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国務大臣(
小坂善太郎君) 従来は、誤
投下があるからといって
注意しますと、今度は
ターゲットを変えるとか、それから
飛行機が入ってくる
方向を変えるとか、そういうような
調査でいいのじゃないか、できるだけそれをやってみるからまかしてくれ、こういう話があり、まかせたととろで、どうもそういうことはなかなかそう言いながらもまた別の
事件が出てくる。ことに民家に銃弾が落ちるというような、思いもかけぬはなはだ困った問題が出てくるということでありますので、こういう
状態になるなら、これはどうしても返してもらわにゃならぬ、こういうところへ来たわけでございますね。そこで、
先方も、そう言われるならばひとつわれわれのほうも
考えなくちゃならぬと思いますというところまで来たわけでございますが、ただし、ひとつ
代替地をというのですが、
代替地も
那珂湊のような
条件を全部いわゆる
演習地として持ったものは、なかなか
日本の国内にそうざらにあるわけじゃない。だからその
条件をやはり
緩和してくれなければ、
代替地があればと言うけれども、結局できないというのと同じになるじゃないかということで、
条件緩和の話に話が来たわけでございますが、もう少しこれはまかしておいていただけますれば、私は何とかひとつそういう
方向で解決できまするようにいくのではないかという
希望を持っておりますが、私も公式の席上でそういう
希望を持っていると言う以上は、もちろん私としてもできるだけのことをする、こういう前提で申し上げているわけでございます。