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1961-09-29 第39回国会 衆議院 議院運営委員会 第4号 公式Web版

  1. 会議録情報

    昭和三十六年九月二十九日(金曜日)   午前十時三十九分開議  出席委員    委員長 福田  一君    理事 佐々木秀世君 理事 鈴木 正吾君    理事 塚原 俊郎君 理事 久野 忠治君    理事 田村  元君 理事 柳田 秀一君    理事 前田榮之助君       飯塚 定輔君    宇野 宗佑君       齋藤 邦吉君    田邉 國男君       保岡 武久君    安宅 常彦君       有馬 輝武君    兒玉 末男君       安井 吉典君    佐々木良作君  委員外出席者         議     長 清瀬 一郎君         副  議  長 原 健三郎君         議     員 谷口善太郎君         事 務 総 長 山崎  高君     ————————————— 本日の会議に付した案件  議員西尾末廣君請暇の件  特別委員会設置の件  議案付託替に関する件  国務大臣演説に対する質疑等の件  次回の本会議の件  本日の本会議議事等に関する件      ————◇—————
  2. 福田一

    福田委員長 これより会議を開きます。  まず、議員請暇の件についてでありますが、議員西尾末廣、君から請暇申し出があります。その目的、期間等について、事務総長から説明を願います。
  3. 山崎高

    山崎事務総長 社会主義インター大会出席並び西欧各国政治経済事情視察のため、来たる十月七日から本会期請暇のお申し出が参っております。
  4. 福田一

    福田委員長 それでは、右請暇の件は、これを許可すべきものとし、本日の本会議においてこれを決定するに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  5. 柳田秀一

    柳田委員 異議ありませんが、従来から何回となしにこういうことに対して申し合わせをしておりますけれども各党ともそろってこの臨時国会には請暇が出たわけであります。そこで、各党に持ち帰りまして、自今は、日程をきめ旅券申請をする前に、一応議運理事会に御本人が来られて、議運理事会事情聴取の上、やむを得ざるものならば了承を与えて、そうして日程を組まし、旅券申請をする、こういうふうにして、最終的には委員会で、請暇の許可をすべきものと議長に答申する、こういうふうに各党ともしたらどうかと思いますが、今臨時国会各党ともこういう請暇が出ましたので、私はこの機会にこれを申しておきたいと思います。
  6. 佐々木秀世

    佐々木(秀)委員 今の柳田君のお話、ごもっともであります。また、開会中はなるべく−−なるべくではなく、原則として、国会で仕事をしてもらうというのが代議士の務めでありますから、御趣旨に沿うように、わが党でも相談して御返事申し上げます。
  7. 柳田秀一

    柳田委員 問題だけを出しておきますが、各党ともそれを下へ流していただいて、特にこれは私は励行したいと思います。旅券申請をする前に、本人理事会に出て事情を言って、その上でやる、こういうようにしたいと思います。私は、きょうの代議士会でわが党はそういうふうにするように申し入れます。できましたならば、きょうの代議士会各党ともそれを申し入れていただいて、できるならば、そこで了承いただいて、さらに正規の機関でお諮り願って、もしやるならば、議運決定として公報に載せるなり、何らかの方法で、やはり厳重にやって、やむを得ざるものには了承を与える、こういうようにしていったらいかがかと思います。
  8. 福田一

    福田委員長 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。     —————————————
  9. 福田一

    福田委員長 次に、特別委員会設置の件についてでありますが、去る二十七日、とりあえず、災害対策特別委員会だけが設置されたのでありますが、今国会におきましても、従来通りの、委員二十五人よりなる公職選挙法改正に関する調査特別委員会科学技術振興対策特別委員会の両委員会と、新たに、石炭に関する対策を樹立するため、委員二十五人よりなる石炭対策特別委員会オリンピック東京大会準備促進のため、委員二十五人よりなるオリンピック東京大会準備促進特別委員会をそれぞれ設置することとし、本日の本会議においてその設置を議決するに御異議ございませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  10. 谷口善太郎

    谷口議員 エネルギー問題としての石炭対策特別委員会を作られることにつきましては、私ども賛成する面と反対する面と両面があるわけで、これの活用いかんによりましては、独占の利益のためになるような、そういう動きになるおそれのある面もありますけれども、この点につきましては両面ありますので、一応、意見は申しませんけれどもオリンピックの問題は、これはそう簡単に賛成することはできないと思います。その点だけ申し上げます。
  11. 福田一

    福田委員長 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。  なお、委員二十五人の各会派割当数は、自由民主党十六人、日本社会党八人、民主社会党一人と相なりますから、御了承願います。     —————————————
  12. 福田一

    福田委員長 次に、議案付託がえに関する件についてでありますが、ただいま御協議願いました石炭対策特別委員会が本日の本会議において設置されましたならば、現在商工委員会付託されている、内閣提出石炭鉱業合理化臨時措置法の一部を改正する法律案臨時石炭鉱害復旧法の一部を改正する法律案産炭地域振興臨時措置法案石炭鉱山保安臨時措置法案の四法律案は、いずれもこの特別委員会付託がえすべきものと議長に答申するに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  13. 福田一

    福田委員長 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。     —————————————
  14. 福田一

    福田委員長 次に、国務大臣演説に対する質疑についてでありますが、本日本会議において特別委員会設置請暇をおきめ願いました後、一たん休憩し、午後一時から本会議を再開して、国務大臣演説に対する質疑に入ることとし、質疑日数は、本日及び明三十日の二日間とし、質疑者の数は、日本社会党三人、民主社会党一人とし、発言時間は一人四十分程度とし、従って、日本社会党二時間、民主社会党四十分、発言順位は、本日はまず第一陣として日本社会党成田知巳君が行ない、明三十日は、まず日本社会党下平正一君、次いで日本社会党の多賀谷眞稔君、次いで民主社会党伊藤卯四郎君の順序で行ない、三十日をもって国務大臣演説に対する質疑を全部終了することとするに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  15. 福田一

