○藤田進君 いや、そうこだわりませんけれ
ども、
オリンピアスとして売りだし、残るという状態は不評を買ったという割り切り方も少し早いと思うのです、私の感じでは。大体私
どもたばこ吸いですが、案外けちなものでしてね、十円の
寄付というのは、
オリンピックの非常に盛り上がってない点も一つ盛り上げていただく効果もねらい、かつ
寄付金の集約もしていただくということで、私
ども傾聴すべきものだと思うのですが、ただ、売上
価格五十円に対して二割の十円の
寄付ということは、四つ買えば
ピースならもう一個買えるなという感じは出てくると思うのです。これはいろいろな
意見が出ましたけれ
ども、これは党でお互いにきめているわけではないのでありますが、約七億ばかりの専益盛金に余分の
益金があるとすれば、これをこの中で
ピース並みの
利益にして、十円のものを五円にしていけば、
資金財団も影響がないので、三億
予定されているならば大体三億充当させるということで、大体売れ残りのないように、三億満たす
意味においても案外五十円なら買いやすいという
意見があって、それならなおけっこうです。そうすると十六円あまりの専売
益金になりますか、ということなんだが、さらに一歩譲って五十五円にするという説もありましょう。そして将来は五十円になると、五十円なら
ピースよりはいいから、ひとつときにはこれを買ってみようかと、あるいはこれが常用されるという事態もあるのじゃないか、このように思うわけで、そこで二つの点ですが、一つは、そういったいろいろの点が出されたけれ
ども、これはこれだけの
質疑を通じてさらに検討し、また
質疑を続けまして最終的に御要求のようにすみやかにどうするかきめなければならぬでしょうから、その際に専売当局とされては、まあ従来の他の
たばこの
利益金と同じような
方法でもってやると、二十六円何がしで、これをくずすわけにはいかぬとおっしゃるけれ
ども、これをそっくり
寄付しておけという
意見もあるし、その他、私としてはまた別に今言うように、二割でなしに案外一割くらいでもいいんじゃないか、そのかわり売れ行きのほうがいいんだから三億が集まりやすくないか。あとあと続けていかれるかどうか知らないですが、いずれにしても
国民が感じよく買っていくということのほうがいいんじゃないかと思うのです。そこらの余地が、
提案されたほうから修正してくれていいというわけにもいきますまいが、いろいろ与党のほうでは議論されて、大蔵部会のほうでおやりになったと思うのです。少なくともここで聞く限り、全与党の議員の方々に消化されていないような印象を受けるわけで、そうすると、私のある種の修正ということについて、受け入れの御用意があるのか、これをいかなる修正であろうと、
金額、売り出し
価格、そういったような
部分に関する限り修正があるとすれば、これを取り下げる、取りやめるというくらいにまでのお
考えなのか、その余地があるのか、これはお互いに検討する場合にぜひお伺いしておきたい。
それからもう一つは、今のつぶすのだと
監理官は言ったんだけれ
ども、つぶさなくていいときにはやはりつぶさなくて、相当な売れ残りがあれば意匠を変えて売り出せばいいということならそれでもいいんじゃないかと思うのですけれ
ども、やはり一たんつぶさないと、専売の従来の慣例上まずいのかな。