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久保委員 どうも私の
質問もしろうとでありますから、
局長ちょっとわかりにくいのだろうと思うのです。そういうわけで、私もあなたの
答弁が的はずれのように思うのです。私のお尋ねすることがわかりにくかったならば、
一つわかりにくいということを遠慮なくおっしゃっていただきたい。
今
お話がありましたが、
専用船の
長期契約は七〇%
程度であろう、
あとの三〇%がいわゆるフリーであるということの
説明でありますが、七〇%という
比重は大
へんな
比重だと思います。だから、これに対してどうするかということです。今のままでいくと、この前も申し上げましたように、
日本の
海運というのは、残念ながら、
体質が弱いためもありますので、いわゆる所々方々から金を借りて、あるいは
債務保証を受けるというようなことから、
他人に隷属せざるを得ないような形に今日なっておるということをまず率直に認めなければいかぬと思うのです。これを認めないでいろいろ言われても、これは残念ながら話だけになってしまう。だから、結局そういう隷属した形でおりますから、
荷主なりあるいは
造船というものから独立し得られない立場が相当あると思う。結局ほかの
産業に隷属した形は、
先ほど申し上げたように、
海運には
食道はあるが
胃袋がない。この
関係をどうするかということがまず大事だと私は思う。これを度外視していろいろ言われても、これは話にならぬと思う。この今日提案されたものについても、
食道から
他人の
胃袋に直結するパイプをさらに
強化するということには役立つが、これを切り離して自分の
胃袋に
食道をつなぐという役にはちっともならないのじゃないかと私は思う。卑近なたとえ話で申し上げましたが、今の七〇%の
長期契約というのは、七割が押えられておる、そういう隷属した
関係にあると思う。これに対する排除の
方法は何にもない。結局このしわ寄せが、この
集約で参りますと、オーナーに行きます。こういうことも
一つ考えていただかねばならぬと思うのです。いずれにしても、
専用船対策というか、それに対する
構想はあまりないようでございますが、何か別にございますか。将来の
専用船の
あり方はこうあるべきだというようなことはございますか。