○岡三郎君 今
近藤さんから聞いたんですが、いろいろと
質疑があったようなので重複する点が多いと思うんですが、結局自由民主党自体においても
公営競技に対して
調査会を設けて、そうして政府自体
通産省においてもこれを設けた。それで、過去においていろいろと新聞社等においてもこの
弊害等についてずいぶん指摘してきた。まあそういうふうな中において結局こういう
答申が出て、
通産省自体にしても次の
国会においてこれを基礎に
改正案を出す、こういうふうになってきたんだが、この
答申案等について見ても「
実情において、社会的に好ましくない現象」がいろいろと起こしておるけれ
ども云々と、こういうことになっておりますが、実態的にいって
通産省自体機械振興とか、そういった面において断ちがたいものがある、こういう
立場だろうと思うんですが、自転車等機械
関係事業振興資金協議会
委員の名簿を見るというと、通産次官その他ずっとありますね。こういふうな点で、まあそれぞれ必要とするとか、あるいは
利害関係を持っている人がこの中に入ってきていろいろと金の使い道について論議しているが、もう少し根本的に
競輪ばかりでなくして、その他、各こういうふうな
競技について国民的な
立場の見解を聞くような機構を作って、その中でまあやむを得んというように
結論が出てきたというならば、これはいいけれ
ども、これは
中田さんが言ったように、今回は全会
一致でまとまったといっても、割り切れんものがいっぱい残ってきておると思うんです。そういうふうな点で、
競輪が八百長が多いというところからいろいろと問題になってきたと私は思うんですが、
競輪ばかりでない、ほかのものもそうですが、一体いつごろになったら
通産省のほうとしては、「好ましくない」と知りながら、まあこういう点もあると、こう言っておるけれ
ども、しかし、
地方財政にしても戦後ずいぶん回復しているんですから、そういうふうな点で根本的に
競輪なら
競輪というものについて、国民の
世論というか、そういうものを聞いて、ほんとうに
廃止するという
考え方がないのかどうかね。今はこういうふうな条件があるから、こういうふうにやるが、将来はこれはやめるんだという
考え方があるのかないのか。こういうことが長くいつまででもやっていいということにはならんというふうな見解があってしかるべきだと思うが、現状においては、かくかくの多面的に言うといいことをしているから、
地方財政のこともあるから、改善をして、これを
存続する、こういうふうになっておるわけですが、その点
競輪というものは、未来永劫いいのだというふうに
通産省は思っておるのですか。
競輪ばかりじゃなく、
公営競技、これは一種の賭博行為だから、ある程度の段階にいったらやめるのだという
考えにのっとっているのかどうか、その点まず聞きたいのです。