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1961-05-17 第38回国会 衆議院 議院運営委員会 第36号 公式Web版

  1. 会議録情報

    昭和三十六年五月十七日(水曜日)     午後零時二十六分開議  出席委員    委員長 小平 久雄君    理事 福永 健司君 理事 佐々木秀世君    理事 塚原 俊郎君 理事 天野 公義君    理事 柳田 秀一君 理事 下平 正一君    理事 前田榮之助君       飯塚 定輔君    田中 榮一君       田邉 國男君    服部 安司君       細田 吉藏君    兒玉 末男君       阪上安太郎君    安井 吉典君       佐々木良作君  委員外出席者         議     長 清瀬 一郎君         副  議  長 久保田鶴松君         議     員 谷口善太郎君         事 務 総 長 山崎  高君     ————————————— 本日の会議に付した案件  土地調整委員会委員長及び同委員任命につき同  意を求めるの件  労働省設置法の一部を改正する法律案回付案  の取扱に関する件  国会法第五十六条の二による本会議における議  案の趣旨説明聴取の件  西独連邦議会議員来訪につき紹介の件  特別委員会設置の件  本日の本会議議事等に関する件      ————◇—————
  2. 小平久雄

    小平委員長 これより会議を開きます。  まず、土地調整委員会委員長及び同委員任命につき同意を求めるの件についてでありますが、同委員会委員長大池眞君を再任し、同委員会委員に有澤滋君を任命するについて、内閣から本院の同意を求めて参っております。     ————————————— 一、土地調整委員会委員長及び同委員  任命につき同意を求めるの件    委員長 大池  眞君          三六、五、二〇任          期満了につき再任    委 員 有澤  滋君          青沼亜喜三君三          六、五、二〇任期          満了につきその後          任     —————————————
  3. 小平久雄

    小平委員長 本件は、これに同意を与えることとし、本日の本会議において議題とするに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  4. 小平久雄

    小平委員長 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。     —————————————
  5. 小平久雄

    小平委員長 次に、回付案の取り扱いに関する件についてでありますが、内閣提出にかかる労働省設置法の一部を改正する法律案が、参議院において修正され、本院に回付されて参っております。回付案内容について、事務総長から説明を願います。
  6. 山崎高

    山崎事務総長 本案は、四月一日から施行することになっておりますが、これを公布の日から施行することに修正いたしたものでございます。
  7. 小平久雄

    小平委員長 それでは、右回付案は、本日の本会議において議題とするに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  8. 小平久雄

    小平委員長 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。     —————————————
  9. 小平久雄

    小平委員長 次に、本会議において趣旨説明聴取する議案についてでありますが、早川崇君外七名提出の、自由民主党及び民主社会党共同提案にかかる政治的暴力行為防止法案について、日本社会党から、本会議において趣旨説明聴取いたしたいとの申し出があります。右案につきましては、本日の本会議において趣旨説明聴取した後、質疑を行なうことといたしたいと思いますが、御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  10. 小平久雄

    小平委員長 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。  右案趣旨説明は、自由民主党早川崇君が行なうことになっております。  右の趣旨説明に対し、日本社会党畑和君から質疑通告がありますが、その発言時間は十五分程度とするに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  11. 小平久雄

    小平委員長 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。  なお、質疑者答弁要求者は、お手元に配付の印刷物にあります通りでございます。     —————————————政治的暴力行為防止法案早川崇君  外七名提出)(三六、五、一三提出)    趣旨説明  早川  崇君(自)    質  疑   提出者 総理 畑   和君(社)     —————————————
  12. 小平久雄

    小平委員長 なお、日本共産党志賀義雄君の質疑につきましては、先ほどの理事会において、御遠慮願うことになりましたから、御了承を願います。
  13. 谷口善太郎

    谷口議員 御遠慮願うというのはどういうことですか。発言させないというのは、ちょっとおかしい。
  14. 小平久雄

    小平委員長 理事会でさように決定をいたしましたので、御了承を願います。
  15. 谷口善太郎

    谷口議員 発言要求をして、共産党に許可しないのはこれで二回目ですが、佐々木さん、あなたは、志賀君に、一度はやらせるつもりだけれども、今度だけはがまんしてくれというようなことを言ったようですが、今度だけというのはどういうことですか。
  16. 佐々木秀世

