運営者
Bitlet
姉妹サービス
kokalog - 国会
yonalog - 47都道府県議会
nisalog - 東京23区議会
serelog - 政令指定都市議会
hokkaidolog - 北海道内市区町村議会
aomorilog - 青森県内市区町村議会
iwatelog - 岩手県内市区町村議会
miyagilog - 宮城県内市区町村議会
akitalog - 秋田県内市区町村議会
yamagatalog - 山形県内市区町村議会
fukushimalog - 福島県内市区町村議会
ibarakilog - 茨城県内市区町村議会
tochigilog - 栃木県内市区町村議会
gunmalog - 群馬県内市区町村議会
saitamalog - 埼玉県内市区町村議会
chibalog - 千葉県内市区町村議会
tokyolog - 東京都内市区町村議会
kanagawalog - 神奈川県内市区町村議会
nigatalog - 新潟県内市区町村議会
toyamalog - 富山県内市区町村議会
ishikawalog - 石川県内市区町村議会
fukuilog - 福井県内市区町村議会
yamanashilog - 山梨県内市区町村議会
naganolog - 長野県内市区町村議会
gifulog - 岐阜県内市区町村議会
sizuokalog - 静岡県内市区町村議会
aichilog - 愛知県内市区町村議会
mielog - 三重県内市区町村議会
shigalog - 滋賀県内市区町村議会
kyotolog - 京都府内市区町村議会
osakalog - 大阪府内市区町村議会
hyogolog - 兵庫県内市区町村議会
naralog - 奈良県内市区町村議会
wakayamalog - 和歌山県内市区町村議会
tottorilog - 鳥取県内市区町村議会
shimanelog - 島根県内市区町村議会
okayamalog - 岡山県内市区町村議会
hiroshimalog - 広島県内市区町村議会
yamaguchilog - 山口県内市区町村議会
tokushimalog - 徳島県内市区町村議会
kagawalog - 香川県内市区町村議会
ehimelog - 愛媛県内市区町村議会
kochilog - 高知県内市区町村議会
fukuokalog - 福岡県内市区町村議会
sagalog - 佐賀県内市区町村議会
nagasakilog - 長崎県内市区町村議会
kumamotolog - 熊本県内市区町村議会
oitalog - 大分県内市区町村議会
miyazakilog - 宮崎県内市区町村議会
kagoshimalog - 鹿児島県内市区町村議会
okinawalog - 沖縄県内市区町村議会
使い方
FAQ
このサイトについて
|
login
×
kokalog - 国会議事録検索
1960-02-29 第34回国会 参議院 予算委員会 第6号
公式Web版
会議録情報
0
昭和
三十五年二月二十九日(月曜日) 午前十時五十一分
開会
—————————————
委員
の異動 二月二十六日
委員森
八三一君及び
杉山
昌作
君
辞任
につき、その
補欠
として加 賀山之雄君及び
大竹平八郎
君を
議長
に おいて指名した。 二月二十七日
委員加賀山
之雄君
辞任
に つき、その
補欠
として森八三一君を議 長において指名した。 本日
委員青田源太郎
君
辞任
につき、そ の
補欠
として
重政庸徳
君を
議長
におい て指名した。
—————————————
出席者
は左の
通り
。
委員長
小林
英三
君
理事
大谷藤之助
君
佐藤
芳男君 館 哲二君 秋山 長造君
鈴木
強君 千田 正君
大竹平八郎
君
委員
岸田 幸雄君 斎藤 昇君
重政
庸徳
君 手島 栄君
苫米地英俊
君 堀木 鎌三君 村山 道雄君
湯澤三千男
君 米田 正文君 加瀬 完君
木村禧八郎
君
小林
孝平君 永岡 光治君 羽生 三七君 平林 剛君 藤田 進君 松澤 兼人君 東 隆君 森 八三一君 岩間 正男君
政府委員
警察庁長官官房
長 原田 章君
警察庁長官官房
会計課長
大津 英男君
自治庁財政局長
奧野
誠亮
君
大蔵政務次官
前田佳
都男君
日本専売公社監
理官
佐々木庸一
君
農林政務次官
大野
市郎
君
農林大臣官房予
算課長
丹羽雅次郎
君
建設省河川局長
山本
三郎
君
建設省道路局長
佐藤
寛政君
事務局側
常任委員会専門
員 正木 千冬君
—————————————
本日の会議に付した案件 ○
理事
の
補欠互選
の件 ○
公聴会開会
に関する件 ○
派遣委員
の
報告
に関する件
—————————————
小林英三
1
○
委員長
(
小林英三
君) これより
予算委員会
を
開会
いたします。 まず、
委員
に変更がございましたから、御
報告
を申し上げます。 去る二十六日、
杉山昌作
君が
辞任
せられ、
補欠
といたしまして
大竹平八郎
君が選任せられました。
—————————————
小林英三
2
○
委員長
(
小林英三
君) この際、
理事
の
補欠互選
を行ないます。
互選
の
方法
は、慣例によりまして
委員長
に御
一任
を願いたいと存じますが、御
異議
ございませんか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
小林英三
3
○
委員長
(
小林英三
君) それでは、
理事
に
大竹平八郎
君を指名いたします。
—————————————
小林英三
4
○
委員長
(
小林英三
君) 去る二十四日、三十五年度総
予算
の取り扱いにつきまして
委員長
及び
理事打合会
を開いたのでありますが、その内容につきまして御
報告
を申し上げます。 当
委員会
といたしましては、
衆議院
が総
予算
について議決を行なえばその翌日から
審議
を開始することにいたしておりますが、一応三月三日に
衆議院
が議決するものとして
審議日程
を協議いたしました。その結果、日曜日を除きまして、四日から十日までの六日間を
総括質疑
を行なうことといたし、十一日から十四日までの三日間を
一般質疑
、次いで十五、十六の二日間につきまして
公聴会
を開くことになりました。なお、
公聴会終了
後再び
一般質疑
に入るのでありますが、その
日程
につきましては後日協議することになっております。
総括質疑
につきましては、
質疑
時間を一千五分、その各会派に対する割当は、自民党三百六十分、
社会党
三百四十分、
民主社会党
百分、
無所属クラブ
百分、
同志会
七十分、共産党三十五分といたしました。 以上御
報告
いたしました
通り
運営することに御
異議
ございませんか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
小林英三
5
○
委員長
(
小林英三
君) 御
異議
ないものと認めます。 次に、
公聴会
を十五、十六日の両日開くことにつきましてはただいま御
承認
をいただきましたが、
公述人
の選定その他
手続等
につきましては、これを
委員長
に御
一任
を願いたいと存じますが、御
異議
