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小川(豊)
委員 きょうは、本
会議もあるし、時間の約束がありますから、私は、この問題はまたあすもあることですので、あすに延ばして、私の質問は打ち切りたいと思いますが、ただ
一つ、こういう点もあるのです。
今の次官の答弁は、これはまさに自転車
振興会の金をうちに持っていくというか、
法律規定があって、そこから買わせて、こういうものを作って運用しているのはあなただ。それで、もらう方もあなただ。初めから、ここからこれだけ持ってくればけっこう何とかなるから、はみ出しても一かまわない。チリー、ペルーも、外務省の方を押えればいい。こういうことを言ってきたので、その赤字の穴埋めも、自転車
振興会の金を持ってくればいいのだということでやった。これは表現が非常に善意でない表現かもしれませんが、そう考えられる。僕の繰り返して言っているのは、もっとはっきりした性格を持たして、もっと堂々やりなさいということなんです。今度三十三年度中間
会計監査
報告というのを見ると、森田監事から、十一月十五日現在の中間決算件を監査し、諸帳簿と符合して正確適法であることを認めた、こう
報告されております。それを満場一致で了承されております。この森田さんという方は、陸用内燃機関協会におった人で、これも
通産省と密接な
関係にあった人なわけです。これまで勘ぐらなくてもいいと思いますが、そうした
関係に加えて、監査業務の経験もはっきりしない。内部がなれ合いでこういう人事がされておるわけです。ところが、この監査に当たって、
昭和三十二年度の機械工業
振興費補助金の監査の十六ページによると、三十四年一月
日本自転車
振興会並びに
通産省関係官立ち会いのもとに監査を完了したとある。この補助金の性格、自転車
振興会との
関係というものは、あなたの方ではさっき御答弁になったような形で
法律規定に基づいておやりになった、こう言われておりますが、
会計検査院の第四局の通商
産業検査課で、三十四年九月二十五日、周課長以下係官三人が
通産省関係官立ち会いのもとに
昭和三十二年度国庫補助金対象費目の検査を行なったわけですが、
見本市委員会の
会計決算がまだ未済であるということで、一応状況を聴取し、あらためて検査を行なうということで帰ってきてしまっているわけですが、機械工業
振興費の決算は、三十三年度は三十四年九月二十二日、説明の上了承されているのです。ですから、九月の二十二日に説明の上了承されているものを、九月の二十五日に
会計検査院が行ったときには未済である、あらためて検査をしてもらいたいと言ったのは、一体どういうことでこんなことをやったか。