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加納説明員(加納治郎)
○加納
説明
員 今お尋ねの
産業立地
調整費の問題は、所得倍増の一つの発明と申しますか、着眼として新しく取り上げられておる問題でございます。ただ十年というような長期間を見まして、その場合にいろいろ不測の事態なり情勢の変化によって、現在の
計画
では不十分なことが起こった場合に考えるという建前になっておりますので、それをどういう形で具体的に使うことを考えるかというようなことになりますと、まだはっきりした見解というものは、所得倍増の作業のうちにも、あるいはその後の動きのうちにもはっきりは現われておりません。考えられますことは、倍増
計画
の中にも指摘されておりますように、将来の工業の発展というものはかなりわれわれの予測を越えるいろいろなことが入ってくる可能性があるということがもとになっておりますし、工業の配置いかんによる
産業立地
の調整ということにウエートがありますから、当然新しい工業地帯が出現する場合には、そういうような場所に対してしかるべき措置を講ずる際の一つの財源であろうと思いますけれども、その辺のことは今後の問題として残されておる次第でございます。
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1961-06-06 第38回国会 衆議院 運輸委員会 第37号
公式Web版
会議録情報
0
昭和三十六年六月六日(火曜日) 午前十一時開議
出席委員
委員長 三池 信君 理事 有田 喜一君 理事 尾関 義一君 理事 川野 芳滿君 理事
高橋清一郎
君 理事 久保 三郎君 理事
山口丈太郎
君 伊藤 郷一君 河本 敏夫君
佐々木義武
君 壽原 正一君 關谷 勝利君 細田 吉藏君 西宮 弘君 肥田 次郎君 内海 清君
出席政府委員
運輸事務官
(
大臣官房長
) 辻 章男君 運 輸 技 官 (港湾局長) 坂本 信雄君 委員外の出席者 議 員 石田 宥全君
総理府事務官
(経済企画庁総
合計画局計画
官) 加納 治郎君
大蔵事務官
(主計官) 宮崎 仁君
通商産業事務官
(
企業局工業立
地課長) 馬場 一也君 専 門 員 志鎌 一之君
—————————————
六月六日
委員宇田國榮
君辞任につき、その補欠として原 健三郎君が議長の指名で委員に選任された。
—————————————
六月五日
長野県内国鉄輸送力増強
に関する請願(中澤茂 一君紹介)(第五五一九号) 信越線、
中央東西線
の
電化促進
に関する請願(
中澤茂一
君紹介)(第五五二〇号) 天竜峡、
新宿間直通ディーゼル急行導入
に関す る請願(
中澤茂一
君紹介)(第五五二一号)
芸備線輸送力
の
強化改善
に関する請願(永山忠 則君紹介)(第五五二四号) は本委員会に付託された。
—————————————
本日の会議に付した案件 閉会中審査に関する件
積雪寒冷特別地域
における
鉄道軌道
の交通の確 保に関する
特別措置法案
(
石田宥全君外
四十九 名提出、衆法第五四号) 港湾に関する件 請願 一
枕崎線敷設工事促進
に関する請願(上林 山榮吉君紹介)(第五一号) 二
国鉄輸送力強化
に関する請願(
増田甲子
七君紹介)(第五二号) 三
松本空港設置促進
に関する請願(増田甲 子七君紹介)(第五三号) 四
長野県内国鉄輸送力改善
に関する請願 (原茂君紹介)(第一九八号) 五
国鉄運賃値上げ
に関する請願(木村守江 君紹介)(第三〇八号) 六 国鉄の
貨物輸送合理化
に関する請願(加 藤高藏君紹介)(第三〇九号) 七
長野県内国鉄輸送力改善
に関する請願 (
増田甲子
七君紹介)(第三一〇号) 八
国鉄輸送力
の強化に関する請願(増田甲 子七君紹介)(第三一一号) 九 信越、
中央東線電化促進
に関する請願 (
増田甲子
七君紹介)(第三一二号) 一〇
長野県内貨物輸送力強化
に関する請願 (
増田甲子
七君紹介)(第三一三号) 一一 蔵王駅の
貨物取扱い存続
に関する請願 (松浦東介君紹介)(第三六六号) 一二
国鉄貨物運賃
の改訂に関する請願(足 鹿覺君紹介)(第三八〇号) 一三
智頭上郡線
の
調査線編入
に関する請願 (足鹿覺君紹介)(第三八一号) 一四
国鉄南勝線
及び若桜線の
廃止反対
に関 する請願(足鹿覺君紹介)(第三八二号) 一五
国鉄貨物運賃
の改訂に関する請願(足 鹿覺君紹介)(第四八五号) 一六 鹿屋港
港湾区域内海岸
の防災事業に関 する請願(
二階堂進
君紹介)(第五九八 号) 一七 鹿屋市に
測候所設置
の請願(
二階堂進
君紹介)(第五九九号) 一八
長野県内国鉄輸送力改善
に関する請願 (
小川平二
君紹介)(第六九四号) 一九 同(
下平正一
君紹介)(第七八九号) 二〇 同(
中澤茂一
君紹介)(第七九〇号) 二一 鹿屋市に
測候所設置
の請願(
二階堂進
君紹介)(第八〇〇号) 二二 隼人、古
江間国鉄自動車路線
の延長に 関する請願(
二階堂進
君紹介)(第八〇一 号) 二三 鹿児島県内之浦町に
鹿児島海上保安部
分室設置
に関する請願(
二階堂進
君紹介) (第八〇二号) 二四 鹿屋市に
国内航空路開設
に関する請願 (
二階堂進
君紹介)(第八〇三号) 二五 国分、古江両
駅間鉄道敷設
の早期完成 に関する請願(
二階堂進
君紹介)(第八〇 四号) 二六
鉄道敷設予定線古江線
の延長に関する 請願(
二階堂進
君紹介)(第八〇五号) 二七 鹿屋市に
国際空港設置
の請願(二階堂 進君紹介)(第八〇六号) 二八 古江線の
調査線編入
に関する請願(二 階堂進君紹介)(第八〇七号) 二九
口之津海員学校
の司ちゆう
科補導教育
実施に関する請願(馬場元治君紹介)(第 九六六号) 三〇
国鉄貨物運賃
の改訂に関する請願(山 本猛夫君紹介)(第一〇一〇号) 三一
長野県内国鉄輸送力改善
に関する請願 (
井出一太郎
君紹介)(第一一一四号) 三二
智頭上郡線
の
調査線編入
に関する請願 (
赤澤正道
君紹介)(第一一四一号) 三三
国鉄南勝線
及び若桜線の
廃止反対
に関 する請願(
赤澤正道
君紹介)(第一一四二 号) 三四
国鉄水郡線下瓜連
、静両駅の
貨物取扱
い存続に関する請願(
石川次夫
君紹介)( 第一一七二号) 三五 同(大高康君紹介)(第一二六七号) 三六
国鉄若桜線安部
駅の
貨物取扱い存続
に 関する請願(足鹿覺君紹介)(第一二三五 号) 三七
国鉄会津線
の
輸送力確保