ございませんか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
小林英三
6
○
委員長
(
小林英三
君) 御
異議
ないものと認めます。
—————————————
小林英三
7
○
委員長
(
小林英三
君) 去る二月九日、当
委員会
は先般の
国政調査
に関する
派遣委員
の
報告
を聞きましたが、当日は
衆議院予算委員会
の
関係
もございまして、
関係当局
に御
出席
を願う運びに至りませんでした。従ってその
報告
中にありました
問題点
につきましては、その後の
理事会
の打ち合わせに基づき
関係当局
において検討されるよう
委員長
から申し入れておきました。本日はその検討の結果につきましてそれぞれ御
発言
を願うことになっております。 これより順次
発言
を求めます。
前田大蔵政務次官
。
前田佳都男
8
○
政府委員
(
前田佳
都男君)
補助金
の未
開発府県
に対しまして
国庫補助率
を
引き上げ
、
零細補助金等
、
補助金全般
について
整理合理化
を行ないまして、
補助単価
、
補助基本額
については
実態
に即するよう改訂を行ない、もって
地方負担額
の軽減をはかられたいという御趣旨の御
意見
に対しまして御回答申し上げます。
補助金等
の
整理合理化
につきましては、二十九年度以降
努力
をいたしておりまして、三十五年度の
予算案
におきましても、引き続きまして
零細補助金
や奨励など
補助
の目的をすでに達しました
補助金等
の
整理合理化
をはかりまするとともに、
補助単価
、
補助
の
基本額
につきましても逐次
実態
に即するように是正をいたしておる次第でございます。 なお未
開発
の
地域
に対しまする
補助率
の
引き上げ
につきましては、未
開発地域
におきまする
投資的経費
の
充実
をはかることは必要でございますが、
基本
的には
現行
の
地方税財政制度
が不備でございますがため、
財源
が確保されていないところに問題があるわけでございます。従いまして、まず、
地方団体
間におきます
財源調整措置
の
拡充強化
をいたしまして、未
開発
にありますところの
貧弱団体
の
財源
を
充実
することが先決問題であると存じます。従いまして、現在の
制度
のもとでは、
地方交付税
という広範な
財源調整制度
を、さらに一そう適切に運用することが第一でございまして、この
調整機能
を
充実
しないで、別途未
開発地域
に対しまして
補助負担率
に段階的な差をつけることは現在のところ適当ではないと考えております。 次に、
被災地
では県、
市町村
をあげまして
災害復旧事業
の
早期完成
のために大へん苦しいやりくりをしておって、いずれも
特別交付税
の
早期交付
、
国庫補助金
の
早期交付決定
を強く
要望
しているが、現在この点についてはどういうふうに進行しているかという御
指摘
でございますが、これに対しましては、まず
交付税
の
関係
でございますが、
災害補正予算
に伴いまする
地方交付税
の
追加分
八十五億円のうちに、
普通交付税
の
調整減額分
の
補てん分
が四十四億円ございまして、うち十二億を
被害
の
激甚地
に、去年の十二月十五日に配分いたしましたほか、
特別交付税
につきましては、二月末すなわちきょうでございますが、交付できるように
十分努力
をして、すでにもうその
手続
をほとんど済ませているわけでございます。 次に、
補助金
の
関係
でございますが、
災害復旧事業
の
早期完成
を行ないまするための
国庫負担金
または
補助金
の
事業主体
に対しまする
早期交付決定
の
方針
をできるだけ早く決定して、これを交付するという
方針
には大蔵省といたしましても全面的に賛成でございまして、従来から各省に対しまして、できるだけの協力を惜しまなかったつもりでございます。すなわち三十四年度
発生災害
の三十四年度要
措置総額——措置
を要する
総額
が三百二億円ございますが、そのうち二月十九日に成立いたしました
補正予算
第三号の五十一億五千万円を除きました二百五十億円中、
実施計画
の
承認済み額
は、二月二十六日の
閣議決定
を経ました
予備費
の
使用
の十五億七千六百万円を含めまして二百四十四億円に及んでおりまして、
使用未済額——
まだ
使用
していない額はわずかに約六億七千六百万円でございます。しかもこの
使用
していない
額——未済額
は大
部分
が
特例法
の
高率補助
の差額の
精算分
でございまして、
事業
の進捗には
関係
のないものでございます。 次に、
粗製ショウノウ
及び
ショウノウ原油
について、
大阪地方局管内
の
神戸支局
が収納しておる
関係
で、
収納代金
が大へんおくれておる、この点をどうするかというふうな御
指摘
でございますが、これにつきましては、
集約収納
の
実施
に伴いまして、各地に散在いたしておりました
収納所
が閉鎖されましたので、従来に比べまして
神戸
まで運ぶ輸送の
期間
を、山元の
業者
が
収納代金
を受領する時期がおくれることになりましたので、その間山元
業者
の損害を補てんする意味で、
現行収納代金
には発送から
収納代金
を受領するまでの
期間
に相当いたしまする利息を見積もって計上しておるわけでございます。従いまして、
集約収納
の
実施
に伴いまするこの問題、御
指摘
の点につきましては、相当考慮いたしておるつもりでございます。 なお、この
集約収納
の
実施
ににつきましては、
業者
の
団体
と
事前
に
十分連絡
の上、その了解を得てやっておるわけでございます。その点もあわせて申し上げておきます。
小林英三
9
○
委員長
(
小林英三
君) 別に御質問はございませんか。
鈴木強
10
○
鈴木強
君 あとで一括して。
小林英三
11
○
委員長
(
小林英三
君) 一括してやりますか、最後に。 では、次は
大野農林政務次官
。
大野市郎
12
○
政府委員
(
大野市郎
君)
山梨
、
長野
両県に対しまする
農林関係
は、三十四年度の
災害対策
の
国庫補助
について御説明をいたしたいと存じます。 まず、
公共事業関係
の
補助金
は、
農地農業用施設
、
入植施設
、林道、
治山施設
などの
災害復旧費
、
緊急治山事業
、
救農土木事業
などについて、今後の
交付見込額
を含めて
山梨
県が七億一千二百七十五万八千円、
長野
県が五億六千四百八十九万円となっております。 また、非
公共事業
で
一般農林関係災害対策
といたしましては、
農作物種苗確保事業
、
病虫害防除器具購入費補助
の外、
農林水産共同利用施設災害復旧
、
被害激甚部落農作業共同利用施設
、
風水害技術指導補助
、
天災営農資金利子補給
、
家畜診療所
及び
繭検定所
の
災害復旧
、
家畜伝染病予防費
、
製炭がま復旧
、
漁業流木除去
などの
各種災害対策
に必要な
経費
といたしまして、
交付見込額
を含めて
山梨
県が一千五百九十一万五千円、
長野
県が一千七百五万五千円を支出いたすことになっております。 なお、右の
補助金
のほか
災害対策融資事業
としては
天災営農資金
として
山梨
