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1962-03-30 第40回国会 参議院 農林水産委員会 第22号 公式Web版

  1. 会議録情報

    昭和三十七年三月三十日(金曜日)    午後五時八分開会     —————————————   委員異動 本日委員仲原善一辞任につき、その 補欠として小沢久太郎君を議長におい て指名した。     —————————————  出席者は左の通り。    委員長     梶原 茂嘉君    理事            石谷 憲男君            櫻井 志郎君    委員            青田源太郎君            植垣弥一郎君            岡村文四郎君            小沢久太郎君            木島 義夫君            重政 庸徳君            柴田  栄君            温水 三郎君            藤野 繁雄君            天田 勝正君            千田  正君   政府委員    農林政務次官  中野 文門君    水産庁次長   村田 豊三君   事務局側    常任委員会専門    員       安楽城敏男君     —————————————   本日の会議に付した案件 ○漁業法の一部を改正する法律案(内  閣提出) ○水産業協同組合法の一部を改正する  法律案内閣提出)     —————————————
  2. 梶原茂嘉

    委員長梶原茂嘉君) ただいまから農林水産委員会を開会いたします。  漁業法の一部を改正する法律案閣法第一三二号)、水産業協同組合法の一部を改正する法律案閣法第一三三号)、以上参議院先議の二案を一括議題といたします。  両案に対し質疑を行ないます。御質疑のおありの方は、順次発言を願います。
  3. 木島義夫

    木島義夫君 それでは、十三日かなんかと思いましたが、イーグルコリア号のチヤーター問題について調達庁調べたところが、イーグル号米軍の依頼で油を陸揚げして、陸揚げすると同時に関係がなくなった、だから米軍とは関係ないのだということが調達庁の返事であった。こういうことであった。ところが、横浜地方裁判所川崎支部女裁判長調べでは、イーグル号はタイム・チヤーターでいまだに米軍との契約期間が残っている、だからしてこの船は米軍の船である、だから事件米軍関係として交渉することはできるので、民間の交渉でなくやれるであろう。こういう話なんだが、一体それはどういうことであるか、また調達庁調べではそういうことであったというのは、次の第二の問題と矛盾するのですが、これらのことについてこの間質問したところが、あとで返事するということでそのままになって、どういうふうになっておりますか、御説明願いたい。
  4. 村田豊三

    政府委員村田豊三君) イーグル・コーリア号横須賀で軍用の油を陸揚げしまして、その帰路第二海堡のところで座礁して今回の事件が発生したというふうに言われております。その際のイーグルコリア号米軍との契約関係横須賀における陸揚げによって完全に終了しているのか、あるいはまたただいま御指摘のように契約関係がなお存続しておるかどうかという解釈の問題は、先般も調達庁のほうから御答弁があったと存じますが、この点についてのお答えは、水産庁からは直接お答え申し上げる筋合いでもございませんので、調達庁のしかるべき方からお答えするのが筋かと存じます。
  5. 木島義夫

    木島義夫君 調達庁のほうから御返事願いたいですね。またその横浜の裁判所の川崎支部ですか、そこでドック調べたところ期間契約だということはわかった、こういうことに対して水産庁は何も関係ないですか。
  6. 村田豊三

    政府委員村田豊三君) 米軍とのこのイーグル・コーリア号雇用関係が法律的にどう解釈されるべきであるかという問題につきましては、所管は水産庁とは何ら関係のないことでございます。なおこれにつきましては先般先生の御不在のときであったと存じますが、調達庁責任者から、これは明らかに軍との雇用関係が切れておるという解釈を御答弁になったようでございまして、私どももそのつもりで本件事後処置につきまして対処いたしておるような状況であります。
  7. 木島義夫

    木島義夫君 そうすると、この女裁判長調べたような事実があるのですか、ないのですか。
  8. 村田豊三

    政府委員村田豊三君) ただいま御指摘のような事実があるかないかは、私どものほうでは承知をいたしておらないのであります。
  9. 木島義夫

    木島義夫君 私不在であったからわからぬのですけれども調達庁のほうでもう一度答弁してもらいたい。あのとき私の質問は保留しておいた。質問したときにはいたが、答弁したといってもいないときに答弁したってわからぬ、調達庁の方に来てもらおう。
  10. 梶原茂嘉

    委員長梶原茂嘉君) ちょっと待って下さい。
  11. 木島義夫

    木島義夫君 横浜地方裁判所川崎支部によってイーグル・コーリア号に関する証拠保全措置が、川崎日立ドック内で行われたというのだと思いますが、こういうことは水産庁は無関心でいいのですか。
  12. 村田豊三

    政府委員村田豊三君) 事件善後措置につきまして、水産庁関係方面にはそれぞれの連絡なり、あっせんなりの処置はとって参っておりますけれども、これはよく御承知のように、直接的には、本件の両当事者でありまするイーグルコリア号と直接被害を受けました漁民側の代表のそれぞれの弁護士の問で、ただいまこの善後措置についての具体的な話し合いが進められつつあるようでございまして、これらにつきましては、直接賠償関係の問題はこの両当事者で解決されるのが本筋でもございますので、それはそれとして、両当事者のほかに第三者を加えるという話も両当事者間で話し合いが進んでおることも承知をいたしておりまするが、それはそれとして、ただいま話し合いが進んでいるということを承知いたしておるのであります。もちろん、それだけでこの問題が全部片づいたわけではございませんので、損害賠償の問題を離れましても、あれだけ被害を受けました漁民の立ち上がりのためのいろんな対策が必要でございます。それらの対策につきましては、いち早く県当局でも相当な具体的な対策を立てつつ、ただいまいろんな計画が進んでおりまするし、必要に応じてまた国といたしましても県とも連絡をよくとりました上で、国としてもとるべき処置が必要な場合にはそれも考慮して参らなければならぬ、かように考えておる次第であります。
  13. 木島義夫

    木島義夫君 水産庁の御報告はそれで大体私は満足できますが、とにかく調達庁の、私の質問した一と二が全然矛盾しておるような状態なのですが、これに対するけじめが私にはわからないのです。調達庁が、これは軍需物資を荷揚げしてしまったのだから、もう軍と関係ないという報告を一面しておる、こういう事実があるとするならば、第二のこの女裁判長調べたときにはタイム・チャーターということがわかった。しからば、そういうことを軽々しく責任のないような報告調達庁がしたとするならば、調達庁というのは、われわれは安心して信頼することはできないという結論になるのですから、そのあやを私は聞きたいのです。ですから調達庁から出て、この質問に対するお答えをもう一度してもらいたい。私は地元として責任がありますから。きょうでなくてもいいです。どういうことなんですか、委員長
  14. 梶原茂嘉

    委員長梶原茂嘉君) 適当に理事とも相談しまして、御希望に沿うようにいたします。
  15. 木島義夫

    木島義夫君 そういうふうにお願いします。それでは私それでいいです。
  16. 梶原茂嘉

    委員長梶原茂嘉君) 他に御発言はないですか。     —————————————
  17. 梶原茂嘉

    委員長梶原茂嘉君) この際、委員異動について御報告いたします。  本日、仲原善一君が辞任、その補欠として小沢久太郎君が選任されました。速記を止めて。   〔速記中止
  18. 梶原茂嘉

    委員長梶原茂嘉君) 速記を起こして下さい。  本日は、これで散会いたします。    午後五時二十七分散会