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安宅小
委員 質問する方でも気をつけますが……。
それで、どうもそういう点であなた方の第三次五カ
年計画というのは無原則で、ただ所得倍増
計画か何かに合わせて、経済の伸びはこれだけになるからこれくらいになるだろう、これくらいにしないとその要請にこたえられないだろう、こういう頭だけでやっているものだから、減収になったりすると、がたがきたり、それからあわててみたりしておるのではないかと思うので、ことしは景気がよくなるからその減収も取り戻せるだろうなんということを言っておるのは、そういう頭の中を裏書きした
答弁だと思うのです。しかし、減収というものは、若干の景気の刺激政策をとったからといって、それは一部のところだけが増すだけであって、今までそういう景気の刺激政策をとった場合に、全般的にその減収が取り戻せるようなところまできたためしというのは、ほとんどないのです。その
あとは必ず不景気がきているんですよ。今まで高原景気だとか神武景気だとかいわれたけれども、これは
公社の増収には影響がない景気の刺激政策なのですからね。ここのところは間違わないで立ててもらわないと、三百三十億増の
計画を立てても、また繰り越し、繰り越しになっていって、結局五カ
年計画が延びざるを得ない。どこかから金を持ってきて、第二次五カ
年計画中に二回も
計画を変更したみたいなぶざまなことをもう一回しなければならなくなる、こういうような気持がしてならない。その方向は、しかも第二次五カ
年計画とは別に、反対の方向にいくような心配を私は非常に強く持っておるのです。そういう点で、この
建設工事の問題についても、よほど慎重な配慮をして、そうしてもう一回その
計画そのものをよく冷静に見渡して、
計画を変更するなら変更せざるを得ないような、そういう対策をやはり準備しておかなければならないのではないか、こういうふうに思うのです。どうも無
計画過ぎるような気がしてなりません。たとえば、さっき私が電報の中継交換のことを言いましたら、
あとはないと言うけれども、ある局なんかは四〇%くらいしか進行していないまま放置しておる電信中継交換のところがあるのではありませんか。それはどういうふうにしてやるのか。これも
ほんとうは聞きたいところだけれども、私は、この次
あたりに、もし
答弁のいかんによってはやろうと思っておる。しかし、そういうことはきょう言わないけれども、たとえばそういう無
計画なことというのは、数え立てれば枚挙にいとまがないんですよ。たとえば西宮の局の仁川の従局は本局の方に戻してきてやっているような、そういったやり方をしておるそうですが、あそこに採用になった
交換機にいたしましても、これは非常に困った結果になっておるのではありませんか。私もよく知らないのですが、ドイツから輸入した
交換機というのは、日本にたった一カ所ここだけあるようですね。モーターベーラーというのですか、その
交換機なんかはなぜああいうものを入れたのか。そうしてクロスバーならクロスバーに大体統一されているときにおいて、そこだけなぜそのまま投げておくのか。そういう点どうですかね。これも
一つの無
計画の落とし子みたいなものだと思うのですが、この措置をどうするおつもりですか。