県に四億七千万円、
長野
県に十億三千六百万円を割り当てておりまして、また
自作農資金
の
災害用資金
としまして
山梨
県五億一千百万円、
長野
県が五億七千七百万円を割当いたしておる次第でございます。
小林英三
13
○
委員長
(
小林英三
君) 次は、
山本建設省河川局長
。
山本三郎
14
○
政府委員
(
山本三郎
君)
建設省
の
河川関係
に対していろいろと御
意見
ございましたが、まず第一は、
山梨
、
長野
両県の、三十四年の
発生災害
の県の
要望額
について
補助金
の
早期交付
をはかるように、こういう
お話
でございました。これにつきましては
山梨
県におきまして三十四年の
発生災害
に対する三十四年度内の
実施
の見込みの
事業量
は、
県工事
が約二十五億円、
市町村工事
が約二億円でございまして、合計二十七億円を予定しております。それからまた、
長野
県におきましては、
県工事
といたしましては約二十五億円、
市町村工事
といたしまして三億円、合計いたしまして二十八億円の
事業
を
実施
する
方針
にしております。これに対しまして二月二十日現在におきまして
山梨
県に対してはすでに約二十二億円、
長野
県に対しましてもやはり二十二億円を
交付決定
の
措置
を講じて完了しておりまして、残りにつきましても近く
交付決定
を行ないたいと考えております。これらの
実施
の
見込額
につきましては、
県当局
と
十分協議
を重ねまして
要望
に沿い得るようにしておりまして、なお必要に応じましては
国庫債務負担行為等
をつけまして
促進
を期して参りたいというふうに考えております。 次に、
災害地
に他県から
応援
をしていただく場合におきまして、その
応援職員
の間に待遇上のアンバランスがあるが、これについてそういうことがないようにしろと、こういう御
意見
でございます。
職員
が足りない場合に、他県から
応援
をお願いする場合におきましては、
地方自治法
の第二百五十二条の十七の規定に基づく
職員
の
派遣
で処理されておりまして、
派遣期間
中の
給料
につきましては、
派遣
した
地方公共団体
の現在の
給料額
を
基本
といたしまして、その
給料月額
に相当する等級に当てはめて
派遣
を受けた
地方公共団体
がこれを支弁しておるのでございます。従いまして、
給料
の支弁につきましては不
均衡
はないのでございますが、旅費だとか、
超過勤務手当等
の
費用
の弁済につきまして多少各
府県
の間で不
均衡
があるというふうに聞き及んでおります。今後の
応援派遣
につきましては、こういうことのないように
努力
いたしたいというふうに考えております。 それから、十五
号台風
の経験にかんがみまして、
地方公務員
の
応援派遣等
について、
事前
に
派遣態勢
を
整備
しておいたらいいじゃないかということでございます。これにつきましては、私
ども
もそういうふうにできますことならば非常にけっこうなことでございますが、あらかじめ
派遣者
をどの県にだれが行けというようなことを予定しておくということは、なかなか
災害
の
発生
が予見されない
状況
でございますので、具体的にそういうふうにすることは困難であると思いますけれ
ども
、今後におきましては、大
災害
が
発生
した場合に、各
府県
でこういうふうな
応援態勢
を考えておけというようなことは、あらかじめ準備しておきまして、それらの処置に応じたいというふうに考えておる次第でございます。 次は、
高知
県の
渡川
の
改修
の問題につきまして、非常に、
昭和
四年度から着工しておるのに、まだ二十年もかからなければ
改修
が終わらない、これではいけないじゃないかという
お話
でございます。お説の
通り
、
渡川
の
改修工事
は
昭和
四年度から着手いたしまして、当初は十七年度まで十四年間の
継続事業
として着工されたわけでございますが、その後の洪水の
状況
から、
計画
を変更いたしまして
工事
に着手しておりましたけれ
ども
、途中、
戦争等
のために
工事
がおくれて参りました。そうして本格的に
渡川
の
工事
の中核でございます中筋川のつけかえ
工事
につきましては、
昭和
三十一年から本格的に着手いたしたわけでございますが、
用地等
の問題で多少のおくれを来たしておりましたけれ
ども
、
用地
も解決いたしましたので、今後は
計画
を
促進
するために、できるだけの
努力
をいたして、二十年もかかるというようなことがないように、五カ年
計画
の立案に当たっても、
計画
に取り入れて、
早期完成
をはかりたいというふうに考えておる次第でございます。
小林英三
15
○
委員長
(
小林英三
君) 次は、
佐藤建設省道路局長
。
佐藤寛政
16
○
政府委員
(
佐藤寛政
君)
道路関係
におきましては、先般
九州地方
を御
調査
になりました御
意見
といたしまして、二点承っております。 その第一点は、いわゆる
九州横断道路
でございますが、これは
熊本
県の阿蘇山のふもとから久住高原を
通り
まして、
大分
県の別府の近く由布院という点に到達する
道路
でございまして、これは全然新しい重要な
観光道路
でございます。これにつきまして、新普請でございますので、途中二
区間
現在
道路
が全然通用にならない、車が通らない
部分
がございまして、
調査
の御
意見
といたしましては、これらを第一期とか第二期とか言わないで、
一つ一緒
に急いで
整備
を進めるようにと、こういうことのようでございます。これにつきましては、ただいまこの一
部分
を
日本道路公団
と、また
政府
の
公共事業
と両方の形でもって
整備
を急いでおるのでございますが、なお、もう一カ所の
区間
につきましては、実は現在利用できますバイパスがございますので、両者を
一緒
に見ませんで全然不通の
区間
から先へ
一つ通行
にたえるようにいたし、結局できるだけ早く
一つ
お役に立つようにいたしたい、こう考えまして、来年度におきましては
道路公団
の
有料道路事業
とまた
公共事業
と合わせて相当大幅に
事業
を進めるようにいたしたいと、こういうふうに考えておる次第でございます。 それから、第二の点といたしましては、二級
国道熊本ー大分線
を
一級国道
に昇格した上、国の
直轄事業
として
整備促進
をはかるようにと、こういう御
意見
でございます。二級
国道熊本—大分線
はちょうど
九州
のほぼ
中央部
を横断しております重要な
路線
でございまして、これを
一級国道
に指定することにつきましては、現地からも従来非常に御熱心な御
要望
もあり、また
路線
の性格からいたしましても、
一級国道
にふさわしいと思われます
重要線
でございますので、目下それらの
適応性等
についていろいろ
調査
をいたしておるわけでございます。しかしながら、こうした
一級国道候補線
につきましては全国にいろいろ御
要望
もございますし、私
ども
といたしましては全国的な
道路網
の見地から今後検討いたしたいと考えておる次第でございます。またこの線が
一級国道
ということに相なることになれば、
直轄事業
ということも考えられるのでございますが、二級