に関する請願 (野口忠夫君紹介)(第一二八九号) 三八
国鉄両毛線大平下
駅の
貨物取扱い存続
に関する請願(山口好一君紹介)(第一二 九〇号) 三九
国鉄水郡線下瓜連
、静両駅の
貨物取扱
い存続に関する請願(
石川次夫
君紹介)( 第一三四〇号) 四〇
国鉄柳ケ瀬線
及び
北陸線敦賀
、今庄間 の存続に関する請願(薩摩雄次君紹介)( 第一三四一号) 四一
航海訓練所練習船大成丸沈没
による遭 難者の補償に関する請願(中村幸八君紹 介)(第一三七六号) 四二
鉄道貨物輸送力
の増強に関する請願(
池田清志
君紹介)(第一三八九号) 四三
国鉄運賃値上げ反対
に関する請願外百 四十九件(
志賀義雄
君紹介)(第一五一三 号) 四四
公営バス事業
の
認可促進
に関する請願 (大高康君紹介)(第一五四九号) 四五 同(加藤高藏君外二名紹介)(第一五 五〇号) 四六 同(重政誠之君外三名紹介)(第一五 五一号) 四七 同(
中村重光
君外六名紹介)(第一五 五二号) 四八 同(中山榮一君外二名紹介)(第一五 五三号) 四九 同(藤原節夫君外二名紹介)(第一五 五四号) 五〇
国鉄運賃値上げ反対
に関する請願外六 十八件(
穗積七郎
君紹介)(第一五五五 号) 五一 同(淺沼享子君紹介)(第一五九五 号) 五二 同外百六十九件(大原亨君紹介)(第 一五九六号) 五三 同(
佐藤觀次郎
君紹介)(第一五九七 号) 五四 同(
鈴木茂三郎
君紹介)(第一五九八 号) 五五 同(田口誠治君紹介)(第一五九九 号) 五六 同外二百二十五件(前田榮之助君紹 介)(第一六〇〇号) 五七 同(和田博雄君紹介)(第一六〇一 号) 五八 同(
西村関一
君紹介)(第一六〇二 号) 五九 同外一件(
横山利秋
君紹介)(第一六 〇三号) 六〇 同外三百十四件(
柳田秀一
君紹介)( 第一六四一号) 六一 同外二十二件(
柳田秀一
君紹介)(第 一六五七号) 六二 同外十四件(
堂森芳夫
君紹介)(第一 六五八号) 六三
釜石線上有住
駅、
岩手開発鉄道日頃市
駅間鉄道敷設等
に関する請願(
志賀健次郎
君紹介)(第一七〇六号) 六四
航海訓練所練習船大成丸沈没
による遭 難者の補償に関する請願(
赤澤正道
君紹 介)(第一七四三号) 六五 同(辻寛一君紹介)(第一八二〇号) 六六
国鉄運賃値上げ反対
に関する請願外三 百一件(高津正道君紹介)(第一八三一 号) 六七 同(
坪野米男
君紹介)(第一八三二 号) 六八 同外三百十六件(
吉村吉雄
君紹介)( 第一八三三号) 六九 同外七十六件(
久保三郎
君紹介)(第 一八六八号) 七〇 同外二百五十二件(
淡谷悠藏
君紹介) (第一八六九号) 七一 同外六十七件(
坪野米男
君紹介)(第 一九七七号) 七二 同外一件(猪俣浩三君紹介)(第二〇 五六号) 七三 同外八百九十九件(
五島虎雄
君紹介) (第二〇五七号) 七四 同外百八十三件(原茂君紹介)(第二 〇五八号) 七五 同(
中村英男
君紹介)(第二〇五九 号) 七六 同外五百五十一件(山中吾郎君紹介) (第二〇六〇号) 七七 同外四百十一件(
山中日露史
君紹介) (第二〇六一号) 七八 同外五百八十六件(
吉村吉雄
君紹介) (第二〇六二号) 七九 同外十七件(川上貫一君紹介)(第二 一〇六号) 八〇 同外千百四十七件(
久保三郎
君紹介) (第二一〇七号) 八一 同外六百十五件(
五島虎雄
君紹介)( 第二一〇八号) 八二 同外三百十五件(坂本泰良君紹介)( 第二一〇九号) 八三 同外四百五十二件(
下平正一
君紹介) (第二一一〇号) 八四 同外千五十三件(田中武夫君紹介)( 第二一一一号) 八五 同外三百五十四件(田邊誠君紹介)( 第二一一二号) 八六 同外十五件(
谷口善太郎
君紹介)(第 二一一三号) 八七 同外十六件(
志賀義雄
君紹介)(第二 一一四号) 八八 同外七百九十九件(
中村重光
君紹介) (第二一一五号) 八九 同(広瀬秀吉君紹介)(第二一一六 号) 九〇 同外九件(
山田長司
君紹介)(第二一 一七号) 九一 同外七百十七件(
山中日露史
君紹介) (第二一一八号) 九二 同外七百十一件(
川村継義
君紹介)( 第二一七六号) 九三 同外三百五十六件(
石田宥全君紹介
) (第二一七七号) 九四 同外十五件(河野密君紹介)(第二一 七八号) 九五 同外八百十件(
久保三郎
君紹介)(第 二一七九号) 九六 同外六十九件(
島上善五郎
君紹介)( 第二一八〇号) 九七 同外三百九十三件(
永井勝次郎
君紹 介)(第二一八一号) 九八 同外九百五十四件(岡田利春君紹介) (第二二二一号) 九九 同外九百七十九件(
多賀谷真稔
君紹 介)(第二二二二号) 一〇〇 同外二百三十二件(
松平忠久
君紹 介)(第二二二三号) 一〇一
航海訓練所練習船大成丸沈没
による 遭難者の補償に関する請願外一件(松本一 郎君紹介)(第二二〇五号) 一〇二
国鉄運賃値上げ反対
に関する請願外 百十四件(
横山利秋
君紹介)(第二三一九 号) 一〇三 同外千三十二件(
阪上安太郎
君紹 介)(第二四六〇号) 一〇四 同外六件(
多賀谷真稔
君紹介)(第 二四六一号) 一〇五 同外千五百十九件(
中澤茂一
君紹 介)(第二四六二号) 一〇六
山野線水俣
、大口両
駅間ディーゼル
カー運行
に関する請 願(
池田清志
君紹介)(第二三六五号) 一〇七
身体障害者
の
乗船運賃割引き
に関す る請願(
池田清志
君紹介)(第二三六六 号) 一〇八
国鉄運賃値上げ反対
に関する請願(
多賀谷真稔
君紹介)(第二五四八号) 一〇九 同外百四十五件(
多賀谷真稔
君紹 介)(第二五八五号) 一一〇 同外四件(原茂君紹介)(第二五八 六号) 一一一 同外千百八十九件(山花秀雄君紹 介)(第二五八七号) 一一二 同(岡本隆一君紹介)(第二六六九 号) 一一三 同外三十二件(
石田宥全君紹介
)( 第二七二二号) 一一四 同(河野密君紹介)(第二七二三 号) 一一五
東海道線浜松市内
の
高架線化等
に関 する請願(中村幸八君外三名紹介)(第二 五四九号) 一一六 都城、東京両
駅間特別急行列車運行
に関する請願(
瀬戸山三男
君紹介)(第二 七二四号) 一一七
鹿児島本線
の電化及び複線化に関す る請願(
池田清志
君紹介)(第二七九四 号) 一一八
城東貨物線
の電化及び
客車運行等
に 関する請願(大倉三郎君紹介)(第二八七 九号) 一一九 同(岸本義廣君紹介)(第二八八〇 号) 一二〇 同(原田憲君紹介)(第二八八一 号) 一二一 同(
古川丈吉
