○木村(公)
委員 次に、これはきょう御出席の三
公団の責任ある方からの御答弁をいただきたいのでございますが、各
公団の
予算面を調べますと、
支出科目の中で報償費、交際費、諸謝金、謝礼金ですね、
会議費というものが非常に莫大なものが計上されておりますが、これは一体年間幾らぐらいか。各種
公団別々に一つ御
報告いただきたい。どのくらいあるかということと、たとえば
住宅公団、高速
道路公団、
道路公団等で海外へどんどん行かれるのは、これはどの費用からお出しになっておるのですか。
会議費、交際興、報償費、諸謝金の中にそういう費用は含まれておるのか。たとえば表彰を受けられるために、
総裁が南條君と一緒に明日オーストラリアへ、お出かけになりますが、そのような費用は、これは報償費、交際費、諸謝金、
会議費という款項目では出てこないと思いますが、どのような費用——そして、
内容のことを承って失礼でありますが、
国会議員との振り合いもあるのですが、一体一日どの程度のドルをお使いになるのであるかということ。それから先般、今も来ておりますが、世界銀行の諸君、あるいはまた
設計、
建設に切言するためにアメリカからいろいろの技術者が来ておりましたが、そのような者に
使用されましたる国費ですね。これは巷間では非常に莫大なことを言っておる。一日謝金が十万円あるいは二十万円というようなことも言われておって、今あたかも
国会の議院運営
委員会では、各省で作った
委員会の
委員の中には、一ぺん出て数万円、常勤じゃないくせに一カ月何十万円というお礼をもらっており、それを十五も二十も兼ねておられるような、そうして月収七百万、八百万というような先生方がおられるそうでございますので、それが今問題になって
調査をいたしておりますが、それが私
どもにはよくわからない。どこからそういう金が出てくるのか。国民がほんとうに粒々辛苦して、血税だと言われる税金がそのように費消されるということが、新聞、ラジオ、テレビ等によって国のすみずみまでにこれが行き渡りますると、日本の行政官に対する信用、日本の政治家に対する信用というものは、私は全く地に落ちるという心配がありますので——もちろん交際のために費用が要ることも、私
どもは十分存じております。いろいろの報酬をお払いにならなければならぬことも存じております。謝金のことも十分理解しておりますけれ
ども、日本人の一流技術者が月に三万か五万で働いておるときに、一日十万円あるいは二十万円のお礼を差し出さなければならぬようなアメリカの技術者の助言が必要であるのかどうかというところまで考えて参りますと、この問題は、一見簡単なようでありますけれ
ども、きわめて深刻な問題かとも思われますので、各種
公団の
予算面から、報償費、交際費、諸謝金、
会議費等を一体年間どのくらいお使いになるかということ、それからその
内容、さらにまたアメリカへ出張するとかオーストラリアへ行かれるというような費用は、出張旅費というものがもちろんあるかと思いますが、あれば、明細にそのことも承りたい。そして一体その出張費というものは、年間、国内、国外をまぜておよそほんとうのところは——
会計検査院ではから出張ということを私
どもの方へ言っておりますが、から出張というのがあるのかないのか、その点も一つ承っておきたいと思います。