国道
の現在のままにおきましても、できるならば
直轄事業
として施行できるように、これもやはり全国いろいろな地点でその必要を考えられますところがございますので、そうした全国的な立場からよく
調査
して、できるだけ御意向に沿うようにいたしたい、こういうふうに考えておる次第でございます。
小林英三
17
○
委員長
(
小林英三
君) 次は、
地方自治庁
の
奥野財政局長
。
奧野誠亮
18
○
政府委員
(
奧野誠亮
君)
高知
、徳島に関する問題でございます。 その
一つ
は、
特別態容補正
の
強化
をはかるか、または
面積
を
測定単位
とする
需要
の
算定
において
財政力補正
を用いる等
後進県
に対する
財源措置
の
強化
をはかれということでございます。 いわゆる
特別態容補正
といいますのは、
昭和
三十一年度に
地方債総額
を大幅に減額いたしました際に、
暫定措置
として臨時に採用した
措置
でございます。この
方法
につきましては
地方団体
間におきましても非常な議論がございますし、あまり論理的な
方法
でもございませんので、
後進地方団体
の
財源充実
を意図しながら別途に筋の通った
方法
をその後漸次採用して参っているわけでございます。従いまして、将来はいわゆる
特別態容補正
という現状のやり方をむしろやめていきたい、こう考えておるわけでございます。既存の
行政施設
を
基礎
として
算定
いたしましたのでは、あるべき
投資的経費
の算入ができませんので、そういったこともございまして、なまの
面積
を
算定
の
基礎
に用いるというようなことも行なって参ってきているわけでございます。
先進県
の
地方団体
と
後進県
の
地方団体
との間の
財源
の格差を縮めるというような
方向
を漸次
強化
して参っております。三十五年度におきましても、たとえば
軽油引取税
及び
地方道路譲与税
を
基準財政収入額
に算入いたしますとともに、
地方交付税
の不
交付団体
に対する
地方道路譲与税
の
需要額
につきましてはこれを減額いたしまして、他の
交付団体
に振り向けていきたいというようなことも考えております。また
面積
や人口を
測定単位
とする
経費
の
単位費用
を大幅に
引き上げ
ますことによって
後進県
の
財源
の
充実
をはかりましたり、あるいは
農業行政費
を増額することによりましてそれらの
団体
の
財源
を
強化
したいというようなことも考えておるわけでございます。 第二は、未
開発地域
の
後進県
における
公共事業
については
国庫負担率
の
引き上げ等
、
現行制度
を早急に改善、合理化すべきではないかということでございます。この点につきましては全く同感でございまして、現在におきましても、たとえば
赤字財政再建団体
に対しましては、
事業量
が一定の限度までの場合は国の
負担率
を
引き上げ
るという
措置
がとられております。あるいは
東北開発促進法
におきましては、
赤字団体
であれば
国庫負担率
を二割
引き上げ
るというような
措置
がとられたりするわけでございます。しかし、
後進県
の
開発
をはかりますためには、
後進県
に
事業
をもっと多く持っていかなければならない。多く持っていけば
負担率
の
引き上げ
をしないということは穏当でないと考えております。同時にまた、
赤字団体
であれば国が援助するが、
黒字団体
であれば国が援助しないということも当を得てないという考え方を持っておるわけでございます。私
ども
といたしましては、未
開発地域
についてはあらゆる角度から、どのような
方法
で
開発
を
促進
するか、そういうような総合的な
開発事業
につきまして、国におきましても、そういうような具体的な案を策定いたしまして、それを
当該地方団体
が受け入れやすいような
制度
を作ることが
基本
的に大切な問題だ、かように考えておるのであります。ただ単純に
後進地方団体
の
財源
をふやすことだけではこの問題の解決にはならないと思うのでありまして、他の
経費
を節減いたしましても、これらの必要な
総合開発事業費
に
財源
を振り向けていくような
方向
を持っていかなければならない。そうすればそれらの
事業
を受け入れやすいように、
事業ごと
に
国庫負担率
を
引き上げ
るということが根本的に始められなければならない
改革点
だろう、かように考えております。 第三は、
公共災害復旧事業
、
地盤変動対策事業等災害
に類する
事業
及び
単独災害復旧事業
に対する
地方債
の
元利償還金
については
全額財源措置
を講ぜられたいということでございます。
災害復旧事業
でありましても、
基本
的には
地方団体
が自己の責任において
復旧
をはかっていくのだという建前はとっていかなければならない。しかしながら、
災害
のことでございますので、できる限り国が多くの援助を与えていくという態度でなければならない、かように考えておるわけであります。そういうようなところから、
公共災害復旧事業費
の
地方債
の
元利償還金
につきましては九五%を
基準財政需要額
に算入しております。
地盤変動対策事業
の
地方債
の
元利償還金
につきましては五七%を
基準財政需要額
に算入しておるわけでございます。 なお三十五年度以降におきましては、
緊急砂防
及び
緊急治山
、さらに
特殊緊急砂防
、
特殊緊急治山
も含めまして、これらの
地方債
の
元利償還金
については、
地盤変動対策事業債
と同様に五七%を
基準財政需要額
に算入する改正を行ないたい、かように考えておるわけであります。
単独災害復旧事業費
の
地方債
につきましては二八・五%を
基準財政需要額
に算入することになっておるわけでございますが、
団体
の事情によりましては、
特別交付税
でさらに増額するという
措置
をとっておるわけでございます。
普通交付税
につきましてはこの程度にとどめておるわけでございますが、何分
団体
の考えによりまして、
一般財源
にも充当する、あるいは
原形復旧
にとどめないで
改良復旧
を主とするというようなわけで、幅のある運営の仕方をしておりますので、機械的にあまり大きな
部分
を
基準財政需要額
に算入いたしますことは不公平になりますし、また
単独地方債
に依存する度合いをいたずらに高めていくというような弊害もございますので、現在のような運用がよろしいのではないか、かように考えておるわけでございます。 第四は、国の
直轄事業
の
地方負担分
にかかる
交付公債
の
元利償還金
については、少なくとも
利子相当額
について免除してもらいたいということでございます。 現在の
交付公債制度
につきましては、その大
部分
を占めます
特別会計分
からこれを廃止するということにいたしておりますので、それに伴いまして、従来の
交付公債
につきましては、その
元利償還額
の
相当部分
を
基準財政需要額
に算入することにいたして参りたい、かように考えているわけでございます。従いまして、個々の
団体
におきましては、
利子相当額
の免除以上の
財源補充
がなされるということになろうかと考えます。ただ、全体の
交付公債