    佐々木(秀)委員 発言を許す、許さぬというのは、ほんとうはいろいろ理事会話し合いで、今まで——たとえば、交渉団体なら当然の権利もありますが、少数派人たちには、そのときのいろいろの諸情勢——できるだけ多くの発言をさせるという趣旨には変わりありませんが、やはり大政党にしたって、三年も五年も一回も発言のできない国会議員もたくさんいるわけです。そういうわけで、わが党といたしましても、二人や三人の政党発言させるということは、相当皆さんを納得さして発言機会——正式に言えば、国会議員は全部発言する権利はあるのですが、そこが議運なり理事会で話し合うことになっておって、それで御遠慮をお願いしたりするのであって、共産党という政党は、国民のちゃんと認めた政党であるから、何かの機会発言してもらいたいという気持は、私らにしてもあるものですから、それで、いつかの機会一つ志賀さんたちにも発言してもらう機会考えておりますということを申し上げたわけです。ただ私が勝手に発言を許すとか許さぬということではないのです。ただ、今回の場合は、いろいろな情勢から考えて、一つ御遠慮願いたいという考えを申し上げただけの話でありまして、決して発言を押えるということではないのです。
  17. 谷口善太郎

    谷口議員 今回こそ、ほんとうは、少数政党でありますけれども、一番関係の深い法案でありますし、提出者はあなた方と民社です。反対するか賛成するかは別としまして、趣旨を聞くのは、提出しない政党である社会党や私どもの方であって、質問するのは当然でしょう。ですから、こういう機会にこそ、少数党であるけれども、特にこういう問題には関係の深い共産党に、自民党としては、この際大いに発言を許すような、そういう態度をとってもらいたいと思います。私どもはいつでも発言を要求しておるのではないのであって、やはり自分たち関係が深い、あるいは自分たちが手がけた問題、そういうときに理事会に申し出ておるわけです。理事会でもいろいろ御議論があったと思うのですが、この際再考していただいて、大政党の襟度を見せてわれわれに機会を与えていただきたい。これはあなた方がよろしいということになれば、できるはずです。
  18. 柳田秀一

    柳田委員 この問題は、先ほど私、理事会でも発言しましたが、確かに、今回の共産党の言い分は、普通の政府提案法案に対する発言と違って、実際はよく検討してみなければならぬ問題があるのではないかと思うのです。これは、今谷口君も言うように、自民党民社党との二つ政党共同提案の形になっておりますから、そういう立場から考えても残る二つ政党質問するということはしごく当然じゃないか。そのときに、共産党は、三人の人がおられますが、もうすでに本会議でやられたということになってくると御遠慮願わなければならぬが、まだ一ぺんもそういう機会がないのですから、この機会くらいには私は発言を許してしかるべきではないかと思いますが、自民党さんの方は、ここで言ってもあなたの方はどうにもならぬと思うのですが、先ほど言われたように、これは自分個人の問題ではなくて、党の方できめられておるということですから、ここで、はい、よろしゅうございます、それじゃ、ということにはいかぬと思う。しかし、この問題に関しては、先ほど理事会で言ったように、これは普通の政府提案の形のものとは違って出てきておることから見ても、もし余裕があるならば私は御再考を促したい、そういう意味で、一つもう一度本国の方にお帰りになって社会党共産党意向をお伝え願って、そうして議場内交渉余地を残しておいていただきたいと思うのです。もし本国の方でよろしいということになれば、議場内交渉志賀君の質疑を認めるようにしたらどうか、それもどうしてもいかぬと言われるならば、多数党はオールマイティなんで、われわれも多数党の前には頭が上がりませんから、何にも言えませんけれども議場内交渉余地を残しておいたらどうですか。
  19. 佐々木秀世

