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説明員(
国友弘康君) この実は
自動車行政の
充実強化という名前には、六十六万円ではふさわしくないのでございますが、私
ども考えておりますのは、まず増員の
関係がございますが、これは増員は、あとで申し上げたいと思いますが、この中には入れておりません。各項目に割り振ってございますので六十六万円の中には、もちろん入っておらないわけでありまして、六十六万円は、まず
自動車行政機構の
整備といたしまして陸運事務所を、現在のような中途半端なものでは全く困りますので、まあ事務の能率化、責任
体制の確立というような見地から、陸運事務所を
運輸省の直轄の地方支分部局にしたいという
考え方で現在交渉を進めているわけでございますが、これは
予算等につきましては、
運輸省で全部配慮しておりますので、扱っておりますので、直轄化されましても、
予算の
関係では全然異同がないわけでございます。
で、この六十六万円と申しますのは
自動車審議会が、本年の八月から発足いたしたわけでありますが、この
自動車審議会で
自動車行政の根本方策を検討し、審議していただくことになっておりますが、来年度、これは本年度限り、
昭和三十六年の三月三十一日までの期限を限った審議会でございますけれ
ども、発足が四カ月ほどおくれましたので、来年度におきましても、
自動車審議会の設置の
経費を
要求して、来年度一ぱいで全部の結論を得てしまいたい、こういうふうに考えて六十六万円百
要求しておるわけでございます。
あと、項目といたしましてはそれだけでありますが、増員の
関係を、先ほど
関係のところで少し触れて申し上げたわけでありますが、全体的に申し上げますと、六の方にございます
自動車検査公団を設立するという
関係で、三百八十七名の
公団への組織がえという項目がありますので、三百八十七名は
公団へ組織がえいたしますが、その他の項目で新規増員
要求を四百五十七名いたしております。そこで、形式的には差し引き七十名の増員
要求をいたすという形で、全体的には、各項目について、それぞれ
要求をして、全部で新規増員
要求四百五十七名。これをもちまして、昨年は——昨年と言いますか、
昭和三十五年度は九十一名の増員をいただいたわけでございますが、これでは足りませんので、新規の増員
要求によって、
自動車行政の充実をはかっていきたいと考えておるのでございます。