についての利子につきましては、これを徴収していくことが妥当であるかどうかということにつきましては、いろいろ問題もあろうかと考えているわけでございます。 第五は、
昭和
三十四年度に交付される
特別交付税
の確保及び
災害復旧事業
に要する諸
経費
並びに
投資的経費
に対する
財源
の
充実
をはかってもらいたい、ということでございます。 三十四年度の
特別交付税
につきましては、特に
災害地
に重点を置きまして配分を行なうことにいたしているわけでございます。なお、明年度以降の
災害復旧事業
費につきましても、特にその地方負担の増大の傾向にも顧みまして、
地方債
をかなり大幅に増額をいたしたのでございます。なお、
投資的経費
にかかる
財源
の
充実
につきましては、
地方交付税
法を改正いたしまして、
投資的経費
にかかります
基準財政需要額
を増額することにいたしているわけでございます。 第六は、
昭和
三十四年度
地方債
の配分については、
高知
県に対して特に優先的に増加配分されるようにしてもらいたいということ。特に、公共
災害復旧費
のうち、過年度
災害復旧事業
についても、現年度
災害復旧事業
と同様の充当率とするとともに、
単独災害復旧事業
についても、全額起債でまかなえるようにしてもらいたい、ということでございます。
高知
県の一般単独
事業
債につきましては、現に県庁舎に対しまして
地方債
をつけているわけでございます。これは県庁舎が完成できますように、所要の
経費
につきましては十分な
地方債
の配分をいたしたい、かように考えているわけでございます。一般
補助
事業
債につきましては、県負担額の四五%に相当します一億三千万円を配分いたしております。過年度
補助
災害復旧事業
債につきましても、県負担額の七〇%、
農地農業用施設
と林道につきましては五〇%相当額の、七千八百万円を配分いたしているわけでございます。過年度
災害復旧
単独
事業
債につきましては、
昭和
三十三年度において決定いたしました起債
総額
のうちの、残りの三千万円を配分いたしているわけでございます。 その次は、
山梨
、
長野
に関する問題でございます。 第一は、
災害
激甚地
の
市町村
では、要保護家庭の児童の給食費がPTA等に負担が加わって困っている。こうした住民に対する税外負担を解消するために特別の
財源措置
を講じてもらいたい、ということでございます。 三十四年
発生災害
の
被害
激甚地
の
市町村
に対しましては、
特別交付税
を重点的に振り向けることによりまして、
災害
に伴う所要
経費
の
財源措置
をすることにいたしているわけでございます。約八十三、四億円の大きな金額を
災害地
団体
に持っていくことにいたしているわけでございます。一般的に住民の税外負担の解消をはかりますために、
昭和
三十五年度におきましては、
地方交付税
について、
市町村
分の小学校費、中学校費、消防費等の
基準財政需要額
を増額いたしまして、個々の
市町村
に
財源
を与えますとともに、地方財政法を改正いたしまして、特殊な税外負担につきましては負担転嫁を禁止するという立法をいたすことにいたしているわけでございます。 第二は、公約減税に伴う減収補てんのために、たばこ消費税の税率を
引き上げ
てもらいたい、ということでございます。 公約減税の一環として行なう住民税の減税による減収につきましては、臨時地方特別交付金法案を現在国会に提出いたしておるわけでございまして、所得税、法人税、及び酒税の収入
見込額
の百分の〇・三を、
特別交付税
の交付の例によって交付することにより、解決をはかりたい、かように存ずるわけでございます。
小林英三
19
○
委員長
(
小林英三
君) 次は、警察庁原田官房長。
原田章
20
○
政府委員
(原田章君)
長野
、
山梨
地方を御視察になりました結果、御
意見
といたしまして、警察署、駐在所等にはいまだにオートバイがなくて、捜査等に当たっても自転車を使っておる、これでは十分なことができないじゃないか、またオートバイを持っておりましても、それが
市町村
有のものが多いが、これでいいか、これに対する
意見
はということでございますが、お説ごもっともでございまして、機動力を
強化
しなければならない。まあ、この原動機付自転車の
経費
は、
府県
費支弁になっておりまして、その裏打ちといたしまして、
国庫補助金
を二分の一出すということに相なっておりますが、ようやく三十四年度、本年度から、その
補助金
の
予算
が認められまして、三十四年度におきましては、きわめてわずかでございますが、百七十四台という台数が認められまして、これを配分いたし、三十五年度につきましても三百十一台という台数をただいまお願いをいたしておる次第ございます。 この面につきましては、鋭意今後とも
努力
いたしまして、成規の
予算
をもちまして、確保をして参りたいというふうに考えます。
小林英三
21
○
委員長
(
小林英三
君) 以上をもちまして、先般の
派遣委員
の
報告
につきましての
政府
の
発言
は終了したわけでございますが、何か……。
鈴木強
22
○
鈴木強
君 ちょっと質問したいのですが、昨年の
災害
時に、各省庁の皆さんが大へん御苦労いただいたことについて、私改めて敬意を表しますが、今御説明をいただきました中で、二、三質問したいと思いますが、その
一つ
は、
山本
河川局長にお尋ねいたしますが、
山梨
県のあの富士川と、それからあの早川の合流地点の中富町というところがありますが、そこの
被害
がかなり——耕地が約二町歩ぐらい流れているのです。堤防も決壊しまして、私もきのうちょっと現地を見てきたのですが、非常に他の場所と違って
工事
がおくれているのですね。で、対岸の宮木というところはかなり補修ができまして、それからその向こうの早川の下山の方は、もう
工事
をどんどんやっているのです。ところがその飯富だけはどうしたことか、全然手が入っていないのですね。ちょっと蛇籠で堤防の決壊したところに補強しただけであって、あれでは、河川技術から言っても、ちょっと問題があろうし、将来の出水を控えて、向こうだけを補強しますと、勢い飯富の方へ水が流れてくるのじゃないかと思うのですね。これは県の方へ——私はちょっと時間がないものですから、様子が聞けなかったのですが、どうしてああいうふうに
工事
がある
一つ
の場所だけおくれているのか、非常に疑問に思っているわけです。後ほど
一つ
県当局
の方とも話し合いをしていただいて、この
工事
の進捗をぜひ
促進
していただきたいと思うのですが、その間の経過がもしおわかりでしたら、ここで承りたいと思いますが……。
山本三郎
23
○
政府委員
(
山本三郎
君) お答えいたします。堤防の破堤等によりまして耕地が
被害
を受けておるというような
部分
につきましては、次の台風期までには少なくとも原形の程度に直すというのがわれわれの
方針
でございます。ただいまの地点におきましては、私も詳しい点は、今後
調査
をいたしまして、県とも連絡をいたしまして、
促進
するようにいたしたいと思っております。が、今
お話
のような実情とするならば、そういう地点は早くやらなければいけないというふうに考えております。県といたしましても、まだ台風
