○
上林山
委員 これはどうも
質問の
相手が違うので、今の
大臣、
政務次官には気の毒で、僕は前の
大臣、
政務次官にお尋ねしようと思っておったのですけれ
ども、
事務当局を
相手にしてそうやかましく言うわけにもいかぬしするわけでありますが、どうもこの前までは、ほんの数カ月あるいは一年前までは、
ところによっては、とてもそれはむずかしゅうございますと、こう言っておったのが、
選挙直前、あるいは
選挙に利用するというか
選挙の最中、突然としてこういう問題が
ところによって発表された、これを活用した、これは私は党派を越えて、こういう
考え方は、これが三年前に言ったことがむずかしくて今
考えた場合は適当な時期になったというのならこれはよろしい、よろしいけれ
ども、今言ったように、この前まではどうも都合が悪い、もっと成績を上げて下さい、こういうふうに言ったのに、そういうようなことで、今度
大臣がかわったから、だれそれ候補と
大臣が近いから、それでこれが許可になったのだ、こういうようなことをやられた日には、
郵政行政というものは
国民の批判を受けなければならぬということになる。われわれもまたこれは遺憾にたえない。もう少し具体的に、私はこの問題をよく調べておるから申し上げたいのですけれ
ども、もう代がかわったので、一歩下がってきょうは一応ほこをおさめておきますけれ
ども、こういうような
取り扱いをやっておる。
鹿児島県の
実情ははっきり言えばそうだ。だから私は、そういうような
扱いをされるということはまことに遺憾にたえない。その他、
局長の任命の問題についてもそういうような気配を感ずるばかりでなく、そういう言説を弄しておる
諸君がおる。これはまことに遺憾しごくであると
考える。むろん熱心なる陳情はいいでしょうし、またお互いに
相談して大きな建前を失なわない範囲においてやっていくことはよろしいけれ
ども、
選挙の直前あるいは
選挙最中にこういう問題を悪用するということは私はまことに遺憾だと思う。きょうはただうわべだけをなでて遠慮しておきますが、今後そういうことがないように
一つ要望しておきます。いずれこの問題は、保留して、
大臣の
出席の場合にもう少し掘り下げてみたいと思います。
次にお尋ねしたいことはラジオの料金の問題ですが、テレビとラジオを併用しておるものはラジオの料金を取らぬようにした方がいいとか、あるいはラジオだけを五割くらいまけた方がいいとか、あるいは現在のままで当分いくべきだとか、いろいろ議論があるわけでございますが、私は常識的な
立場をとるならば、テレビとラジオを併用するものについてはラジオの分は五割くらいこれをまけていいだろう、こういうように
考えますが、もう一皮むいて将来を
見通して
考えていかなければならぬ、料金制度というものはそうした小手先な
やり方ではだめである、もっと抜本的にこれを
改正していかなければならぬ。その上から
考えますと、テレビの普及というものは
郵政当局、電波当局おわかりの
通り、これはアメリカ、英国はずれて日本よりテレビが普及しているわけでありますが、やがてその次ぐらいの
ところまでここ一、二年を出ずしてわが日本はテレビが普及するわけですね。おそらく六百万あるいは六百五十万というくらいにここ一、二年するとなるだろう。そうすると、白黒のテレビがほとんど大部分であるという時代がそう遠くない時代にくるのですね。五年たたないうちにきます。そういうことになれば私はむしろ今のテレビの料金も下げるべきだと思う。相当思い切らなければできませんが、テレビとラジオを二つ持っているものはラジオの方を半額ぐらいにしておいて、そしてテレビの料金をむしろ今の三百円を二百五十円にするとかあるいは二百円にするとかしてこれを普及させるということが採算が合うし、また
実情に合っていく行き方だ、こういうように
考えるのでありますが、そういうことを計数的に、
段階的に
見通しをつけてお
考えになったことがあるかどうか、これをまずお伺いしておきたいと思います。