○
海原政府委員 過去のことでございますし、かつ若干事務的な面での見解がございますので、私からさらに補足御
説明申し上げますと、
F104の
決定ということにつきましては、第一次
契約では別に
機種はきめておりません。いわゆる当時センチュリー・タイプの飛行機ということで、そこは疑問になっておったわけであります。かつ、その
機数につきましても、当初は三百機ということでございました。それがいろいろな事情もございまして、とにかく
機種をきめると同時に、その
機数が変わっております。かつ、それに要する
費用等も変わっておりますので、これはかりに一次
計画というものがございましても、その一次
計画と書いてあるきめ方から
考えますと、当然に
国防会議というようなもので御
審議をいただくべきものである、このように当時は判断されたものと
考えます。
さらにはP2Vの
継続生産でありますが、P2Vの
生産につきましては、実はこれは
国防会議として
決定をしたか、あるいは
議員懇談会で行なったか、私はっきり記憶いたしておりません。いま調べましたら、まだわかりませんが、私の記憶が正しければ、これは
国防会議でなしに、
懇談会でなかったかと思うのであります。これも、当初の
生産に入りますときには、
アメリカとの間の対
潜哨戒機の
共同生産ということにつきまして、何分にも初めてのものでございますので、どういう
機種を採用するかということにつきましても、いろいろ根本的な問題がございます。したがいまして、これが
国防会議にかかりましても、
それなりに意義のあることだと思っております。
今回の
バッジの
機種の
選定につきましては、私も実はそこまで、前にどうであったからどうだということは、まことにうかつで申しわけありませんが、
考えておりませんでした。ただ、二次
計画に一応
予定されました
機種の
選定なり、これが当初の
範囲内で行なわれるならば、それは
報告事項でいいのじゃなかろうかということで話がまとまりました。
先生も
御存じのように、
国防会議で何をやるかということは、主としましては一応
事務局という
補佐機関がございますから、ここで事務的には調整される次第でございます。したがいまして、
大臣も申し上げましたように、
事務当局の間ではこれをかける必要はないということになっておりますからということで御了解を得た。過去のこととあわせまして、実はどうすべきかということを
考えるべきであったかもしれませんが、そこは私
ども事務当局のうかつでございました。そこまで
考え及ばなかったことにつきましては、私
どもの
責任でございます。そういう事情をひとつ御了承願いたいと思います。