期間
までに相当に
期間
がありますので、おそらく今後におきまして
復旧
するつもりだろうとは思っておりますが、今後よく県と打ち合せまして、万遺憾なきを期したいというふうに考えております。
鈴木強
24
○
鈴木強
君 その点は、ぜひ
一つ
十分御連絡をいただいて
促進
していただきたいと思います。地元の人たちは、何か不安な気持もあるでしょうし、見通しが立っていますれば、かなり安心ができるのですが、聞くところによると、いつ着工するのか、かいもくわからないというのが実情らしいですから、ぜひ
一つ
お取り調べを願いたいと思います。 その次に、これは
建設省
の方の
お話
だと思いますが、例の
応援派遣
の件ですが、ちょっと趣旨が違いまして、
建設省
の方でおやりになっている分については大体わかりますが、問題になっているのは、河川課と耕地課との
関係
でありまして、むしろ農林省の方にも影響があると思うのですが、
農林関係
の分と建設
関係
の人たちの処遇のアンバランスがあるということですね。同じ他県から
応援
を受けましても、耕地
関係
の人たちは、何かちょっと悪いらしいのですね。そういう不満が出ているようです。ですから、日当とか、何か手当というようなものが出るのでしょうけれ
ども
、職階とか、いろんなものによって違うと思いますが、われわれが非常に問題にされたのは、むしろ
建設省
と農林省との
関係
ですね。このへんに何か問題があるんじゃないかということですが、それはどうでございましょうね、
農林関係
の方は。
大野市郎
25
○
政府委員
(
大野市郎
君) ただいまの件につきましては、さようの
状況
についてまだ聞いておりませんので、さっそく調べまして、そういう差別のないのが形でございましょうので、善処いたします。
鈴木強
26
○
鈴木強
君 これは、自治庁と大蔵省の方にお尋ねしたいのですが、公共
災害
の
復旧
事業
で、地方負担の分がございますので、その際、
地方債
が起債のワクがあるわけですから、充当率が初年度から二年、三年と、だんだん減って参るのですが、その点が非常に地方自治体として困るというのですね。ですから、少なくとも充当率を下げないで、初年度並みにしてもらいたいというのが強い
要望
だったのですが、これはどうでございましょうか。何か見通しがございますか。
奧野誠亮
27
○
政府委員
(
奧野誠亮
君)
災害
の起こりました年は、予測しないことでもございますので、
災害復旧事業
に伴います
地方負担分
につきましては、原則として全額
地方債
資金によって充当できるようして参りたいと考えております。ただ、次年度以降になりますと、
予算
を編成いたしますときから、すでに
災害復旧事業
のためにどれくらい
地方負担額
があるかということがわかっておるわけでございますので、なるべくなら他の
事業
費を節減いたしましても、
災害復旧事業
に振り向けるという考え方をしてもらいたいものだと、かように考えておる次第でございます。そういう意味から、いわゆる過年度
災害復旧事業
費に伴いまする
地方負担分
についての
地方債
充当率は引き下げるという運営をいたして参ってきておるわけでございます。一応七〇%を目途に
地方債
資金を用意いたしております。しかしながら、
山梨
県を御
指摘
になりましたが、
団体
によりましては、
災害
が集中的に起こって、しかも、他に振り向ける
財源
が乏しいというような
団体
につきましては、この充当率を八〇%、九〇%というふうに
引き上げ
て参ってきておるわけでございまして、そういうような考え方で、特に
山梨
県につきましては、過年度債につきましても充当率を
引き上げ
る必要があろう、かように考えておるわけでございます。
永岡光治
28
○永岡光治君
建設省
の
道路
局長にお尋ねいたします。 私も、その
調査
団の一員に加わった一人でありますが、ただいま二点にわたっての回答でありましたが、その第一点の
九州横断道路
の件でございますが、現地
調査
をいたしました。その現地の話によりますと、横断
道路
の中で水分峠と寒地獄の間の
工事
があと回しになるだろう。それでは、せっかく
工事
しても、途中で切られたのでは、効用を完全に発揮することができないので、同時にこれを着手し、完成してもらいたいと、こういう
要望
があったのでありますが、ただいまの
道路
局長の答弁によりますと、この
地域
をさしたのかどうか知りませんが、一部それがあと回しになるというような所があるやに答弁なすっておりますが、この
地域
をさしているのかどうなのか。それからまた、そのほかにもまだこういう条件の所があるのかどうなのか、あわせて御答弁いただきたいのと、同時に、ぜひこれを
一つ
解決してもらいたいと思うのだが、そういう構想を持っておいでになるかどうか、重ねてこれはもう一度確かめたいと思います。私の今の聞き間違いかどうか知りませんが、バイパス等で、これを利用すると若干の解決になるのじゃないかという話のように聞こえましたが、それでも解決ができないのでありますから、同時に解決してもらいたいと、そういうことができるかどうか、それを明確にお答えいただきたいということが一点。 それから、第二点でありますが、
熊本
と
大分
の間の二級
国道
を
一級国道
にしてもらいたいという、この
要望
でありますが、実際私
ども
もその
道路
を
調査
団として通ったのでありますが、大へんな交通量であります。著しく
道路
も悪いのであります。これではもう大へんだということで、県庁の方の
要望
はもっともだと思いました。そこで、今の答弁ですと、目下
調査
中で、それは
一級国道
にすることに考えて検討しているのだと、こういうことが
一つ
。それから、
一級国道
にならないまでも、直轄
工事
として二級
国道
といえ
ども
やりたいという考えもあるのだと、それせ検討中だと、こういう
お話
でありますが、私の聞きたいのは、いつごろその結論を出すのか。従来当
委員会
でもどこの
委員会
でも、往々にしてその傾向が強いのであります。御趣旨ごもっともだと、検討中だと、こういうことに、検討してお答えするということでありますが、それでは、もう今に始まったことでないと思うのでありますから、こういう問題、おそらく地方の方から再三にわたって陳情が行なわれていると思うのでありますから、私は、結論をいつごろ出すのか、それを聞きたいのであります。 その二点を明確に
一つ
お答えいただきたいと思います。
佐藤寛政
29
○
政府委員
(
佐藤寛政
君) それでは、ただいまの御質問に対しまして御説明申し上げます。 第一点の
九州横断道路
でございますが、これは、水分峠から寒地獄という
区間
が
一つ
不通
区間
でございます。それからもう
一つ
、寒地獄から一ノ宮へ参ります手前の、西手野と申しますか、この間にやはり不通
区間
がございます。この二カ所は相当なやはり
工事
量でございまして、御
要望
は、寒地獄—西手野間を第一期としてやっておるのでございますが、寒地獄—水分峠間の第二期も、第二期と言わんで、
一緒
にやるように、こういう御
要望
でございますようでございますが、相当なやはり
