○柴谷要君 関連です。私はこの
委員会に列席した特別
委員が、皆さんと接して一問一答の中から受け取る感じと、議事録を読んでみてこの特別
委員会のあり方というものを見た場合とは、たいへん違いができると思うのです。その点で、本日私はこの点だけ明確にしていただきたいと思う点がありますのでお答えをいただきたいと思うのでありますが、先ほど河野先生が、国際
東京大会に招く外人
選手の予算というものをお聞きになりました。一億七千万円必要だ、三百四十九名の人員である、こういうふうな
お話がございました。それに対して
岡田先生から、各国にはかくかくの人員割当で招請をし
ようという予定コースがある。しかしそれに対して
参考人の皆さんからの御答弁は明確にこれを答えておりません。明確に答えておらないということが、この議事録にそのままになっておりますと、列席をしない
委員が読んだ場合に、何のために一億七千万円の金を一体取ったのか、こういう疑問が起きてくると思います。その疑問がひいては
オリンピック全体の予算に対する不信感が出てくる
ような感じがいたします。非常に大事なことでございますから、この一点だけは明確に
参考人の皆さんのほうからおっしゃっていただきませんと、私
どもはこの
オリンピックが国際的な問題だけに成功さしたいということですから、必要な経費はできるだけかき集めて——と申し上げると失礼ですけれ
ども、集めてりっぱにやってもらいたいという
希望があるわけでありますから、決して皆さん方がふんだんにある予算の中から乱費しているなんという気持は毛頭ございません。私
どもが町会の運動会をやるについて、十五万円ぐらいの予算で町会の人を集めて一日やる運動会ですら、一週間も十日も前から案を練って真剣にやらなければ、楽しい運動会の一日を終わるわけにいかん。この
ような小さな問題ですら、その
ように真剣にやるのですから、ましてや国際的問題を取り上げてやろうという担当の皆さん方の御苦心というものは十分私
どもはかり知ることができるわけです。それだけに、日々行なっておりますことが一人の人も不審を持たれることがない
ように、国会に来ましたときには、どうかひとつ克明に御答弁をいただきたいと思うのです。そういう意味から、先ほど
岡田先生が申し上げた各国に割り当てた数字がどうしていまだ確定されないのか。確定されない理由は招こうとする
選手が該当しないのか、それとも
日本選手強化のために役立つ
ような
選手でないのか。そうなりますと、員数が非常に減ってくるとかあるいはふえてくるとかいう問題があると思いますので、こういう点を慎重にして、しかも獲得した予算の
ワク内でやろうとするために今日非常に選考に苦しんでおるという
ような実情があるならば、そういう点を明確に
参考人の方から御発表いただいて、ぜひ議事録に残していただきませんと、この
委員会に出ておらない
委員諸君が真剣に
オリンピックというものについては関心をもって読んでいただいておりますから、そういう意味で本
委員会に御答弁いただく際には、どうかひとつ皆さん方のお気持が率直に国民に伝わる
ようにという気持から御答弁いただきたいと思う。そういう意味から
岡田先生が先ほどから申し上げております
ように、
東独からは一人も招聘するという形がない。しかも
西独からは八十一人という他国に比較して膨大な数字が載っておる
ような内容になっておる
ようでありますから、こういうものは予算を取るためにそういう数字を盛って金を取ったのか。実は
日本選手強化のため、また
オリンピックを円滑にするために各国にそういう員数を割り当ててやったのか、こういうところをひとつ腹蔵なくお聞かせいただいて、ぜひ御協力をいただきたいとこう思いますので、ひとつお答えをいただきたい。