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野々山一三君 さような
趣旨と言われる、さような
趣旨というものを私なりに受け取れば、
政府としては、あるいは
政府与党としては、
予算関係法案を通したい、だから
会期延長をやるのだというのでありますけれども、一体ここまでこなければならない背景には二つの大きな
条件がある、
条件となるものがあった。
一つは、
予算委員会でも非常に強く主張され、
議論をされようとした、
衆議院における
審議段階において、
石炭問題を中心に
与党と
社会党との
話し合いというものをほごにして、そのことのために空白四日間というものが生まれた。
これが
審議日程を非常に狭めた。もし、かりに
政府において、あるいは
与党において、そういうような不信義とでもいうか、そういうことがなかったとすれば、一体こういう
会期延長という
事態は起こらなかった。その第二の
理由は、本院における
各種の
委員会で全く気違いじみた強行的な扱いをしたということのために、非常に
事態がこじれた。これはやはり
政府与党の
責任なんです。もし、ああいうことがなくて、
各種の
委員会が、あるいは
与党対
社会党との間における
話し合いというものが、正常に行なわれておったとするなら、こういう緊迫した
事態というものはあり得ない。そういう点からいうならば、
政府与党はやはりそれに対して
責任を感じなければいかぬ。
会期延長という以上は、私をして言わしむるならば、さような強行、無暴な、不当な
処置をとった、その
責任は
政府にある。その点はやはり
責任を感ずるということが
前提にならなければ、
会期延長ということの
事態に至った
条件を認めることができないし、
会期延長の
理由というものを容認することはできないわけです。その
事態を明らかにしたい。したがって、私は先ほど申し上げているように、あなた方でさらに
答弁ができるならしてもらいたい。そうでないならば、しかるべき
政府の
責任者にも出てもらって、
官房長官の
出席を求めて
事態を明らかにしてもらいたい。
国民の前に、
会期を一日
延長するということの
事態を、事の是非を、
責任とともに明らかにすることによって、
会期延長というものを容認するならしたい。そのことがなければ、私はまだ
会期延長の
理由を今言われたようなことでは認めることはできない。
官房長官の
出席を要求したい。その
処置をとってもらいたい。