事業量
でございますことと、何分新線でございますので、なかなか一挙にというわけには、なかなか希望いたしましても、参りかねる状態でございます。そこで、私
ども
が今考えておりますのは、寒地獄から西手野までは、これは一本しかない
路線
でございまして、この
区間
が不通である状態が続いております間は一向利用にはならない。従いまして、この
区間
にまず力を入れよう。そうして
日本道路公団
の
有料道路事業
として、
一つ
できるだけこの採算性がある限り長
区間
をとりまして
事業
を進めるようにしよう、しかし、それだけではとうてい
計画
が立ちませんので、さらに
公共事業
も加えまして、この寒地獄から西手野までは、
一つ
できるだけ早く完成させるようにしよう、そういうことに相なりますというと、次の水分峠から寒地獄までの
区間
でございますが、この間も不通
区間
ではございますが、寒地獄から豊後中村というところへ、水分峠からやや北久留米の方へ寄ったところでございますが、そこへ参ります
道路
がございます。これとても、とうてい十分というような
道路
ではございません。当然引き続いて改良をしなければならない
道路
ではございますが、ともかく自動車のまあどうやら通れる
道路
がございますわけでございます。従いまして、この一
区間
、二
区間
を同時にやりたいことは、それは最も希望するところでございますが、なかなか全国の
道路
整備
事業
から申しまして、そういうふうにも参りかねますので、ただいま申しましたように、西手野—寒地獄間を
一つ
力を入れて、そうしてこれを早く完成させると同時に、引き続いて水分峠までの
区間
も
整備
するようにいたしたい、こういうふうに考えておるわけでございます。それで、これらにつきましては、将来のことでございますから、まだ確言は申しかねますが、できるならば、近く予想されておりますオリンピックまでには、この
観光道路
を
一つ
利用できるようにいたしたいというふうに考えておる次第でございます。 それから、第二点の
熊本
—
大分
線を
一級国道
に昇格することでございますが、御承知のように、二級
国道
を
一級国道
に昇格する、あるいは県道を二級
国道
にするという点につきましては、
道路
審議
会におきまして十分いろいろな角度から検討されて、
一級国道
あるいは二級
国道
の
道路網
を形成いたしておる次第でございます。これにつきまして、ただいまのところ、全国から
一級国道
の
要望
路線
が相当ございます。また、県道から二級
国道
に昇格を希望する
路線
が相当ございます。これらにつきましては、ただいまその御
要望
を承りまして、県と
一緒
になっていろいろな
調査
をしておるわけでございます。現在の交通量はどうであるとか、沿道の経済
状況
はどうであるとか、将来の
開発
に対する
計画
はどうであるかというようないろいろな点を
調査
いたして、私
ども
といたしましては、
審議
会が開催されたときに、
一つ
資料を整えまして、順序を立てて
審議
会にお諮りできるようにと、そういう
調査
をしておる段階でございます。
審議
会がいつ開催されるということは、ただいま申されません。一昨年たしか
審議
会が開催されまして、
一級国道
、二級
国道
の補充を行なったはずでございまして、ただいまその
道路網
につきまして
整備
を進めておるところでございますので、毎年々々
審議
会を開催するというわけには参らないので、ただいま、いつになるか申し上げかねますが、近く
道路
整備
計画
も、あるいは所得倍増経済
計画
等との
関係
におきまして再検討をしなければならないのではないかというふうに考えられる節もございますし、まあそうしたおりには、
道路網
の新たな
整備
ということも考えられるであろう。そのときに十分な資料を御提供できるように、ただいま
調査
をいたしておる。こういう意味でございます。
永岡光治
30
○永岡光治君 最後の第二点の答弁の中の結論を出す時期ですが、
道路
審議
会にかけて結論を出す建前をとっておる。従って、まあ毎年開いてはちょっと工合が悪いという話でありますが、それは、多分去年の
審議
会にかかるようなものですね、まあことしにかかるようなものはそれじゃ去年わからないのかというので、毎年々々開くようなことで、無
計画
では困るという意味で開かぬという意味だろうと思うのですが、まあそれはそれとしても、一年に二回開いても私は差しつかえないと思う。二年に一回しか開けないという法律はないと思うのです。あらためて法律で規定しておることはないんですから、ぜひこれは今年中、まあ年度内といっても、これはむずかしいでありましょう。早急に開いて結論を出してもらいたいと思いますが、その点はどうですか。来年度中ですね。三十五年度中に結論を出してもらいたい。こういう
要望
は実現かなえられるかどうか、お答えいただきたいと思います。
佐藤寛政
31
○
政府委員
(
佐藤寛政
君) ただいまも申しましたように、三十五年度におきましては、多分この
道路
整備
計画
それ自身の再検討を必要とするのではないかというように考えておりますので、そういうことになりますというと、やはり
道路網
の編成ということもよく考えて参らなければならない。まあ多分そういうふうにいたす必要があるのではないかとは感じておりますが、まだ今年度、はっきり三十五年度におきまして
道路
審議
会が開催されるということは、はっきりはちょっと申し上げかねると思うのであります。
鈴木強
32
○
鈴木強
君 まとめて三つ質問しておきますが、
一つ
は、
道路
局長にお尋ねしたいのですが、この町村道の場合は、幅員二メートルということになっておりますね。それで、現にその山の中なんかは、昔の一間
道路
で一メートル八十センチくらいで、ちょうど二十センチくらい足りないですね。しかし、現に一メートル八十センチくらいの
道路
が町村道に指定されて管理されておるんですが、今度の風水害等になって、まあ幅員が足りないからということで
補助
対象にならない。こういう矛盾が出ておるんですね。そういう点は、私は、実際に町村道というものに指定されて運営しておる以上、当然その対象にしてよかろうと思うのでございますが、これらは、法的にはちょっと問題があると思うのですが、あるとすれば、それを改めるような
方法
をお考えになっておりますでしょうか。
地域
によっては、大体日本は山国ですから、特にそれをどうしても広げられないというような実情の所があると思いますね。そういう点に対するお考え方をお聞きしておきたいと思うのです。 それから、警察庁にさっきお答えいただいたんですが、これは、もう地方自治体に負担がかなりかかっておりまして、特に機動力を持つこのモーター・バイクあたりを早く購入して、捜査その他に万全を期すようにしていただいたら私はいいと思うのです。で、まあ三十五年度三百十一台ということですが、これは何カ年か
計画
を立てて、行く行くは全部の駐在所にモーター・バイクを設置すると、こういうふうな御
計画
はお持ちでございましょうか。これに対して大蔵省の方もその実情を十分把握していただくならば、
予算
