○
佐々木(秀)
委員 そうした臨時等もございまするし、まあ雇用
関係が一律でないという点もございます。しかしながら、これらに従事するおのおの人たちは、やはり常に生活の安定ということを前提として働いていただくということでなければならないと思いますから、将来これらの点についても、あるいは拠出制による退職金でも何でもよろしゅうございます、何かそれらの点を考慮して、そして不安のないような
立場において業務をやっていただくというようにぜひ考慮を払ってもらいたい、こう
考えます。
そこで、あとは
質問というよりも私からも要望おし上げまして、時間がかかりますから一々のお答えがなくてもよろしいと
考えますが、
一つ今申し上げました選手の待遇改善、あるいは賞金、あるいは共済制度、これに対しては従来のような一方的な選手だけの積み立てでなくて、施行者においても相当な配慮を払う、その他のいわゆる団体においてもみなこぞって選手の待遇改善に協力するということに取り計らうようにいたしてもらいたいと思います。
それから、施設の改善、これは当然行なわなければなりません。今のような各地の
競技場を見まして、だれもこれが
大衆健全娯楽だとはっきり答える人はおそらくなかろうかと思います。やはり
健全娯楽に持っていくためには、
健全娯楽に適したところの施設の改善をやる、そういう点に対しても十分
一つ考えていただかなければならないと思います。
それからもう
一つは、選手の、ことに訓練の問題でございますが、これに対してどういう
考えを持っているか知りませんが、やはりこの選手の訓練ということは非常に大事です。たとえば、われわれ政治家にも政治家としての職責を果たすために立法
調査費というものがございまして、今回のいわゆる待遇改善におきましても三万円という立法
調査費をやはりとっております。俸給の三分の一ないし四分の一というものを、やはりその人の働くためのいろいろな基礎資料を作るためにとるのでありますから、ことに選手は
競技をやるんですから、
競技をやるためには訓練がなければできません。そういう点において、ただ目くされ金のようなわずかなものを訓練費用に充てたからこれでよかろうというようなことでは、選手としての体面を保つわけには参りませんから、そういう点についても思い切った予算的の処置をしなくちゃならぬ、ただ心がまえだけではいけないのでありまして、やはりこれくらいの予算をつけるんだということによって
一つ誠意を
示してもらいたいと思います。
その他いろいろありますが、いずれまた、こういう
審議だけではなく、われわれの
考えというものは前の
国会においても
附帯決議に盛ってあるから、あの
附帯決議を
一つ尊重して、そうして十分に
大衆の納得するような
健全娯楽に持っていくために努力すると同時に、今後
競輪によっていろいろな
犯罪とかあるいは疑惑とか不正の起こることのないように、十分なる
監督をやっていただきたいということを申し上げ、これにまた従来いろいろな問題で取り残っているものもあります。小型自動車の方におきましても、あるいは
競輪場の問題等もまだ未解決になっているし、譲り渡し等も認められているんですから、こういう点についても早急に
一つ解決するものは解決して、すっきりした形で再出発してもらいたいということを申し上げまして、
通産省に対する
質問は一応終わります。
そこで、社会党の
廃止法案でございますが、先般来私はいろいろと
英国の例やあるいは
ギャンブルに対する
考え方など申し上げているのでありますが、社会党が今回小型自動車と
競輪の
廃止、そうして一年の間にその利益をもって処理していくという
考えでございます。たとえば
ギャンブルと申しますと、
競輪やモーターボートあるいはオートバイだけでなく、
競馬その他宝くじ、これも
一つの
ギャンブルだと思います。大きな
数字であります。それから
パチンコのごときは
競輪の三倍以上、
昭和三十五年の売り上げにおきましても二千六百億、あるいは三十六年においてはおそらく二千八百億というような膨大な売り上げを
示しておると思いますが、これらの点に対しまして、
ギャンブル全体に対して社会党は将来どういう方針をお持ちでありましょうか、その点
一つ根本的な
考え方を承りたいと思います。