    佐々木(秀)委員 実は私もこの間から共産党に対して何とか発言機会をということを考えていたものですから、きのうも国対関係とも相談し、また、けさも、何とかならぬかということで相談したのです。そうしたら、今の状態ではとうていそれは認める情勢じゃございませんので、先ほどの理事会でこういう決定になったのですが、せっかくの柳田君の御発言でもありますから、一つがんばって努力してみますが、今の状態では、先ほど申し上げたような状態で、ほんとうに相済まぬと思います。
  20. 谷口善太郎

    谷口議員 私は佐々木さんの責任だとかなんとか言うのではない。あなた個人に許可をお願いするとかなんとか言っておるのではないのです。自民党として、私ども発言も大いに必要なことがあるだろうというふうにおっしゃっていただくとすれば、この機会こそ——率直に言って、いろいろな法案が出ましても、われわれは発言を求めているのではないのです。ですから、この機会に、議員提案でありますから、それに対する党としての意見を一応明らかにすると同時に、聞きたいことがあるので、機会を与えていただくことが必要ではないか。三人でありますけれども一つ政党でありますから、意見を持っております。そういう点を再考していただきたいと思います。     —————————————
  21. 小平久雄

    小平委員長 次に、本日の議事日程第六及び第七の、学校教育法の一部を改正する法律案学校教育法の一部を改正する法律の施行に伴う関係法律の整理に関する法律案に対しまして、日本社会党山中吾郎君から反対討論通告があります。  討論時間は十五分程度とするに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  22. 小平久雄

    小平委員長 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。     —————————————
  23. 小平久雄

    小平委員長 次に、西独連邦議会議員来訪につき紹介の件についてでありますが、本日、西独連邦議会議員E・シェトレ氏外五名の議員が本院に来訪され、外交官席において本会議を傍聴される予定になっておりますので、慣例によりまして、議長から紹介いたし、議員各位は拍手をもってお迎えいただきたいと存じます。     —————————————
  24. 小平久雄

    小平委員長 次に、本日の本会議議事の順序について、事務総長から説明を願います。
  25. 山崎高

    山崎事務総長 まず第一に、人事の件でございますが、土地調整委員会委員長及び同委員任命同意の件につきましてお諮りいたします。次に、労働省設置法の一部改正回付案をお諮りいたします。次に、趣旨説明聴取でございますが、政治的暴力行為防止法案につきまして早川さんから趣旨説明がございまして、社会党の畑さんから質疑がございます。なお、志賀さんの質疑につきましては、先ほど来お話通りでございます。次いで日程に入りまして、日程第一は、運輸委員長の三池さんが御報告になります。修正でございまして、共産党反対でございます。次に、日程第二、第三を一括いたしまして、大蔵委員会理事の鴨田さんが御報告になります。共産党反対でございます。次に、日程第四、第五を一括いたしまして、内閣委員長の久野さんが御報告になりまして、日程第四は修正でございます。両案とも共産党反対でございます。次に、日程第六、第七を一括いたしまして、文教委員長の濱野さんが御報告になります。両案とも社会党民社党共産党反対でございまして、反対討論として山中さんが御発言になります。なお、この問、西独連邦議会議員傍聴席に見えましたならば、議長から適当のときに御紹介があることになっております。  以上でございます。
  26. 小平久雄

