○角屋
委員 三宅島の火山噴火による
災害の
状況について、
関係各省から簡単な御報告があったわけですが、私は
現地の
状態を直接参りまして視察したわけではありませんけれども、当面の二、三の点について御
質問申し上げまして、またいずれ今週末に
災害の特別
委員会が開会されるわけですから、
関係委員の方々の希望等も承りまして、さらに御
質問願う運びにいたしたいというふうに
考えております。
なおまた、この機会でありますので、次回の
災害対策特別
委員会の際には、数日前の台風十四号の
災害状況等についても、
各省それぞれまとめておいて、特別
委員会の冒頭に御報告願うような手配を希望いたしておきたいと思います。
ただいま
気象庁長官から
お話があったわけでありますが、その中で、今後の見通しの問題について、現在の観測
施設の
状態にこれありというふうな
お話で、ちょっと
お話が出たわけでありますが、今度の台風十四号は別といたしまして、それ以前の数個の台風についての観測というふうなものが、必ずしも当初報道されておったような方向でいかずに、雲散霧消とはいいませんけれども、
状態が変わったというふうな問題もあり、また、最近の火山の活動
状況から見て、関東の大震災もあるかどうかというようなことを週刊誌等でも書いたりして、気象の予報あるいは最近の火山の活動
状況からする今後の予測というような問題については、非常に国民の中にも関心が高いわけであります。
問題の焦点をしぼって三宅島に限定をすれば、やはり臨時の移動班というか、
調査班というか、そういうものも動員して住民の不安を解消するような
対策というか、そういう機動的な活動というものができるのかできないのかというふうな問題ももちろんありますし、気象庁のようなきわめて地味な官庁というのは、ややもすれば、
予算の折衝の過程で万全の
対策を講じたいということでいろいろされても、バック・アップがなかなか十分されないという点もあって、
大蔵省から場合によってはまっ先に切られてしまうという危険性というものが私は必ずしもなくはないと思うのでありますけれども、そういう泣き言を気象庁として言っておってもしょうがないわけでありますし、必要なものは当然
予算的な
措置を当面並びに明年度
予算において講じていかなければならぬかと思うのであります。今若干散漫的に申し上げましたけれども、三宅島の今後の見通しというようなものに対し、現在の観測体制から見て不十分であれば、機動的なそういう
措置を講ずるようなことはできないのかどうかという問題と、最近の火山の活動
状況というものから見て、当面の全国的に配置されておる観測体制というものはきわめて不十分だというように過般の
委員会でお伺いしたわけですけれども、これもやはり来年を待ってというようなゆうちょうなことでなくて、最近の火山活動の
状況から見て、必要なものから、やはり予備費の流用——近く補正
予算も、
災害の問題を初め、公務員の給与改定、石炭の特別
対策、各般を通じて当然これは次回の国会には俎上に上るわけでありますから、来年を待たずに、必要な問題については、積極的に本年度の補正の中でも
措置するように
努力されねばならぬかと思います。
さらにまた、最近の火山活動の
状況から、相当な規模の地震というふうなものが世上伝えられておるわけでありますけれども、こういうふうな問題について、
気象庁長官からお
考えを承っておきたいと思います。