君紹介)(第二八八二 号) 一二二 老齢者の
汽車賃割引き
に関する請願 (河本敏夫君紹介)(第二九八七号) 一二三
国鉄運賃値上げ反対
に関する請願( 山内広君紹介)(第三〇〇四号) 一二四
日本海岸国有鉄道
の
整備促進
に関す る請願(松澤雄藏君紹介)(第三〇六七 号) 一二五
国鉄運賃値上げ反対
に関する請願( 山内広君紹介)(第三〇六八号) 一二六
城東貨物線
の電化及び
客車運行等
に 関する請願(
杉山元治郎
君紹介)(第三一 八七号) 一二七 同(
阪上安太郎
君紹介)(第三一八 八号) 一二八 同(井岡大治君紹介)(第三一八九 号) 一二九 同(
松原喜之次
君紹介)(第三三六 〇号) 一三〇 大間、
函館間連絡航路開設
に関する 請願(
森田重次郎
君紹介)(第三三六一 号) 一三一 大畑、
大間間鉄道敷設
に関する請願 (
森田重次郎
君紹介)(第三三六二号) 一三二
長野県内国鉄輸送力増強
に関する請 願(
下平正一
君紹介)(第三四〇〇号) 一三三 同(
井出一太郎
君紹介)(第三六五 六号) 一三四 同(
小川平二
君紹介)(第三六五七 号) 一三五 同(原茂君紹介)(第三六五八号) 一三六 信越線、
中央東西線
の
電化促進
に関 する請願(
下平正一
君紹介)(第三四〇一 号) 一三七 同(
井出一太郎
君紹介)(第三六五 九号) 一三八 同(
小川平二
君紹介)(第三六六〇 号) 一三九 同(原茂君紹介)(第三六六一号) 一四〇 天竜峡、
新宿間直通ディーゼル急行
導入に関する請願(
下平正一
君紹介)(第 三四〇二号) 一四一 同(
井出一太郎
君紹介)(第三六六 二号) 一四二 同(
小川平二
君紹介)(第三六六三 号) 一四三 同(原茂君紹介)(第三六六四号) 一四四
田子倉専用鉄道
の
国鉄営業路線編入
に関する請願(木村守江君紹介)(第三八 八六号) 一四五
長野県内国鉄輸送力増強
に関する請 願(
羽田武嗣郎
君紹介)(第三九八〇号) 一四六 信越線、
中央東西線
の
電化促進
に関 する請願(
羽田武嗣郎
君紹介)(第三九八 一号) 一四七 天竜峡、
新宿間直通ディーゼル急行
導入に関する請願(
羽田武嗣郎
君紹介)( 第三九八二号) 一四八
小型船海運業
の
保護助成策
に関する 請願(星島二郎君紹介)(第四〇〇一号) 一四九 同(内海清君紹介)(第四一九一 号) 一五〇
道路運送法
の一部改正に関する請願 (
坂田道太
君紹介)(第四〇三四号) 一五一 同外三件(
坂田道太
君紹介)(第四 〇九一号) 一五二 同外四件(
藤田義光
君紹介)(第四 一五四号) 一五三 同(
吉田重延
君紹介)(第四一九三 号) 一五四
市道井立田上場線
に
バス運行
の請願 (
池田清志
君紹介)(第四〇六一号) 一五五
航海訓練所練習船大成丸沈没
による 遭難者の補償に関する請願(
荒舩清十郎
君 紹介)(第四一八〇号) 一五六
国鉄川越線
の
電化促進
に関する請願 (
山口六郎次
君紹介)(第四一九二号) 一五七
長野県内国鉄輸送力増強
に関する請 願(
松平忠久
君紹介)(第四二三四号) 一五八 信越線、
中央東西線
の
電化促進
に関 する請願(
松平忠久
君紹介)(第四二三五 号) 一五九 天竜峡、
新宿間直通ディーゼル急行
導入に関する請願(
松平忠久
君紹介)(第 四二三六号) 一六〇 首都の交通緩和及び
防火都市建設促
進のため第二京浜・
東北国鉄線敷設等
に関 する請願(花村四郎君外一名紹介)(第四 三九六号) 一六一
国鉄運賃改訂
に伴う
農林水産関係貨
物運賃の
特別措置
に関する請願(中馬辰猪 君紹介)(第四五五八号) 一六二
道路運送法
の一部改正に関する請願 外一件(園田直君紹介)(第四五五九号) 一六三 同(
藤田義光
君紹介)(第四五六〇 号) 一六四 同(
吉田重延
君紹介)(第四六九七 号) 一六五
智頭上郡線
の
調査線編入
に関する請 願(大上司君紹介)(第四六九六号) 一六六
航海訓練所練習船大成丸沈没
による 遭難者の補償に関する請願(
増田甲子
七君 紹介)(第四八六九号) 一六七
国鉄運賃改訂
に伴う
農林水産関係貨
物運賃の
特別措置
に関する請願(
池田清志
君紹介)(第四八七七号) 一六八 兵庫県香住町柴山港に
灯台設置
に関 する請願(有田喜一君紹介)(第五〇一七 号) 一六九 商船大学の実習における
安全衛生管
理及び
災害補償制度確立
に関する請願(鈴 木義男君紹介)(第五三八八号) 一七〇
道路運送法
の一部改正に関する請願 (
川村継義
君紹介)(第五四一九号) 一七一
長野県内国鉄輸送力増強
に関する請 願(
中澤茂一
君紹介)(第五五一九号) 一七二 信越線、
中央東西線
の
電化促進
に関 する請願(
中澤茂一
君紹介)(第五五二〇 号) 一七三 天竜峡、
新宿間直通ディーゼル急行
導入に関する請願(
中澤茂一
君紹介)(第 五五二一号) 一七四
芸備線輸送力
の
強化改善
に関する請 願(永山忠則君紹介)(第五五二四号) ————◇—————
三池委員長(三池信)
1
○三
池委員長
これより
会議
を開きます。 去る二
日本委員会
に付託されました
石田宥全君外
四十九名
提出
、
積雪寒冷特別地域
における
鉄道軌道
の
交通
の
確保
に関する
特別措置法案
を
議題
とし、
審査
を行ないます。
—————————————
—————————————
三池委員長(三池信)
2
○三
池委員長
まず
提出者
より
提案理由
の
説明
を聴取いたします。
石田宥全君
。
石田(宥)議員(石田宥全)
3
○
石田
(宥)議員 ただいま
議題
となりました
積雪寒冷特別地域
における
鉄道軌道
の
交通
の
確保
に関する
特別措置法案
につきまして、その
提案理由
の
説明
を申し上げます。
裏日本
、とりわけ
積雪寒冷地域
の
産業
、
経済
及び
生活水準
は、
全国
的に見た場合きわめて劣弱な地位にあることは、何人も否定できない事実であります。すなわち一人当たりの
所得水準
は、
昭和
三十二年度においてようやく
全国平均
の八〇%程度に達したという
現状
であります。
所得水準
がこのように低位にあるということは、
積寒地域
の
国内市場
を狭める結果となり、ひいては
産業立地
上の大きな
障害
となっているのみならず、
わが国経済発展
上、
一大障害
となっているものと考えられます。この
積寒地域
の
後進性
が
各種資源
の窮乏、
開発効果等
に原因があるとするならばやむを得ないとも考えられますが、この
地方
には
