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政府委員(
高橋泰彦君) それでは
資料の
説明をさせていただきます。
まず、お手元にお配りいたしました「
魚価安定基金法案参考
資料」というこの横とじの
資料をごらんいただきます。
まず第一ページでございますが、これは法案中で問題になっておりまする多獲性魚種という
内容と、それが年次別に全国水揚げに対してどういう比率を持っておるかということでございます。ここで概略
説明いたしますと、サンマ、マイワシ、ウルメイワシ、カタクチイワシといったようなイワシ類、それからマアジ、サバ類、タラ、スルメ、イカ、この種のものは、ここの一番右に書いてありますが、比率をごらんになりまするように、この種の魚がいわゆる多獲性魚種ということであるという
資料でございます。
めくっていただきますと、年次別の魚種別の産地市場の価格の問題でございますが、これは問題となりまするイカ、アジ、サバ、サンマ等につきまして年次別の価格の変動と、それから三十四年の月別の価格の変動を一キロ当たりの産地市場価格という表にしてございまするが、ごらんいただきまするように月別に相当の変動がある。年によりましては漁獲量に伴いましていろいろと変動しているという
資料でございます。
それから次は、サンマ棒受網漁業の道
県別、月別の漁獲量の
数字でございまして、先ほどの
説明で概略を申し上げましたのをサンマの棒受網漁業につきまして詳細な
資料を作ったわけでございます。なお、サンマの産地市場価格を、概略
説明いたしますと、
昭和三十三年では一キログラム当たり平均二十円、
昭和三十三年は十三円、
昭和三十四年では十八円という
数字に相なっておりまして、
昭和三十三年
程度の豊漁になりますと相当値が下がっているというデータでございます。それから次は、サンマ棒受網漁業の主要水揚げ港の旬別平均価格ということでございます。
それから次は、サンマ棒受網漁業の漁船の数でございまして、ここを見てもわかりまするように、隻数としては十トン未満及び五十トンより百トン未満というところにウエートがあるというようなことが見えております。それからめくっていただきますと、先ほど概略申し上げました数量と価格の
関係でございまするが、最もモデルとなると思われる気仙沼港におきまするサンマの水揚げ数量と平均価格の
一覧表でございまして、実線で書いてあるのが水揚げ数量、点線で書いてあるのが平均値でございます。ごらんになりまするように、数量が増加いたしますと、価格が顕著に下がるという表でございます。それをめくっていただきまして、サンマの水揚げ量と価格の相関
関係を図表によって
説明いたしておるわけでございまして、要するに数量が多いと下がり、少ないと上がるという
関係を図表によって
説明しておるわけでございます。
なお、御参考までにめくっていただきまして、サンマの利用配分
状況が出ているわけでございますが、たとえば
昭和三十四年を見ますと、鮮魚に向くものが二〇%、加工に向くものが八〇%、その加工の
内訳としては、冷凍に向くものが芸三%、カン詰向きが八%、圧搾されるものが四・九%、かすになるものが三〇%、塩ぼしその他の製品になるものが四・一%というウエートになっております。
次は、サンマと非常に密接な
関係がありますサンマかすの価格の推移についての
資料でございます。めくっていただきまして、その次は魚かす類の
生産量について
数字を書いたわけであります。
その次にサンマ漁業経営費、これは必ずしも完全なものではございませんけれども、私どものできる限りの調査によりますと、まあ個別にはいろいろなデーターがあるわけでございますが、平均いたしますと、およそ収入と
生産費用の
関係は、この表のようになっているという
数字でございます。なおめくっていただきまして、産地価格と消費地価格と小費価格との動きでございます。
それから次は、無価安定基準の
事業実施の機構でございまして、これは過日来御
説明いたしました考え方を図によって示したものでございます。なお次に14として、御参考までにフィッシュ・ミールの海外の市況の最近の推移につきまして、ここに作ったわけでございます。以上でございます。
次は、
漁業生産調整組合法案に関する
資料というのをごらんいただきたいと思います。
まず最初に、主要な魚の
種類別に漁獲統計表をあげてあるわけですが、先ほどと同じように、どのようなものが多くて、どのように変動しているかというものの概括的な
数字でございます。
次は、多獲性魚種の年次別魚獲量の全国水揚げに対する比率でございまして、まあこのような比率になって、このように変動しているということを
説明した表でございます。次は、先ほど御
説明いたしましたものと全く同じでございますので、
説明は省略させていただきます。それから次は、
昭和三十三年気仙沼港における日別サンマ水揚げ
状況でございまして、これは今まで
説明して参りましたのは、主として月別ないし旬別の御
