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矢嶋三義君 じゃ、もう一問両
大臣に伺って
山本委員にかわって、あとでまた
質疑をいたします。
そのもう一同というのは、
官房長官、今度のこの
法案の中に、これは提出担当
大臣は
行政管理庁小沢国務大臣ですが、気象庁に六十人ふやした、こういうことは非常にいいことだと思う。なお足りないくらいだけれども、このふえたということは非常にいいことだと思う。しかし、行政
事務の状態を、私は大きいことは言いませんけれども、われわれしろうとが
各省を回ってみた場合ですね。はたしてその
業務量と
定員とが合理的に十分とはいわなくても、十分に近い程度マッチしているかどうかという点については、私しろうとが行って疑問を持つのですがね。非常にお忙しいところと、そうでないというところですね、それから
業務がダブっているというような面がちょいちょい――私どもしろうとですが、各劣を回ってそんな感じがします。これに対する
見解ですね。
それから、御注意を申し上げたいのですが、私はある省、名前は言いませんが、行った場合に、もう二時近くに行ったことがあるのですが、ある劣では課長さんを中心に、皆さんそろって、一方ではトランプをやっている、一方では碁を打っているという姿を二度見ました。参議院の
矢嶋ということを知ってから、ちょっと格好悪いのでつくろいましたけれども、それから最近
国会が始まって、私はいろいろ問い合わせたいと思ってある省に電話をかけたところが、次官、担当
局長がいない。二、三の
局長に電話してみたが、いずれもおいでになっていない。それは大体九時三十五分ごろです。私は、
国会にいつも九時五分に登院いたします。次官はといったら、
事務次官もおいでになっていない。それでは担当課長というので、課長に五、六カ所電話したけれども、いずれもまだ御出勤になっていない。
予算編成作業があって、ずいぶん御多忙のことは十分私は
承知いたします。
予算編成の最終
段階になって、徹夜なんかされていますから、朝の出勤がおそくなるということはごもっともだと思いますけれども、しかし、私はやっぱり考えにやならぬことは、
大臣諸公みずから率先して、九時という時間にはやっぱり私はお役所に出勤すべきだと思う。そうして空食時間は一時間なら一時間たっぷりとって、そうしてあとは
国民のサービスにこたえなければならない。こういう私は綱紀粛正面も考えなくちゃならぬじゃないか。それとあわして
官房長官に伺いたいのですが、鳩山内閣が発足した当時、鳩山さんはなかなかいいことをおっしゃいましたよ。公邸の廃止とか、あるいは業者とぐるになってやるゴルフの禁止とかいうような点をやられた。確かに吉田内閣当時うっせきしておったガスを、あの鳩山さんは抜いて明るくした功績は私は大きいと思います。ところが、最近その何は非常にバツクしつつある傾向が私はあると思うのです。で、先般私はある
委員会で取り上げたのですが、年末年始に当たるから、特に私は注意いたしますけれども、年末年始は、地方の団体あるいは自治体等が、
予算の編成にからんで非常に気を使う。年内には年内の、年末もごあいさつたというので、わざわざ知事や部課長、県会
議長等が、与党の首脳部とかあるいは担当
大臣にごあいさつに来る。そうして、年が明けると、年初めのごあいさつというので、また上がって来る。こういう点は、私は人間社会ですから、ある程度やむを得ないけれども、やっぱり時折り締めてかかる必要があると思うのです。そうでないと、あなた方はその一兆八千億近くの一般会計の
予算の編成権を持っている。また、その七、八千億の財政投融資計画をやられる計画を持たれておるわけですね。そうなりますと、ある団体とか地方自治体というのは、非常に気を使うわけですよ。これを気を使わないようにさせることは、そういう雰囲気を作ることは私は行政にある者としては、十分心掛けなくちゃならぬと思うのです。私は現在の風習、慣行というものが全部いけないと言うわけじゃないのですよ。しかし、このまま放置しては、私は困る事態が起こってくるのではないか。
で、まあさらにもう
一つ申し上げますが、先般
衆議院で石板
委員から、川張旅費を強制辞退させられた問題が出ましたけれども、まあ地方で年末年始等に高級
公務員の方が出張されて来た場合、地方の役人は非常に気を使うのです。寝台券も買って差し上げねばなるまいかと、それから旅館の支払いもして差し上げなくちゃなるまいかと、ずい分気を使うのですね。これはお互い人間ですから、おいでになった場合に夜食を共にする、そんなことは私けっこうだと思うのだけれども、しかし、高級
公務員に対して、寝台券の支払いから旅館の支払いまで、どうしようかというので、要らない心配をしなければならぬ、こういう
実情というものは、私はやはりもう少し明るくしなくちゃならぬ、かように私は考えるわけです。小さいけちなことをで閲するとあなたお考えになるかもしれませんが、私はそうは考えない。先般来給与改正もあって、
定員法もかかっておる。ちょうど年末年始でもあるし、第二次池田内閣のスタートでもありますし、最近の池田さんの言動のなにと、なくなられた鳩山総理
大臣のそれと比べたときに、私は一言承って警告を発しておく必要があると考えますので、わざわざおいでを倣って伺ったわけです。