農林水産
、
鉱業資源
、
水力資源等
が豊富に賦存しているのであります。現に開発されているものだけでも、
東北
七県だけで
鉱産額
では
全国
の約三〇%、
森林資源
の
蓄積量
は
全国
の約二〇%、
米産額
では実に
全国
の二四・六%、約四分の一の生産をなしており、かつ
開拓適地
がなお三十五万町歩も眠っておるのであります。さらに
水産資源
は
全国
の一八・七%であり、
開発水力
は二百四十一万キロワットに達し、
全国
の二三%を擁し、未
開発水力
はなお三百三万キロワットに及ぶと推定されるのであります。しかるに
工業出荷額
は、
昭和
三十四年度でようやく
全国
の七・一%に達したという
状態
であります。
わが国
の眠れる宝庫といわれる
積雪寒冷地域
は自然的、
地理的条件
に恵まれず、未
開発地域
として
明治
以来顧みられず、従って
産業
の立ちおくれ、
経済
的な困窮、そして文化的に取り残された暗い谷間に
地域住民
は低い
生活水準
にやむなく甘んじてきたのであります。現在少しばかりの手が差し伸べられておりますが、ここまで放置してきた
政治責任
はきわめて重大であるといわねばなりません。
積雪寒冷地域
の
後進性
の最大の要因は、自然的地理的に非常に悪い
条件
にあると見られるのであります。気温は寒冷であり、冬期
相当
に長い
間積雪
があり、
交通
は全く阻害され、また
融雪
による
災害
の
危険度
が非常に高いということによると考えられます。今年は
明治
三十年以来の超
異例
の
積雪
を見たのでありますが、毎年々々はかり知れない
相当
の
雪害
のあることを認識していただきたいのであります。
異例
とは申せ、昨年十二月二十八日より降り出した雪は大
積雪
となり、本年二月末の
降雪期
でさえも、山形県下では三百二十五センチ、
被害
は
死者
四名、十五億円に達しましたし、秋田県下では百五センチ、十一億四千万円、新潟県下では三百九十センチ、
死者
、行方不明二十四名、
被害総額
四十九億四千万円、福井県下では百三十三センチ、十三億五千万円、
石川
県下では二百五十七センチ、十三億六千万円、富山県下では二百三十センチ、十七億九千万円という異常な
被害
をこうむっており、
融雪
後にはさらに五割から六割増の甚大な
被害
となっておるのであります。 この豪雪のため、
国有鉄道
、
地方鉄道
及び
バス路線等
は完全に
麻痺状態
に陥り、百時間以上も遅延した
旅客別車
を初め、貨車に至っては二十五日間もストップしていたという
状態
であり、従って
商工業
の
機能
も、その間半減あるいは完全にその
機能
を停止してしまったという憂うべき
現状
であったのであります。この
地域住民
に及ぼす影響は甚大であり、憂慮すべき事態が今年のみに限らず毎年繰り返されているのであります。 この
自然的条件
を
宇宙旅行
ができようという今日克服されないはずはないと思われるのであります。国が
責任
を持って徹底的にこの
打開策
を講じるならば、これら
積寒地域住民
の長い間の悲願、苦悩は解消され、
地域格差
をなくし、安んじて豊かな
生活
を築くことができるものと信じます。 そのためには、まず本
地方
の
交通網
の骨格である
鉄道軌道
が、いかなる
積雪
にあってもその
機能
を失うことのないよう総合的な備えが絶対に必要であるという見地より、本
法案
を提案した次第であります。 その内容は、
積雪寒冷地帯
における
産業
の振興と民生の
安定向上
を期するために、
運輸大臣
は
国有鉄道
、
地方鉄道
の線路の指定を行ない、除雪、防雪及び凍
雪害
の防止に関する五カ年
計画
を樹立し、国の
責任
においてこれにかかる
事業
に対して、その費用の三分の二以内を補助することにしたのであります。また、
雪害防除
五カ年
計画
を実施するに要する
資金
の
確保
をはかり、かつ
資金
の融通をあっせんすることとし、
運輸大臣
は毎
年度国会
に対し、
鉄道軌道
及びその
交通
について、
積雪
寒冷による
被害
の状況及びその対策実施について報告しなければならないこととしたのであります。 以上が本案の
提案理由
とその内容でありますが、何とぞ慎重御審議の上すみやかに御可決あらんことをお願いいたします。 ————◇—————
三池委員長(三池信)
4
○三
池委員長
次に、
港湾
に関する件について調査を行ないます。 質疑の通告がありますので、これを許します。
高橋清一郎
君。
高橋(清)委員(高橋清一郎)
5
○高橋(清)
委員
大臣がおいででありませんので、
港湾局長
に対しまして御質問したいと思うのですが、仄聞するところによりますと、新潟県に工業港を設置する
計画
がある由と聞いておるのでありますが、その御
計画
の内容並びに予算の概要をお示しいただきたいと存じます。 なお工業港の設置につきましては、過日国会を通過して成立しました
港湾
整備緊急措置法でありますが、これに基づきまする
港湾
整備五カ年
計画
の作成に際しまして、これを新潟の場合でありますが、
計画
の中に入れるかどうかということをまず第一段にお聞きしたいのであります。
坂本政府委員(坂本信雄)
6
○
坂本
政府
委員
今お話しの新潟港の工業港の
計画
でございますけれども、これは私も聞いておりますが、まだ現在では地元でそういう
計画
をしておられるという構想でございまして、
港湾
局といたしましては今後もう少し調査をした上で検討することにしよう、こういう考えでございます。 次に五カ年
計画
との関連でございますが、一般に今工業港という問題が大きく考えられております。所得倍増
計画
では今後十カ年に約二億万坪の土地を造成することが必要だということになっておりますが、この中で臨海工業用の敷地は一億一千万坪が必要だ、こういう数字が出ております。この用地の造成にあたっては、地域的にどこに持っていくかということを考える上に、地域間の所得格差の是正あるいは過大都市の発生の防止というようなことも考えまして、前よりも
計画
的に工業の分散をはかっていきたいというふうに考えております。しかし企業はやはり
経済
的合理性の尊重という立場から、消費地に近いところ、あるいは
産業
基礎施設が整っておるところとか、関連
産業
が発達しているというような既成工業地帯に近く立地を求める傾向が強いのでございまして、工業地帯の開発にあたりましては、第一次的には四大工業地帯の外縁部だとか、その地帯をつなぐ太平洋ベルトラインというような地帯が想定されるわけでございます。
東北
、
裏日本