    福田委員長 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。  なお、各質疑者要求大臣は、お手元に配付の印刷物にあります通りでございます。     —————————————    国務大臣演説に対する質疑日本社会党    成田 知巳君     総、経企、通    下平 正一君    多賀谷眞稔民主社会党    伊藤卯四郎君     —————————————
  16. 福田一

    福田委員長 なお、共産党志賀義雄君から質疑申し出がありますが、これは理事会の話し合いにより御遠慮願うことになりましたので、御了承を願います。
  17. 谷口善太郎

    谷口議員 決定になったから仕方ないのですけれども、御遠慮願うということで、いつも共産党発言が御遠慮の部に入るわけなんです。私どもはいずれの場合でも発言をお願いするわけじゃないのですけれども、こういうふうに政治の基本になる政府施政演説に対する質問というのは、やはり一つの党派として、たとい少数であっても国会に厳然として存在しておる以上は、発言さしていただくのが当然だと思う。どんな場合でも発言々々といったら、それは小さい政党がまことに皆さんに御迷惑をかけるのですから、そこはほんとうに御遠慮申し上げてきておるわけですが、こういう基本的な場合は、たとい小政党であっても、やはり社会活動としては一つ政党として現実に存在しておるのですから、発言さしていただいて、たといわずかの時間でも、われわれの意見を国民に知らせ、また政府説明をしていただくことは当然だと思います。そういう点御配慮を願えたら私はいいと思うのですが、理事会ではどういうことで御遠慮ということになったのですか。
  18. 佐々木秀世

    佐々木(秀)委員 共産党さんのお申し出もごもっともでありますし、議会では一人でも多くの人に発言をさせたいという気持で理事会なり国会の運営に当たっておるのでございますが、何せ各党按分比例持ち時間等もございますし、また、与党などにおきましては、何年たっても発言ができないというような立場にある人もおりますので、いろいろ考慮いたしまして、共産党というりっぱな一つ政党でございますから、どういう機会発言機会を与えるかということを寄り寄り相談しておりましたが、前の国会にもお申し出がありましたように、たとえば、通常国会におきまして、一年間の方針を定める総理大臣演説の場合には、とにかくできるだけ認めよう、しかし、何せ、ときどき発言を許すという場合には、先ほど申し上げたような事情で非常に公平を欠きますので、その点われわれも頭を悩ましておるわけですが、前回におきましても、志賀君から特に政防法のときにぜひこれは発言さしてもらいたいというので、お認めしたようなこともございますので、今後とも御趣旨に沿うようにいたしますが、なかなか発言の公平ということはめんどうでございますから、以上申し上げたような考え方で、重大なとき−−今国会臨時国会でもございますので、はなはだお気の毒でございますが、御遠慮願うことにしたわけでございます。将来十分考えるようにいたしたいと思います。
  19. 谷口善太郎

    谷口議員 そうしますと、今度は臨時国会だから時間もないしというような含みがおありのように承ったのですが、通常国会では−−将来のことについてはここで言明をいただくというわけにはいかぬと思いますけれども……
  20. 佐々木秀世

    佐々木(秀)委員 先ほど申し上げた通り、しよっちゅう御発言をとめるというのではなくて、できるだけ発言をしていただく時間を不公平でないようにいたしたいと、こう考えるわけでございます。
  21. 谷口善太郎

    谷口議員 もちろん、自由民主党にしろ、社会党にしろ、たくさん議員がいらっしゃるわけだから、一人々々の議員立場からいえば、発言できない方もたくさんおありであろうということは明らかであります。そういう点から見て、私ども三人しかいないものが、たとえば一国会中に一回発言さしていただいても、比率からいったら、自由民主党さんの全体からいって非常に割高な発言ということになって、申しわけないことになるわけであります。しかし、一つの党としましては、やはり施政方針に対して代表質問をするということは認めていただくことが至当じゃないかと思うのです。
  22. 佐々木秀世

    佐々木(秀)委員 その点、通常国会で考えましょうということなんです。普通、三人ですと、全然発言をする機会がないのですけれども共産党という立場を尊重いたしまして、そういうことを考慮したいと思います。
  23. 谷口善太郎

    谷口議員 それでは、通常国会を楽しみにしております。     —————————————
  24. 福田一

    福田委員長 次に、本日の本会議議事順序について、事務総長から説明を願います。
  25. 山崎高

    山崎事務総長 まず、特別委員会設置をお諮り申し上げまして、その次に請暇をお諮り申し上げます。休憩いたしまして、午後一時再開いたしまして、質疑という順序でございます。
  26. 福田一

    福田委員長 それでは、本会議は、十時五十分予鈴、十一時から開会することといたします。  なお、本会議は、一度休憩の後、零時五十分予鈴、午後一時再開することといたします。     —————————————
  27. 福田一

    福田委員長 次に、次回の本会議の件についてでありますが、次回の本会議は、明三十日午後一時から開会し、国務大臣演説に対する質疑を行ないます。従いまして、明日の委員会は、同日午前十一時から理事会を開き、理事会散会後に委員会を開会することといたします。  この際、暫時休憩いたします。    午前十時五十一分休憩      ————◇—————   〔休憩後は会議を開くに至らな   かった〕