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1961-08-30 第38回国会 衆議院 災害対策協議会厚生等小委員会 第6号 公式Web版

  1. 会議録情報

    昭和三十六年八月三十日(水曜日)    午前十一時二十三分開議  出席小委員   小委員長 宮澤 胤勇君       高田 富與君    辻  寛一君       増田甲子七君    小林  進君       三宅 正一君  小委員外出席者         協 議 委 員 中島  巖君         中小企業庁振興         部金融課長   秋本  保君     ————————————— 八月三十日  小委員北山愛郎君同月十八日協議委員辞任につ  き、その補欠として三宅正一君が協議委員長の  指名で小委員に選任された。     ————————————— 協議事項  災害対策に関する事項      ————◇—————
  2. 宮澤胤勇

    宮澤委員長 これより災害対策協議会厚生等委員会を開会いたします。  災害対策に関する事項について議事を進めます。中島君。
  3. 中島巖

    中島(巖)協議委員 私、建設の方の小委員会におりまして、こちらに来ておらなかったのでありますけれども、ただいま当小委員会厚生関係等災害対策要綱案なるものを配付されたのでありますが、これらに対しましては全面的に賛成するものであります。しかし、私の一、二点ふに落ちないことは、厚生関係下水道終末処理場、具体的に申し上げれば、飯田市におけるところ下水道終末処理太災害に対するところ特別立法措置、並びに飯田市におけるところの水道の大災害に対するところ特別立法措置、この二つが落ちておるように思うのであります。そこで、これを落としたについては、それ相当の理由があって、起債の率を高めて充当するのであるというような処置を、もちろん、当小委員会並びに政府といたしましても講ずるであろうとは思うのでありますけれども、ちょうどきょうは厚生省関係担当部局長が見えておりませんので、この質問は本協議会に譲ることにお認めを願って、以上の点を申し上げて、私の質問を終わることにいたします。
  4. 宮澤胤勇

    宮澤委員長 承知しました。委員長においてさよう計らいます。     —————————————
  5. 宮澤胤勇

    宮澤委員長 そこで、これまで厚生関係等災害対策要綱について、検討を加えて参ったのでありますが、この際、御報告いたします。  特別立法措置につきましては、伊勢湾台風等の際と今回の災害特殊性とを比較しながら、検討を加えて参りました。最初は、必要の有無について、次の八件を協議いたしたのであります。  それは、第一は、公立の学校等建物等災害復旧に関する特別措置、第二は、私立学校施設災害復旧に関する特別措置、第三は、災害救助費に関する特別措置、第四は、福祉年金の支給に関する特別措置、第五は、中小企業者に対する資金融通に関する特別措置、第六は、起債の特例、第七は、災害による被害者集団移住等に関する特別措置、第八は、被害を受けた者の援護に関する特別措置でありました。  以上のものについて、政府から行政措置で十分にまかなえるものについては確認をした上、お手元にございます三件につきまして、特別措置を講じたいとの意見がまとまったのであります。  その内容を御説明いたします。  第一の、中小企業者に対する資金融通に関する特別措置でありますが、中小企業金融公庫国民金融公庫、それに農林関係農林漁業金融公庫は、それぞれ行政措置貸付金利引き下げ据置期間返済期間延長等ができます。しかし、商工中金は、行政措置でできませんので、伊勢湾台風チリ津波の際も特別立法をいたしておりますので、今回も特別措置を講じ、貸付利率引き下げに伴う利子補給を行なうものとしたのであります。なお、現行は、中小企業金融公庫国民金融公庫は年九分、商工中金組合組合構成員で多少異なりますが、平均九分三厘であります。これをそれぞれ六分五厘に引き下げるわけであります。また、災害対策に通常要する経費、これは災害救助対策伝染病予防対策費等でありますが、これらについては、地方債をもってその財源とすることができるものとしたのであります。  第二点は、農林小委員会でまとまりました農地等の小災害についてであります。これは、復旧事業経費に充てるため発行が許可された地方債について、国が一定率元利補給を行なうものであります。  第三は、災害による被害者集団移住等について特別措置を講ずるわけであります。これは今回新しく立法しようとするもので、その内容はまだ確定いたしておりませんけれども、この問題を取り上げ、強く立法化を進めようとするものであります。  以上、簡単に御説明申し上げます。  以上の点について、協議会へ小委員長から報告いたしたいと存じますが、その文案等は小委員長におまかせ願いたいと思います。御異議ございませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  6. 宮澤胤勇

    宮澤委員長 それでは、本日はこれにて散会いたします。    午前十一時三十分散会