、北海道というものにつきましては、現在行なわれております既定
計画
を遂行していくというのはもちろんでございますが、次の期間に選定された地点について今後研究をしまして大規模な工業地帯を育成したい、こういうふうに考えております。
港湾
局といたしましては各省の意見も聞きまして、一応立地
条件
がすぐれていると思われ、今後およそ十カ年の間に工業化されるであろうという見通しのあるような個所につきまして今後調査を行ないまして、その結果、
条件
が整っていると認められるものにつきまして、実際の工業港の
計画
を立て、そしてこれを実施に移していきたいという考えでございまして、五カ年
計画
の問題はその結果、調査の上ということにいたしております。
高橋(清)委員(高橋清一郎)
7
○高橋(清)
委員
そうした場合、工業港の実現に伴いまして背後地帯の開発と相待たなければならぬのでございます。当然これは取り扱い貨物量の増大ということが必至でございましょうし、またそれらのことが前提になってくると思うのでありますが、その場合、特定重要
港湾
というような
港湾
としての資格を具備することになると思うのであります。それらの見通しについてもう一度念を押したいと思います。
坂本政府委員(坂本信雄)
8
○
坂本
政府
委員
今申し上げましたように工業港による取り扱い貨物の増加ということは現在はまだ予測困難な
状態
でございます。重要
港湾
の中で特にいろいろな
条件
にかなったものは特定重要
港湾
にするわけでございますが、その選定基準につきましてだいぶ古くなりましたので、今再検討の段階に達しておりますし、新潟港につきましても今後の港の発展の推移を見て検討して参りたい、こう考えております。
高橋(清)委員(高橋清一郎)
9
○高橋(清)
委員
新工業港でございますから、新しい別の場所での
計画
を土地では考えておるのでございます。それとそういう動きがございますれば、また反射的と申しますか、現在の新潟の港をどうするかというような心配が出てくるのでございます。御存じのように
昭和
三十六年度を初年度といたします新潟港の改修五カ年
計画
によりますと、
事業
費が八億二千万円、国費が四億一千万円でもって浚渫工事を施行することになっているのでございますが、この心配をいただいております浚渫工事はもちろん重要でございますけれども、新潟港の御存じのような特有の河川からの土砂の流入を防止する工事、これは毎年継続せられ心配をかけている点でございますが、この根本対策というものについて、この際でございますからあらためて新潟港の河川からの土砂の流入に対する防止対策というものについての御見解をただしておきたいと思います。
坂本政府委員(坂本信雄)
10
○
坂本
政府
委員
今お述べになりました工事費は、多分、昨年運輸省で三千二百億の五カ年
計画
の費用を要求いたしましたところの内訳だろうと思いますが、これから作ります五カ年
計画
の内容につきましては、現在まだ検討中でございます。今お話しの新潟港は、毎年河川の土砂が流入して、それを掘らなければ使えないわけでございますが、その問題につきましては河川の問題もございますし、いろいろ関係機関の間で検討中でございますが、それまでは少なくとも土砂が流入することによって、港が使えないということのないように、埋没によって港の
機能
に支障を与えないように処置する考えでございます。
高橋(清)委員(高橋清一郎)
11
○高橋(清)
委員
港の発展に伴いまして心配になって参りますのは、
港湾
荷役の施設の近代化ということであろうと思われます。船舶の運航の能準向上をはかるためには、
港湾
施設の整備に対応いたしまして、
港湾
荷役の施設の近代化をはからなければならぬことは言うまでもございません。ところが、御存じのように、実情はきわめて残念でございますが整備はなっておりません。そこでこの荷役施設の近代化につきましての見通しをこの際お聞きいたしたいと思います。
坂本政府委員(坂本信雄)
12
○
坂本
政府
委員
港湾
荷役施設を近代化しなければならないということはお説の通りでございまして、私もこれから推進して参りたいと思っております。ただ荷役機械につきましては、これは国庫補助の対象とはなりませんので、
港湾
管理者がおやりになるものにつきましては、起債のごあっせんをし、また民間の業者がおやりになるものについては、開銀融資のあっせんを現在行なっております。新潟港につきましては、実は特にそういう御要望を私は承っておらないのでございますが、よく調べまして、御必要であればこういう方面から考慮したいというふうに考えております。
高橋(清)委員(高橋清一郎)
13
○高橋(清)
委員
港湾
行政事務の簡素化をはかるために、各地に合同庁舎というものの設置がはかられておるようでございますが、この合同庁舎について、新潟港についてはどういう御所見でございましょうか、お尋ねいたします。
坂本政府委員(坂本信雄)
14
○
坂本
政府
委員
やはり
港湾
を利用するものに不便を与えないということが一番大切だと思うのでございますが、そういう点から、
港湾
関係の合同庁舎を作るという考え方で、私どもも推進しておるわけでございます。新潟港についてもそういう御要望があることを承っておりますので、できるだけこれを実現させる方向に私どもとしては善処していきたいというふうに考えております。
高橋(清)委員(高橋清一郎)
15
○高橋(清)
委員
最後に一言だけお尋ねいたします。新潟の海岸の決壊のことでありますが、御調査願っておるかどうかわかりませんけれども、毎年ああした非常な決壊が繰り返されておるのでありますが、技術陣の指導そのよろしきを得たんだろうと思いますが、縦坑を作っていただきまして、ある程度の決壊の進捗率が狭められたということで喜んでおる
状態
ではございますけれども、やはり依然としてその心配は失われていないのであります。これに対する親心のお示し、どの程度ということでありまするか、知る範囲内においてお答え願いたい。
坂本政府委員(坂本信雄)
16
○
坂本
政府
委員
新潟港の海岸決壊の問題は非常に大きな問題でございまして、運輸省といたしましてもできるだけ予算その他で尽力をして参りまして、一応海岸のひどく侵食しておるところは対策が終わったといいますか、とまったというように考えております。しかしそのためには一部港内の土砂を浚渫して補給しておる。それと併用して今の
計画
が成り立っておるようなわけでございます。今後につきましてはやはり今までの施設でもって十分その
機能
