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亀田得治君 これは、中身に触れた御回答が若干でもあるかと思って、実は期待してきたわけですが、それじゃ、ちょっと希望を申し上げておきますが、
一つは、書面で最高検のほうに照会されて、最高検のほうから福岡高検のほうに照会されておるようですが、福岡の高検から、また書面で熊本の地検へ照会するというふうなことでは、なかなか私が具体的に御
指摘したような点についてはつかみにくいと思います。だから、ぜひこれは、できれば最高検の方が出かけてもらって、直接私は調べてほしいと思うのです。そうしませんと、これは必ずこちらの人が言うていることと違ったものが出てくる。そういうことになれば、国会の審議も時間がかかりますし、食い違いができれば、私といたしましても、実は人の名誉に関することまで申し上げておるわけですからね。食い違いができたからといって、はあそうですかというわけにはいかない。必ず地元のほうからも来てもらい、真相というものを、両者が立ち会って、われわれに答えてもらうというようなことになると思う。だから、そういうむだなことを、行ったり来たりせぬように、ぜひ直接地検に、最高検なり
——最高検のほうが一番いいと思いますが、それが不可能であれば、福岡の高検の方が出かけていって、そうして
事情をはっきり調べてほしいし、その際に、もう熊本には各種の
関係者がおるわけですから、変だと思われる点は聞いてもらい、訴えておる人
たちから聞いてもらえば、すぐ矛盾というものはわかるわけですから、そういうひとつ調べ方をお願いしたい。ぜひこれは……。
それから、前の野田検事正の件につきましては、たいへん私は、こういうことは、検察の相当な責任にある人の
立場として、不愉快に思っておるわけですが、ホテルの部屋を予約したのが竹林という常務のようです。竹林というのは被告発会社の重役ですね。それから、この部屋割りなどの世話をしたというのは、大則というやはり常務が会社におられるようです。その人のようです。で、こういう問題にまで触れておるわけでして、こういうことが実際だといたしますと、なるほど招待主は三井鉱山でありましても、働く
関係が強くなってくる。しかも、もう
一つは、三井鉱山の
関係の告発
事件というものが、熊本地検に相当件数かかっているはずですよ。だから、招待主が三井鉱山だからといって、それは
関係ないのだというようなことにもならないのです。だから、この辺のこともひとつしっかり調べてほしいと思います。これをつけ加えてちょっと申し上げておきます。いろいろこまかい事実
関係のことで、その後さらに付加して私
たちお聞きしたことがあるわけですが、あまりこまかくなっても、まだ法務省の報告がないわけですから、後に譲りたいと思いますが、まあ今の二つの点だけ、これは私、ちょっと重要だと思いましたので、実は
電話ででも申し上げようかと思ったくらいでして、そのこともあわせて
連絡をしてもらいたいと思います。非常にこれは確実なことのはずです。まあそういうことでしたら、ひとつ
委員長、まあきょうの散会後の
理事会のほうがどうなるかわかりませんが、もし今国会中機会があれば、その際に間に合えば御報告を願うようにして、もし今国会なければ、やむを得ませんから、閉会中の
委員会開会のときには少なくとも間に合うと思いますから、その際に御報告をいただきまして、そのとき
質疑もいたしたいと思いますから、本日のところはこの
程度にいたしておきます。
もう
一つ。実は、これもたいへん時間がおそくなって恐縮なんでありますが、岡山県の公安
調査局のスパイ活動
事件の問題です。時間がありませんから、ちょっと
質問申し上げるのは遠慮いたしますが、公安
調査官の長尾照一という人が、岡山の
家庭裁判所に勤めておられる横林良昌君、これは元、全
司法労働組合の岡山の支部長もされたことのある人ですが、この人に対しまして、お前がスパイになることを承諾しないのであれば、
裁判所に勤める希望を持っているようだが、それをじゃましてやると、こういうことを当時学生でありました、岡山大学の学生であった横林に申しまして、結局、スパイの仲間に引きずり込んだわけです。自来こうずっといろんなことがあるのですが、まあ最近になりまして、非常に良心の苛責に耐えかねて、
組合の役員会でそのことを
説明したと、こういうところから、実は地元では非常な問題になってきている
案件です。これも、もし今国会中に時間が得られたら、ぜひひとつ
調査の機会を与えてほしいと思いますが、もしうまくその機会がなければ、ひとつこれも、閉会中の継続
調査の際にでもお願いしたいというふうに、希望だけ申し上げておきます。