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1960-10-15 第35回国会 参議院 外務委員会 閉会後第4号 公式Web版

  1. 会議録情報

    昭和三十五年十月十五日(土曜日)    午前十時二十一分開会   —————————————   委員異動 九月二日委員大河原一次辞任につ き、その補欠として大和与一君を議長 において指名した。 九月六日委員堀木鎌三君辞任につき、 その補欠として泉山三六君を議長にお いて指名した。 九月七日委員泉山三六君辞任につき、 その補欠として堀木鎌三君を議長にお いて指名した。 十月十四日委員小林孝平辞任につ き、その補欠として秋山長造君を議長 において指名した。 本日委員秋山長造辞任につき、その 補欠として永岡光治君を議長において 指名した。   —————————————  出席者は左の通り。    委員長     木内 四郎君    理事            井上 清一君            苫米地英俊君    委員            笹森 順造君            永野  護君            加藤シズエ君            佐多 忠隆君            永岡 光治君            羽生 三七君            大和 与一君   事務局側    常任委員会専門    員       渡辺 信雄君   —————————————   本日の会議に付した案件 ○派遣委員報告   —————————————
  2. 木内四郎

    委員長木内四郎君) ただいまから外務委員会を開会いたします。  まず、委員異動について御報告いたします。  昨日小林孝平君が委員辞任され、その補欠として秋山長造君が選任されました。ところが、本日秋山長造君が委員辞任されまして、その補次として永岡光治君か選任されました。   —————————————
  3. 木内四郎

    委員長木内四郎君) 次に、国際情勢等に関する調査を議題にいたします。  本日は、先般当委員会が行ないました委員派遣につきまして、派遣委員の方から御報告を承ることにいたします。  まず、第一班、北海道に派遣されました委員の方から御報告をお願いいたしたいと思います。
  4. 苫米地英俊

    苫米地英俊君 本委員会は、かねてから、北方地域における領土の問題、安全操業問題、元居住者対策問題などにつきまして深い関心を寄せ、委員会の審議において、あるいは現地調査等を通じて、問題の解明に努めて参ったのであります。しかしながら、御承知のように、この問題は、早急に全面解決を見るという見通しもなく、特に先般のソ連側態度硬化等とも考え合わせまして、この際現地の新しい情勢を把握し、地元関係者が何を望んでいるかについての認識をあらためてくみ取ることが必要であるという観点に立って、北海道現地視察委員会で決定したわけであります。  そこで、北海道班は、笹森委員と私の二人で編成し、それに木村調査員が同行し、去る九月五日から一週間にわたって、札幌、根室、標津、羅臼別海釧路等北海道各地をたずね、現地関係者方々から、この問題についてつぶさに事情を伺い、要望陳情等を聞いて参ったのであります。  なお、一行は、この問題のほかに、札幌陸上自衛隊北部方面総監部、旭川の第二管区隊、野幌の酪農学園羅臼のサケ・マス孵化場別海根釧地区パイロットファーム等をもたずねまして、多方面にわたる視察を行なうことができたのであります。  視察の詳しい内容につきましては、報告書委員会会議録に載せていただきますので、それをごらん願いたいと存じます。  最後に、この視察の結果並びに従来の行きがかりについて、委員会の深い御考慮をお願いしたいと存ずる次第であります。国後、択捉、これは日本の固有の領土であります。そして歯舞、色丹島は北海道の一部であります。これらの土地から引き揚げてきた人々が、ただいままで長年の間非常に苦しんでおるのであります。というのは、国内において、法務省も厚生省も、ま大蔵省その他におきまして、まこと思想の統一ができておらなかった戦後の混乱状態のために、支離滅裂な行政が行なわれておったのであります。そのために問題が非常に複雑化してき、引き揚げてきた人々が非常な犠牲を払っておる。引揚者だけでなしに、この引揚者を受け入れている町村等も、非常な負担並びに収穫の減少等によりまして、自治体の経営に重い負担を与えているような状態であるのであります。これを近年本委員会皆様の御考慮をいただきまして、だんだんいろいろの施策を講じて参りましたけれども、まだ十分に政府の理解を得ることができず、非常な困難な立場にあるのであります。そこで、今度新たに視察して参りまして、現地の新しい実情を御報告申し上げる次第でございますが、これに基づいて深甚なる御考慮をいただき、この困難な問題をなるべく早く、一日も早く解決するようにいたしたいと存じておる次第でございます。  一言づけ加えまして、皆様の御満配を願い上げる次第でございます。以上。
  5. 木内四郎

    委員長木内四郎君) それでは次に、新潟県に派遣された委員の方から報告をお願いいたします。
  6. 井上清一

    井上清一君 先般小林委員と私が新潟県に派遣されまして、九月十四日から五日間にわたりまして、新潟日赤センターにおける朝鮮人帰還業務実施状況並びに佐渡高における米軍施設区域返還状況等視察して参りましたが、詳細は、委員長に提出いたしております報告書によって御承知を願いいと存じます。  非常に簡単でございますが、これをもって報告といたします。
  7. 木内四郎

    委員長木内四郎君) これにて両班方々口頭報告は終わりましたが、両班から委員長の手元に報告書が提出されておりますので、この報告書会議録に掲載いたしたいと存じますが、御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  8. 木内四郎

    委員長木内四郎君) 御異議ないと認めます。それではさよう決定いたしました。  それでは、ただいまの両班の口頭報告に対し、質疑のおありの方は、御発言を願いたいと思います。
  9. 大和与一

    大和与一君 質疑と言ったって、中を見なければ質疑できませんから、きょうは無理ですから、特に新潟の方中身を見せていただいて、一つ質問いたしたいと思います。それから、報が出て、政府の方で、この次の委員会ぐらいに、それに対していろいろな内容がありますですな、大事なこと、そういったことを積極的にお話されるんでしたかな。そういうふうにお願いをしておきたいんですがね。
  10. 木内四郎

    委員長木内四郎君) その報告いかによっては、それに対して政府にも質疑されることもあるでしょうし、また、皆さん方から御質疑願うこともあります。  それでは、きょうはよろしゅうございますか。別に御発言もなければ、派遣委員の方の御報告に対する質疑は、この程度で本日は終わりたいと思います。ほかに御発言ございませんか。ほかに御発言なければ、本日はこれにて散会いたしたいと思います。    午前十時三十二分散会