が今後も発揮できるかどうかということを常に注意しておりまして、それに対してあるいは十分でないということであれば速急に対策を考えていきたいと思います。
高橋(清)委員(高橋清一郎)
17
○高橋(清)
委員
最初のお答えについて非常に感謝を申し上げておるわけでありまするが、そこまで非常な御親切な御答弁をいただいたのでありまするから、もう一歩前進してお尋ねしたいのであります。 この新潟の工業港について調査をする段階、調査の範囲に入れまして調査費をつけるということが前提でございまするが、そういうようなところまでお心組みがあるかどうかということを、この際でございますのでお尋ねしたい。
坂本政府委員(坂本信雄)
18
○
坂本
政府
委員
調査費はまだ最終的には決定しておりませんが、大蔵省の方ともいろいろお打ち合わせいたしまして、本年度において調査するつもりでございます。
高橋(清)委員(高橋清一郎)
19
○高橋(清)
委員
次は大蔵省側にお尋ねしたいのであります。これは宮崎
主計官
の担当でございまして、非常な
港湾
問題の権威者でもあるということを聞いておりますので、全部御存じでありまするけれども、四面環海の
わが国
におきまして、国内
産業
を開発いたし、外国貿易の振興をはかるためには、まず何よりも
港湾
の整備をはかるということが先決問題でありますことは言うまでもありません。
港湾
の整備、特に新しく工業港を設置するためには巨額な費用を要するわけでございまするが、現在の
地方
財政の負担能力から見まして、多額の国家
資金
の援助を仰がなければならないことはよく御存じの通りであります。こうした
計画
に対しまして大蔵当局といたしまして、あなたのお立場でいかなる御見解をお持ちであるか。たとえて申しますると、国家負担率の増加ということが中心課題でございましょうけれども、これらにつきましてこの際でございますので御所見を伺いたいのであります。
宮崎説明員(宮崎仁)
20
○宮崎
説明
員 ただいま工業港の開発に関連しましてお尋ねでございますが、御承知の通り所得倍増
計画
を契機といたしまして、
全国
的にこういった新規工業地帯の造成問題が非常に大きな政策として取り上げられております。その場合に私どもといたしましては、公共
事業
の関係としまして
港湾
、道路、工業用水あるいはその他の
産業
基礎の整備のためのいろいろの
事業
が必要でございます。そういうものを総合的に実施していくことが、これまた非常に大事でございますので、このための調査といたしましては、それぞれ
港湾
なりあるいは工業用水の調査をしていただくことはもちろん、全体としましてそういった地域的な工業の立地と申しますか分布、そういうための基礎的な調査をしていただく、こういう考え方に立ちまして、三十六度の予算におきましても、
経済
企画庁に五千万円、その他建設省あるいは通産省等に調査費を計上いたして、本年度実施しておる段階でございます。こういった調査がまとまって参りまして、
全国
的な
計画
も近く作られるのであろうと思っておりますが、その場合におきましては、その結果に待ちましてこれを財政的に処置して参らなければならぬ。ただいま御指摘のその場合の
地方
負担の問題などにつきましても、これまた
事業
の実施上非常に重要な問題でございますので、そういった
事業
の規模なりあるいは
地方
の財政状況なりを検討いたしまして、今後対処していかなければならないと考えております。御承知の通り今国会におきまして、こういった問題にも関連いたしまして、後進地域の公共
事業
の負担率を傾斜的に引き上げる特例法が成立いたしております。これによりましてそういった後進県におきまする
事業
が
相当
推進ができる、こういうふうに私どもは考えておりますけれども、なお具体的な
計画
がまとまって参りましたならば、さらに検討して参りたいと考えております。
高橋(清)委員(高橋清一郎)
21
○高橋(清)
委員
次は
経済
企画庁にお伺いいたします。太平洋沿岸でございますが、京浜港、伊勢湾あるいは阪神港など、こういった太平洋沿岸におきまして各種工場がうんと進出しておるのでございます。ところがこの集中化の結果といたしまして心配ができたのであります。それは、工業用水が非常に不足して、その対策に悩んでいる
現状
であることは、あなたの方でよく御存じだろうと思います。ところが手前みそではございましょうけれども、新潟は立地
条件
がきわめて良好でございます。御存じのように信濃川、阿賀野川というような水利、背後地帯における大量の資源、台風による
被害
も比較的少ないのでございます。かような点からかんがみまして工業港の施設ということにつきました場合には、新潟港に関しましてでございますが、
経済
企画庁といたしましてどういうふうな御見解をお持ちでございますか。
加納説明員(加納治郎)
22
○加納
説明
員 ただいまの新潟港に関連いたしまして水資源、水の利用の問題、あるいは台風のない特殊な地域に対する考え方というようなことについて
説明
いたします。水の問題につきましては所得倍増
計画
のときにも治山治水小
委員会
で需給のバランスなど試算いたしております。その場合に特徴的なことを申し上げますと、既成四大工業地帯で非常な水の窮迫が目立っているということ、その他の未
開発地域
については全体として水の使い方も少ないし、また一つの特徴としては、原単位と申しますか、工業の単位当たりの生産額に対しまして水の使い方がかなり多くなっております。四大工業地帯の中でも差はございますけれども、かなり窮屈な水の使い方、比較的少ない水を使ってたくさんの工業生産を上げているという姿が出ております。その辺を参考にいたしながら将来どのくらい水を使うかということも考えたり検討いたしておりますが、その場合に一般的には未
開発地域
の方が水に余力もあるし、将来
相当
高い原単位なり伸び率なりの水の需要を見ても、なお余力があるのではないかというようなことが一応想定されております。従いまして水の問題から見ましても、
裏日本
なり一般的な未
開発地域
における水の利用が非常に今後重要な問題になり、それが一つの誘因となって工業の分散が進められるということを非常に期待しておるのであります。また台風の面を見ましても、御承知のように四大工業地帯いずれもかなり台風に面する危険な地域に属するわけでございまして、それ以外の地域で工業の発展が行なわれるということは非常に好ましいことと考えます。ただ問題は、このようなポテンシャルと申しますか、潜在的な非常な有利な地域を持っているにかかわらず、未
