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説明員(
上川澄君)
災害対策基本法によるところの防災体制の整備につきましては、自治省あげて、これの強化に指導をいたしております。
さらに次の
市町村の
消防力の問題でございますが、私
どもは昨年の八月一日に
消防力の
基準、すなわち
市町村がどの
程度の
消防施設を持てばいいかということにつきまして告示をいたしまして、この告示の線に沿って、
市町村が
消防施設の整備をいたすように努力をいたしておるわけでありますが、
市町村の財政事情その他によりまして、必ずしも告示どおりの整備ができていないというような
状況でございまするので、
昭和二十八
年度からございまする
市町村の
消防施設整備に要する
国庫補助の
金額がございまするので、これを来
年度はぜひとも二分の一
補助といたしまして、本
年度七億のものを約二十一億
要求をいたしておるわけであります。この数字が確保できまするというと、
市町村の
消防施設は急速に強化されるものというふうに期待をいたしております。来
年度予算の概算
要求に対する
予算の説明は一昨日済んだわけでありますが、二分の一、二十一億というこの数字というこの数字をぜひとも確保したいというふうに
考えております。
それから貧弱町村に対する
消防器具の改善につきましては、私
どもの
消防研究所がございまして、ここにおきまして、いろいろな角度から
消防機械器具の改善あるいは改良について研究を進めております。特に顕著なものといたしましては、もうだいぶ前になりまするけれ
ども、貧弱な町村の小型の可搬式動力ポンプ、あるいは大型でございましても、従来三本使ったものを一本で済むような吸水管を普及させるというようなことを当研究所でも実施いたし、研究をさらに続けておるというようなことでございます。