○
谷口議員 私
どもはきょうこれを手に入れたのでありますが、この
内容は、皆さん多分お読みになっているだろうと思うのですが、
ドイツとの
平和条約の
締結が現在の世界の
緊張解決の非常に重要な
解決案として提起されておりますし、これなしに
——今の
緊張状況、特に
西ドイツ政府によって起こされております
核武装中心による
挑発行動、それから特に国境問題その他につきまして、東
ドイツの領土に対する
侵略的戦争準備、
挑発行動など、非常に危険な
状況になっておる、こういう時期において、この
戦争への危機を克服する唯一の手段として、ことしじゅうに
連合諸国と
ドイツとの間の
平和条約を結ぶという問題が提起されているのでありまして、
チェコスロキバアとしては、前の
戦争の経験からいって、非常に重大な緊急な問題として提出しておる。こういうふうに、平和を守るための、当面の情勢における不可避的な
解決案を最も有力な
中心の問題としてここに提起しておるのであります。そういう
意味から、日本の
国会へ、これは
衆参両院の
議長あてに来ておると思いますが、真剣な
立場から提起してきた問題でありますから、これは当然
——私はこれをここで取り扱うのが正しいのか知りませんけれ
ども、少なくとも
議運ではこれをやはり問題にして、
国会の
意思表示をするという
方向で問題にされるべきだというふうに考えております。私
ども共産党としましては、この
チェコの提議に対しては全面的に賛成支持しますが、この件についての
取り扱いは、やはり真剣な討議をやって、そして
国会としても平和を守る
立場からこれを支持すると答えるべきだという
意見を持っておりますが、そういうふうに
議運で取り扱われるように切望します。