開発地域
の工業化というものは必ずしも急速な進展を見せていないということについて、今後非常に努力を要するのではなかろうか。何と申しますか公共投資だけしたのでは工業がうまくいくというわけには参らない。
産業
界の方もあるいは地域のそれぞれの県なり市町村なりの方々、企業方面あるいは地域公共団体の努力と相待って初めて工業化が進むのではなかろうか、そういう方面に対して
相当
今後検討していく必要があるというふうに考えております。
経済
企画庁におきましても、従来の体制のほかに新たに地域
経済
調査会が今年度設置される予定になっておりまして、従来の体制の盲点と申しますか、不備なところもつけ加えまして、理論的な面でもう少し検討を進めて、そういう体制に持っていこう、そのように考えておる次第であります。
高橋(清)委員(高橋清一郎)
23
○高橋(清)
委員
二月十四日だったと思っておりますが、二月十四日のこの
委員会
におきまして、先ほど申しました
港湾
整備緊急措置
法案
の
審査
に際しまして、
港湾局長
は次のことを答弁しておるのであります。
昭和
三十六年度から十カ年間に
港湾
に対する行政投資として五千三百億を予定しておる、そのほかに
産業立地
調整費という項目を設けて、その約五千億の中から
港湾
に充当する、こういう答弁をされておるのでございます。ただいまも話があったのでございますが、
産業立地
調整の所管庁としての
経済
企画庁の立場におきまして、この調整費を工業港の設置に充当せられるお考えがあるかどうかということについて、重複する点もございますが、きわめて密接の関係でございますあなたの立場でございますから、あらためて再度お尋ねするわけでございます。
加納説明員(加納治郎)
24
○加納
説明
員 今お尋ねの
産業立地
調整費の問題は、所得倍増の一つの発明と申しますか、着眼として新しく取り上げられておる問題でございます。ただ十年というような長期間を見まして、その場合にいろいろ不測の事態なり情勢の変化によって、現在の
計画
では不十分なことが起こった場合に考えるという建前になっておりますので、それをどういう形で具体的に使うことを考えるかというようなことになりますと、まだはっきりした見解というものは、所得倍増の作業のうちにも、あるいはその後の動きのうちにもはっきりは現われておりません。考えられますことは、倍増
計画
の中にも指摘されておりますように、将来の工業の発展というものはかなりわれわれの予測を越えるいろいろなことが入ってくる可能性があるということがもとになっておりますし、工業の配置いかんによる
産業立地
の調整ということにウエートがありますから、当然新しい工業地帯が出現する場合には、そういうような場所に対してしかるべき措置を講ずる際の一つの財源であろうと思いますけれども、その辺のことは今後の問題として残されておる次第でございます。
高橋(清)委員(高橋清一郎)
25
○高橋(清)
委員
次は通産省に対して伺います。こうした場合は、どうしてもまず工場の誘致というものが主眼に考えられてくるのではなかろうかと思うのであります。工業港の設置にあたりましては、資源の開発、工業の発展と相待ちまして、ただいま申しました工場の誘致が実際上の大きな課題であろうと思われる、この際でございますから、御所見、見通しのほどをお伺いしたいのであります。
馬場説明員(馬場一也)
26
○
馬場
説明
員 一般論といたしまして、所得倍増
計画
を達成いたします際に非常に大事なことは、既成の大工業地帯の
産業
基盤を
強化
するのが非常に必要でございますけれども、一方におきまして、そういう地域に工場の過度集中が行なわれますと、むしろ
産業
の
条件
が非常に悪くなる。それを助成するという意味でその地域に工業投資をするという場合に、その工業投資がある限界を越えますと非常に不
経済
になって参るということもございますので、そういう既成大工業地帯の
産業
基盤の整備ということと並行いたしまして、先ほど来のお話にございますように、工業の
地方
分散をはかる、適地通産の工業を分散せしめるように誘導するということが、これからの非常に大きな課題であると思うのであります。通産省といたしましては、
地方
の所得格差をなくする一番大きな推進力となりますものは、ただいま申し上げました有力な工業が
地方
に適地適産の原則によって分散することによりまして、それを推進することによって
地方
の所得が向上し、所得格差がなくなるというふうに考えておりますので、われわれといたしましては、これから先どういうふうに、たとえば十年なら十年という見通しのもとにいろいろな工業をどういう工合に
地方
に分散していったらいいかということにつきまして、統一した
計画
見取図みたいなものを作りたいと考えまして、現在その作業をやっておる最中でございます。こういうものが近くまとまりますと、
全国
的に、最初はおそらく非常に大まかな見取図になるであろうと思いますけれども、
全国
の各地域に分けまして、との地域には、それぞれ土地なり水なりあるいは輸送その他の立地
条件
からして、こういろ
産業
をこの程度の規模で立地することが望ましいという非常に大まかな見取図をなるべく早く作りたいということで目下作業いたしております。こういうものができましたらこれを土台にいたしまして、さらにこれを基礎にし、いろいろな
産業
界の意見を聞き、さらに各方面の意見を尊重いたしまして、こういうものを固め、おいおい正確な工業の
地方
分散
計画
を作って、その線に沿って
地方
分散を誘導して参りたい、かように考えておる次第であります。
高橋(清)委員(高橋清一郎)
27
○高橋(清)
委員
私はただ地元のゆえをもちまして新潟港を中心としての工業港新設についての御所信を伺い、せっかく芽ばえましたこの機運を何とか醸成していただきたいという熱意のあまりこうした場面を持たせていただいたわけであります。やはりこうした芋ばえと申しますか、所得倍増の線に沿いまして国民
経済
の伸長をはかるという線に沿うてのこうした
産業
の振興策というものは、
全国
至るところにあると思うのであります。こういう面につきましては、どうか関係各庁におかれましても横の連絡をよくおとりになりまして、せっかく芽ばえましたこの芽をつまれることのないように、むしろいい面においてはさらに一そう増進せしめるように、いい意味で伸ばしてやるという意味での御
計画
を賜わりたいと考えるわけであります。それだけお願い申し上げまして私の質疑を終わります。
久保委員(久保三郎)