説明であったわけですが、なおそれを日別にとりますと、さらにこのように激しく変動しているという
説明の
資料でございます。
次は、八戸港におきまするイカの水揚げ数量と平均値の
一覧表でございまして、これも同様に、サンマと同様に数量と価格というのが、数量が多ければ価格が下がるというものの
説明の図でございます。次は今の、ただいまお示ししました図の
数字的な
説明でございます。
それからあと二枚ほどめくっていただきまして、組合の設立予定でございますが、これはサンマの棒受網漁業につきまして
生産調整組合を作るということが予定されておるわけですが、対象となる魚としてはサンマ、操業区域としては日本海を除く北緯三十四度五十四分、これは野島崎灯台を通過する緯度でございますが、この以北の太平洋の海域、主としてサンマの漁業調整をいたしておるのがこの海域でございますので、それとも合わせまして操業区域としてはこのような区域を想定したわけでございます。それから漁船の規模でございまするが、これは過日御
説明申し上げましたように、十トン未満の零細なものは対象にいたさずに、それ以上の十トン以上の漁船を考えているということでございます。そういたしますと、組合の資格者は千七百数十人ということになろうかと思うのでございまてし、網の数といたしましては、約千八百六十統ほどであろう。この組合員資格者による漁獲量は約五十万トン
程度。これをなお規模別に分けますと以下のような
状況になるということでございます。
次は、イカ釣漁業でございまして、対象魚種はイカ、操業区域としては、青森県の沖合の区域、これは「青森県下北郡大間町弁天灯台と北海道亀田郡汐首岬灯台とを結ぶ線以西の海域を除く」ということで、おもなイカの区域を選びたいというふうに考えたのでございます。漁船の規模は、やはり「十トン以上の漁船」と考えました。そういたしますと、組合員の資格は約六百八十名
程度ということになろうか。漁獲量は約十二万トンほどになろう、こういうふうに考えるのであります。
次は、山陰漁場におけるまき網漁業でございまして、
目的となる魚はアジ、サバ、イワシということでございまして、操業区域として、兵庫県と鳥取県の海岸線における境界点を通る正北の線と島根県と山口県の境を通ります北西の線とによって囲まれた日本海の海域ということを考えておるわけでございまして、規模としては「五トン以上の網船によるもの」というふうに考えております。組合員資格者は約六十八名、統数は八十二統、組合員資格者による漁獲量は約二十万トンということでございます。それから次は4として、山口以西の漁場におけるまき網漁業でございまして、対象はアジ、サバ、区域は山口県と島根県の境からの北西の線から西の日本海、それから黄海及び東シナ海というふうに考えまして、規模は、「総トン数五十トン以上の網船によるもの」というふうに考えておるわけでございます。組合員資格者は百四名、漁獲量は約二十万トン
程度だろうと考えております。それから次は、5として、北部太平洋の漁場におけるまき網漁業でございまして、魚はアジ、サバ、イワシ、操業区域は「千葉県安房郡野島岬灯台正南の線以東の太平洋の海域」漁船の規模は、「総トン数十五トン以上のまき網によるもの」こういたしますと、組合員資格者は約二百四十名
程度、漁獲量は約十五万六千トン
程度ということになろうかと思います。
以下は
都道府県別、年度別のサンマ操業船の隻数の表でございます。
なお、きのう要求のありました中小企
業者の定義並びに中小漁業融資
関係の
資料、その他中小企業に関する
資料をここに書いておいた次第でございます。
なお、昨日河野
委員から御要求のありました主要
生産地の冷凍カン詰
生産能力及び貸車輸送能力という御要求があったわけでございましたので、別紙のように作りまして、本日ごらんに入れたわけでございます。
それから次は、
漁業権存続期間特例法案に関する
資料でございまして、
内容は漁業権満了日の調べでございます。まず第一ページは海面におきます共同漁業権の期間満了の
状況を
都道府県と月別に件数をここに書いたわけでございまして、ごらんになるように三十六年の八月、三十六年の十二月等に満了日が集中しておるというようなことでございます。
次は、内水面における共同漁業権の
資料でございます。次は、海面におきます区画漁業権の満了日の調べでございまして、別に取立てて
説明することもございません。次は、内水面の区画漁業権の調査でございます。めくっていただきまして、次は、海面の定置漁業権、これは内水面でないわけでございますが、海の方の定置漁業権の満了の調査でございまするが、ここでも三十六年の八月、三十六年の十二月等に満了日が相当件数集中しておる、こういう表でございます。それから次は、千田
委員の御要望の
資料がございまして、「漁業調整上問題になっている事例」この漁業権存続期間の特例の法案を中心として漁業調整上問題になっている事例についての御要求がございましたので、三ページほどになっているわけですが、
資料としてここにごらんに入れた次第でございます。