○勝
澤委員 今さら申し上げるまでもないと思うのですが、この
武鉄認可に伴って大
へん無理な
認可がされたということは、一応世間的にはいわれておると思うのですが、三悪追放を言っている岸内閣のもとで、現役の運輸
大臣、
担当大臣が、こういう忌まわしい事件で起訴されているというのは、私は大
へん遺憾だと思うのです。そういう事件まで起きた。そしてまた
関係者の
方々が、いろいろ
参考人として呼ばれているということから
考えてみますと、いかに
運輸審議会の会長がいろいろ言われても、これは、あっちへぶつかり、こっちへぶつかり、ぶつかったたびにそこを直しながら進められてきたということは、私は、この事実の
経過の中から明確になっていると思うのです。しかし、そのことは、何によって起きてきたかということから
考えてみれば、機構なり、あるいは人間性なり、いろいろ弱い点があると思う。だから、そういう点は、今日、一応検察側の事件としてはまあ終末をつけたという時期でありますので、われわれ決算
委員会としては、この事件については、もう少し世間の疑問に答えるような究明をしなければいけない。そして一体どこに問題があったのか、どこに欠陥があったのかということによって、今後こういう事件というものはなくするようにしていかなければないと思うのです。そういう意味におきまして、きょういろいろと御
質問をしたわけでありますが、まだまだたくさんお聞きしたい点があるわけであります。また、
関係の人
たちの
意見というものを聞きながら、
運審でそれをどういうふうに取り入れたかという点について、国鉄なり、あるいは自動車局なり、あるいは
東京陸運局なり、出ておりませんので、その点についてのあなたのところの
判断についてまだ納得しない点があるわけでありますから、きょうは、私は一応この
程度で
質問を終わりますが、
委員長にお願いしておきたいのは、やはりこの点は、大
へんでありますが、今申し上げました
資料をなるべく早い
機会に出していただくということと、それからやはりこういう問題は明確にした方がいいと思うのです。そこで、当時の
関係大臣でありますから木暮運輸
大臣には、一回出ていただいて、
大臣としてどこまで認識をされて
認可を与えたかという点は、どうしても私は聞かしていただきたいと思う。それから当時の
東京陸運局長は、今観光
局長ですか、津上さんじゃないかと思うのですが、その津上さんの副申書も、やはり重大な役割をしていると思う。それから、もうおやめになりました山内
鉄監局長も、当時の方でありますが、一応いろいろな方が検察庁には
参考人として呼ばれて、いろいろと説明をしているようであります。ぜひやはりそういう点につきましては、本
委員会で聞かしていただきまして、この欠陥がどこにあったのか、あるいはまた、こういう滝島という人に乗ぜられる機構上の欠陥というのはどこにあるのかという点をやはり明確にしたい、こう思うわけであります。その点も、また
理事会で十分
要望いたしますので、お取り上げを願うようにお願いいたしまして、大体約束の時間でありますので、
質問を終わります。