    小平委員長 それでは、本会議は、一時二十分予鈴、一時三十分から開会することといたします。     —————————————
  27. 小平久雄

    小平委員長 次に、特別委員会設置の件について御協議を願いますが、自由民主党佐々木君から発言を求められております。佐々木秀世君。
  28. 佐々木秀世

    佐々木(秀)委員 御承知通りILO八十七号批准の問題につきまして、先月から今日まで何十日といろいろ御協議をお願いしてきたのでありますが、特別委員会はできるだけ各党話し合いでもっていきたいということで、われわれも努力して参りましたが、御承知通り、わが党といたしましては、最初ILO条約八十七号と、関係いたします五法案とを一緒に特別委員会設置することに御協力をお願いしたいということを、社会党さんなり民社党さんなり、各党にお願いして参りましたが、なかなかその情勢に達しません。しかしながら、このまま日を送っておりますと、せっかく提出されました条約案、あるいは他の法案等につきましても、審議をしないうちに国会が終わってしまうというような情勢になる危険性もございますので、わが党といたしましても、できるだけ野党各派のお考え等も尊重いたしまして、この際におきましては、八十七号並びに公労法地公労法の一部改正等を含めた特別委員会をとりあえず作っていただいて、あとの三法案につきましては、話し合いがついた場合にまた特別委員会に付託するかどうか御協議願うこととし、とりあえずこの三つのものをまとめて一つ委員会を作っていただきまして、審議を進めるように御協力をお願いしたい、こういうふうに思いますが、各党一つ協議を願いたいと思います。
  29. 下平正一

    下平委員 だいぶ待っておりましたILO問題の自民党さんの御意見がまとまった様子でありますが、非常に微妙な問題でありますので、ちょっと最後の点がわかりにくかったのですが、ILO八十七号と公労法地公労法をとりあえず付託する、そのために特別委員会を作って三本を付託する、他の法案については、話し合いがついたら特別委員会へ持っていく、つかなければ、というところがちょっとわからなかったのですが……。
  30. 佐々木秀世

    佐々木(秀)委員 私らの考え方といたしましては、とにかく党の方針としては、全部一括して特別委員会というのが最初方針なんですが、それでは野党の御協力を今のところ得られないので、とりあえずこの三つだけを特別委員会で御審議願って、最後まで御努力をお願いしてあと三つの御同意を得られる機会をお待ちしている、しかし、その間に三つだけでも付託してもらいたいというのが、今度の趣旨なんです。また、先般佐々木良作君の方から、話し合いのついたものから作ったらどうかという御発言がございましたので、それらの点につきましても、われわれは十分今まで相談して参ったわけであります。
  31. 佐々木良作

    佐々木(良)委員 下平君の質問と同じようなことですが、重ねてもう一ぺん念のために伺っておきたいと思います。この委員会で私が提案の用意ありと申しましたのは、もう三週間ばかり前になりますけれども、そのときは、とりあえず特別委員会を作って、そうして各党話し合いのついたものから付託しろ、とりあえず、条約案話し合いがつくのであるから、それだけを付託せよ、あとのものは順次、こういうことでありました。それから、その後に理事会において提案という形で再考をお願いいたしましたのは、その話し合いと違いまして、ILO条約公労法地公労法三案を一括して付託審議する特別委員会を作れ、同時に、残った国家公務員法地方公務員法及び鉄道営業法というのは、これはむしろたな上げにすべし、たな上げにするのが工合が悪いのであれば、同時に関係常任委員会に付託せよ、実際はその本委員会審議されてもどうでもよいけれども——つまり、第一回にここで私が申し上げたときには、ともかくも審議を促進することが出発点でありましたが、それから大かた半月なり一カ月かかっても同じ状態であったものですから、付託をされない案件がそのまま残っているということは、これは国会運営上非常におかしいと思いまして、それで新たな提案として出しましたのは、三案を一括して特別委員会に付託する、残った案件はたな上げなり、あるいは関係常任委員会にはっきりと付託する、こういう行為を関連さして提案したのですけれども、今のお話ですと、私の第一と第二の案を両方重ねたようなことになります。そうすると、その案は、今下平君から質問がありましたように、一応は三案は付託するけれども、残った三案は他の常任委員会に付託せず残しておくということですね。
  32. 佐々木秀世

    佐々木(秀)委員 その点については、皆さん党内事情も御承知でしょうから、率直に申し上げますが、あとの三案についても、今後お話し合いを願うように努力しなさいというのが、われわれが党の本部の方から言われておる言葉なんですが、努力してもどうしてもできない場合はということを考えないで、とりあえず三つだけを御協力を願いたい、こう申し上げているのです。
  33. 下平正一

