄の持つ
重要性ということから
考えて、ぜひこういう点については、ひとつ副総裁のほうで、なるべく的確にこのブロック別の
被害額というものを出してもらいたいと思うのです。そういうことが、
政府の中においても、ともすれば、
国鉄を軽視すると言っては語弊があるけれ
ども、なかなか資金需要等の問題について大蔵省が四の五の言う場合があるのだけれ
ども、こういうときにこそはっきり
数字を出して、なるほど
国鉄の
重要性というものを認識させる必要があると私は思う。そういう意味で、ぜひひとつ
数字をあげて、先ほど申し上げたように出していただきたい。それから、副総裁がお答えになった、たとえば予定の
輸送トン数あるいは
輸送人キロ等についても、これはすでにお答えが簡単にできると思うのですが、これはやはり
数字でひとつこの期間についてあげていただきたいと思うのです。そうすることが非常に参考になると思うのです。
それから、いま
一つは、この間新聞によりますと、長岡の駅長ですか、何か病気で倒れたというのがあって、自衛隊から、
感謝をされたというのがありましたね。そういうような非常に不眠不休で長時間労働に従事したために病気になった人や、不幸病に倒れた人があると思うのです。こういう人に対しては、
国鉄としてはどういうふうな処置をとっておるのか。お見舞をしておるとか、あるいは丁重に扱っているとか、いろいろあるだろうと思うのですが、どのくらいの人数があるのか、それからどういうことをやっているのか、これは私はただ新聞で、自衛隊から
感謝状を贈られた、こういうことを見ただけでありますが、
国鉄としてはどうしたのか、ひとつ副総裁からお答えをいただきたい。