○村尾重雄君 時間の
関係もある模様でありますし、私がお尋ねしようと思いました点については、すでに同僚議員から大体お尋ねがありましたので、私は要点だけ申し上げ、しかも前の
質問者と重複しますが、あえて
承知の上で、
総理池田さんの御所信のほどをお伺いいたしたいと思うのであります。
それは先ほど
荒木さんから述べられましたように、今次二十五日、もちろんこれは二十六号
台風の影響にもよるものでありまするが、東シナ海の低気圧がわが国に影響を与えまして、四国から九州、中国等
集中豪雨による、しかもなかんずく大分県、また宮崎県、福岡県、中国
地方においては甚大な
被害を与えておるのであります。こえて二十七日、二十八日とこれが近畿に及びまして、これまた
集中豪雨において余儀ない
被害が、相当甚大なものがあると思うのであります。この点について
荒木委員の
質問に対して、今次取り扱われている
特別措置法によるところの扱いにおいてこれをば
措置されたいという御意向に対して、十分
調査の上にそうした処置をとる
考えであるというお答えを伺ったのでありまするが、私は今次行なわれておりますこの
委員会で
審議されております十四
法案の対象としての公共
事業の
被害でありますとか、その他田畑の
被害、立木木材の
被害、通信の
被害、交通の
被害、こうしたものを想定いたしましたときに今次二士五日から、二十七、八日の間に
集中豪雨による
被害を受けられた各府県も、十分にこの
特別措置法の取り扱いになるべき
被害を十分受けているものと思うのであります。こういう点で十分な処置をば
——調査等において、これが今次行なわれない場合においては、来たるべき
通常国会の劈頭、
法的措置をばぜひとも取り扱っていただきたいことを私はお願いいたしたいのであります。その所言をまずお伺いしたいのと、いま
一つは、御
承知のように、この
国会で補正
予算の中に
災害予算が通過いたしました。なおまた、第二室
戸台風以降の
災害に対して
災害予備費百二十億というものが計上されております。第二室
戸台風以降の
災害に対して
国会審議の今日までの
審議途中における
政府の、それぞれ
関係諸大臣等の御
答弁を伺っておりますと、もし予備費において足らない場合においては、十分来たるべき
通常国会において劈頭これが補正
予算の
措置を行なうという御
答弁をばいただいておるのでありまするが、今次二十五日から後の
豪雨による
被害というもの、これが二十数府県に及んでおります。当然これらに対して百二十億の予備費においてまかなえない場合においては、
通常国会の劈頭、すみやかにこれらを補う、これに対処する追加
予算補正というものが当然なされなければならないと、こう
考えるのでありますが、
池田総理のこれに対するまず御所信を承りたい、こう思うのであります。