28
○
久保
委員
ちょっと関連して。
港湾局長
に一つだけお尋ねしたいのでありますが、先般通過しました
港湾
の緊急整備措置法でございますか、これに基づく整備
計画
といいますか、こういうものは、将来において一応の段取りはきめて、
港湾
審議会ですかそういうところにかける段取りに今なっておるのですか。その作業の関係はいかがでしょうか。
坂本政府委員(坂本信雄)
29
○
坂本
政府
委員
現在の五カ年
計画
をとれから進めます段取りでございますが、現在は一つの素案というものを担当の課で作りまして、それで素案につきまして
地方
の方々と相談しておるという段階でございます。その段取りが終わりますと、一つの成案を得まして
港湾
審議会にかけまして、その答申を尊重して閣議で決定していただく、こういうことになるわけであります。
久保委員(久保三郎)
30
○
久保
委員
大よそその作業の見通しはいつのころに決着がつくのかということが一点。それから当然五カ年
計画
全体の結論が得られなければ今年度の中身はわからぬと思うのでありますが、その関係はどういうふうになりますでしょうか。
坂本政府委員(坂本信雄)
31
○
坂本
政府
委員
計画
を決定いたします時期につきまして、これはまだこちらの考えでございますが、考え方といたしましては大体八月一ぱいに運輸省としての案を取りまとめたい。それから関係各省との調整が必要でございますので、閣議に出しますのは秋になるだろうという予定でございます。 ————◇—————
三池委員長(三池信)
32
○三
池委員長
本日の
請願
日程全部を一括
議題
として
審査
を行ないます。 これらの各
請願
につきましては
委員
各位もすでに文書表等でその内容は御承知の通りと存じますが、先ほどの
理事
会において慎重に検討いたしましたので、これより直ちに採決いたしたいと存じますが、御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
三池委員長(三池信)
33
○三
池委員長
御異議なしと認め、これより採決いたします。 日程第一ないし第四、第六ないし第一一、第
一三
、第一四、第
一六
ないし第二九、第三一ないし第四二、第四四ないし第四九、第六三ないし第六五、第一〇一、第一〇六、第一〇七、第一一五ないし第一二二、第一二四、第一二六ないし第
一六
〇、第
一六
二ないし第
一六
六及び第
一六
八ないし第一七四の各
請願
は、いずれも採択の上内閣に送付すべきものと決するに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
三池委員長(三池信)
34
○三
池委員長
御異議なしと認め、さよう決しました。 なお、ただいま議決いたしました各
請願
の報告書の作成等につきましては
委員長
に御一任願いたいと存じますが、御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
三池委員長(三池信)
35
○三
池委員長
御異議なしと認め、さよう決しました。 ————◇—————
三池委員長(三池信)
36
○三
池委員長
閉会中
審査
に関する件についてお諮りいたします。 本
委員会
におきましては、今会期中、陸運及び海運等の各調査事項につき調査をいたして参りましたが、閉会中もなお議長の承認を得てこれらの
審査
を行ないたいと存じます。つきましては、一、陸運に関する件 二、海運に関する件 三、航空に関する件四、日本
国有鉄道
の経営に関する件五、
港湾
に関する件 六、海上保安に関する件 七、観光に関する件 八、気象に関する件 以上の各件を閉会中
審査
事件として議長に申し出たいと存じますが、御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
三池委員長(三池信)
37
○三
池委員長
御異議なしと認め、さよう決しました。 なお、これらの閉会中
審査
事件が本
委員会
に付託せられました場合、
委員
を現地に派遣して実情を調査する必要があります場合には、その
委員
派遣承認申請に関する件の取り扱いにつきましては
委員長
に御一任願いたいと存じますが、御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
三池委員長(三池信)
38
○三
池委員長
御異議なしと認め、さよう決しました。 なお、閉会中の
委員会
において緊急やむを得ず参考人より意見を聴取する必要が生じましたときには、その参考人招致に関する件の取り扱いにつきましては
委員長
に御一任願いたいと存じますが、御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
三池委員長(三池信)
39
○三
池委員長
御異議なしと認め、さよう決しました。 なお、閉会中
審査
事件が付託されました場合、都市
交通
に関する小
委員会
及び観光に関する小
委員会
を設置いたしたいと存じますが、御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
三池委員長(三池信)
40
○三
池委員長
御異議なしと認め、さよう決しました。 なお、小
委員
の員数、小
委員
及び小
委員長
の選任につきましても
委員長
に御一任願いたいと存じますが、御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
三池委員長(三池信)
41
○三
池委員長
御異議なしと認め、さよう決しました。 なお、
委員
の異動に伴い、小
委員
及び小
委員長
に欠員が生じました場合、その補欠選任等につきましては
委員長
に御一任願いたいと存じますが、御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
三池委員長(三池信)
42
○三
池委員長
御異議なしと認め、さよう決しました。 また両小
委員会
において参考人より意見を聴取する必要が生じました場合には、その参考人招致に関する件の取り扱いにつきましては
委員長
に御一任願いたいと存じますが、御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
三池委員長(三池信)
43
○三
池委員長
御異議なしと認め、さよう決しました。 次会は公報をもってお知らせすることとし、本日はこれにて散会いたします。 午前十一時四十五分散会