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説明員(磯崎叡君)
東京付近の電車区間の
運賃につきましては、実は正確に二円七十五銭で計算いたしますと、現在の倍より高くなるところも出て参りますので、それではいけないということで、一応山手線の環状線の中は最高三十円で押えております。したがいまして、計算上は四十円になるものでも三十円にいたしますので、これを
特定運賃といって、今後言うつもりでございますが、今までの短縮
キロ程のかわりに
特定運賃というものを作りまして、四十円になるところを三十円にするというところがございます。それからもう
一つは、さきほど御
指摘の
通り、十円区間は、そのまま据え置くところが全体の約一五%ございます。全然
運賃の上がらない面が、
東京付近だけで一五%ございます。もちろんこれは、一五%のほかに、
利用者の展を
考えなければなりませんので、据置の額が
相当な額に上ります。
それから、さきほど申し上げました
全国の五〇%を占めております
東京付近のお客さんのうちの約七割は、定期客でございます。従いまして、残りの三割の定期外のお客さんが、この
負担をするわけでございますので、定期客につきましては割引率が
変更いたしませんので、結局、全体といたしまして
東京付近のお客さんが五〇%でございましても、定期、定期外に分けますと、先ほど申しました
通り定期
収入は、全体で四十八億しか計上されておりませんので、結局、定期のお客さんの割合が電車については多いという
関係で、そういう結果的な数字になるわけであります。