    下平委員 きょうはお話の向きだけをお伺いしてと思いましたが、御承知のように、この問題はずっと長くきております。その間に議長さんからも特に委員長を通じて——法案提案をされた後に、審議の場所がきまらなくていつまでもじんぜんと日を送るということはいけないことだから、各党とも互譲精神をもってこの問題解決をせいというのが、議長さんから委員長を通じてわれわれに伝えられた言葉であります。そこで、私どもの方は、当初から主張しておる通り、私どもの線は、ILO条約と、関係法案公労法四条三項、地公労法五条三項だ、これを一括して審議することが筋だと言って参りました。しかし、この線は、私ども議長さんの言をいれてやるとすれば、多少考えていかなければならぬということは腹には思っております。そこで、自由民主党さんの方は一括審議を希望されておるわけですが、ただいま提案をされた内容を聞いてみると、これは一括審議ということと変わっていないような気がするのです。ただそれは、きょう三つやって、あした一つやって、あさって二つやる、こういうふうに、かける時期をずらすだけで、一括審議という基本線は、ただいまの御提案の場合においては一向にくずれていないと思うのです。そうすると、私は、議長さんの、せっかくまとめるために各党互譲せいという精神にもとるような気がいたしますし、多少互譲の形というものが見えてこないと、私どもの方としても、それでは一つ党内をまとめて、あるいは審議に乗せるという意味から社会党もできるだけの譲歩をしようという気持にならないわけなんです。この議論はきょうやるつもりはありませんので、私どもの方としてはお伺いをいたしまして、一応、国対なり中執なり、正規の機関に、こういう提案があったということをお諮りいたしますが、ただいま聞いておる限りでは、当初特別委員会提案され、それからずっと連休という一つの期間を置き、議長さんが特別に意向各党に伝えたという手続を経た後の御提案としては、正直に申し上げまして、私ども不満であります。一体、真剣にILO条約のことなり議会正常化をお考えになっておられるのか。もちろん、党内事情はお互いよくわかります。しかし、党内事情を言っておったのでは前進をしません。不満でありますし、これは全く話にならぬような気がいたしますが、せっかく党内事情の上から出された結論でありますので、一応本日は持ち帰りまして党に相談をすることにいたします。
  34. 柳田秀一

    柳田委員 この機会に言っておきますが、われわれは、再三にわたって、特別委員会設置は、必要やむを得ざるものに限り各党が一致したときに認めるという原則が立っておるのです。今回の経緯を振り返って見ましても、三月二十五日に提案をされて、二カ月になんなんとするわけです。この結果から見ても、今後また自民党さんで、特別委員会設置の場合に、野党反対することがあらかじめわかっているような特別委員会設置されると、こういうようなことになりますから、前車の轍を踏まぬように、これから特別委員会設置する場合には、あらかじめ各党意向も聞いて、非常に反対が強いような場合には、やはり正規のルートに従って、普通の常任委員会おかけになるようにしなければ——もし、この条約、さらに関係法案も、三月二十五日に外務委員会なり、それぞれの委員会おかけになっておれば、二カ月間あったのですから、今ごろは上がっておるかもしれない。そういう経緯考えられて、今後は特別委員会設置などであまり無理押しをされぬように、十分あなた方も肝に銘じておわかりになったと思いますが、そのことだけは念を押して一本入れておきますから、どうぞ一つ考えおきを願いたいと思います。
  35. 小平久雄

    小平委員長 それでは、本件は本日のところこの程度とし、次回の委員会においてさらに御協議を願うことといたしたいと思いますが、御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  36. 小平久雄

    小平委員長 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。     —————————————
  37. 小平久雄

    小平委員長 次に、次回の本会議の件についてでありますが、次回の本会議は、明十八日木曜日定刻より開会することといたします。従いまして、次回の委員会は、同日午前十一時から理事会を開き、理事会散会後に委員会を開会することといたします。  本日は、これにて散会いたします。    午後零時五十一分散会