の裏づけも考えていただかなくちゃならぬと思うのですが、こういう点、前田政務次官にもお尋ねしておきたいと思う。 もう
一つ
ですが、
災害
救助法が大体概算交付で八割くらい出すわけですね。それで、非常に金が足りないときですから、早う皆もらいたいというんですが、どういうわけで八割交付して、あと二割は保留しておくのか。
予算
的に
措置
ができなくてやっておるものか。なぜ八割だけ交付しておくかという、その理屈がわからないわけですが、この際お尋ねしておきたいと思う。
佐藤寛政
33
○
政府委員
(
佐藤寛政
君) お答えいたします。
道路
の
整備
につきましては、現在
国道
と県道を合わせまして、全国約十四万キロの
道路
がございますが、この県道以上の
道路
の
整備
がなかなかできませんで、ご存じのような状態で、苦慮いたしておる次第でございます。
お話
のような町村道を合わせますと、全国で約九十万キロの延長になります。従いまして、町村道のいろいろな
道路
までなかなか
整備
の手が回りかねておる
状況
でございます。そこで、いろいろな事情が起こるわけでございますが、まあ私
ども
道路
整備
事業
では、町村道でも、たとえば離島
関係
の
道路
だとか、それから企業合理化
関係
の
道路
とか、そういう特別な
道路
につきましては、いろいろこの拡幅なり舗装なりの相当な
補助
事業
を
実施
いたしております。そこで、ただいま御
指摘
の一メートル八十とかいう小さい
道路
でございますが、これは、
災害
関係
などにございますかと思いますが、これらについては、よく
調査
して検討するようにいたしたいと思います。
原田章
34
○
政府委員
(原田章君) 警察庁といたしましては、駐在所全部に配置したいという考えを持っておりますが、ただいまのところ、財政の裏づけとしましては、年次
計画
の一環として本年度三百十一台というものが認められたわけではございませんので、さらに今後全駐在所に配置できまするように、財政当局とも交渉したいと思っております。
前田佳都男
35
○
政府委員
(
前田佳
都男君) ただいまの
鈴木
委員
の御
指摘
の点でございますが、警察の機動力の
充実
の
経費
でございますが、これはもう警察は、治安を確保するために機動力は当然
充実
しなければいかんということでありますので、この点は、警察庁とも
十分連絡
をいたしまして、できるだけ御趣旨に沿うように
努力
をいたしたいと考えております。 次に、
災害
救助費のお尋ねだったと思いますが、これの支給ですが、この
災害
救助費は、地方自治体の標準税収入とその
災害
救助費の額とによりまして負担が異なっております
関係
上、いずれの
団体
にも適用するように、八割をまず交付いたしまして、あと二割を精算といいまするか、そういうふうな意味で、多少おくらしておるというように私は解釈をしております。その間のもし不足というような点につきましては、
地方交付税
の繰り上げ支給というか、そういうようなことでつじつまを合わしていっておりますが、何とか足らずの分を補っておる。そういうふうにやっておると私は考えております。
鈴木強
36
○
鈴木強
君 前田政務次官ね。
国庫補助金
の交付は、標準税収入に根拠を置いているわけですね。ですから、今千分の一を限度にしてやっておるようですが、ですから、平生そういう標準税収入というものが把握されているわけででしょう、大蔵省としては。それがわからないということになると、ある程度今あなたのおっしゃった概算払いということもわかるのですが、もしそれが把握されているとすれば、もう百パーセント出しておやりになった方がいいんですね。非常に金がないときですから、二割でも現実には、ああいった
災害
に直面した場合には、非常にほしいわけですね。標準税収入額というものの千分の一という限度にはなっておりますけれ
ども
、その辺の把握はどうでございますか。
前田佳都男
37
○
政府委員
(
前田佳
都男君) お答え申し上げます。確かに、この標準税収入というものは、もうそれはきまっておることでございますから、御
指摘
の
通り
でございますが、
災害
救助費の
総額
がはっきりしておりませんので、そうそうのときでございますから、そういう
関係
もございまして、八割を支給しておる。そういうふうにやっておるわけであります。
永岡光治
38
○永岡光治君
道路
局長にもう一度お尋ねいたしますが、
道路
審議
会の開催の件ですが、三十五年度中は、所得倍増の
計画
もあって、多分再検討ということになるだろうという答弁のようでありましたが、これはもちろん、
審議
会を開催するのは、事務局等がありまして、そこから発動されると思います。形式上は。実際上はしかし、
建設省
の
道路
局長だろうと私は想像するわけです。そういうところからお宅の次官、大臣と相談して、そういうあれがお宅からかけられるものだと思うのですがね。ですから、実際上の発動は
道路
局の方でやるのではないですか。そうすれば、あなた方の意思で、大体やってくれということになればまた開くようになるのが、どこの
審議
会でもそういう建前をとっているのではないかと思うのですが、そういうことではないのですか。全然別個に、
道路
審議
会が勝手にいつ開くというようなことをきめてやるわけですか。それとも、お宅の指導性といいましょうか、指導権と申しましょうか、言葉が悪ければ、何かお宅がイニシアチブをとって、開かせるというふうになってくるのではないかと思うのですが、そういうことではないのですか。その点を明確にしていただきたい。そういうことになれば、かりにお宅のイニシアチブで開くということになれば、お宅の意思次第で大体開けると見て差しつかえないのではないかと思うのです。そうなれば、三十五年中にその
審議
会が開くようになるのかならないのかということは、あなたの考えで大よその検討はつくものと思う。これは、次官、大臣等の上級の機関がありますから、その
承認
を得ることはもちろんであります。それは私、否定はしませんが、しかし、あなたの意思が開くということになれば、大体開くようになるのではないかと私は思うものですから、そういうことになれば、あなたは三十五年度中に開くようにする
方針
を持っているのかいないのか。その点を重ねて
一つ
御答弁をいただきたいと思います。
佐藤寛政
39
○
政府委員
(
佐藤寛政
君) お答えいたします。
道路
審議
会は、会長は石川一郎先生にお願いしてございます。
審議
会の事務は、
建設省
の
道路
局で担当をいたしておりますので、そういう意味で、いろいろな事務を私の方でやらしていただいております。私
ども
は、この
道路
整備
関係
で、いろいろ
審議
会に御検討願う事項につきまして、いろいろ情報を収集いたしまして、そうして会長に
お話
を申し上げておる次第でございます。
道路網
問題につきましても、全国からもたくさん御
要望
がございますので、そういうことをいろいろ会長に申し上げてございます。もちろん次官、大臣にも申し上げてあるのでございまして、まあその点で御相談いたしまして、三十五年度なら三十五年度に開催するのが必要であるということになれば、開催の
手続
を進めるようにいたしたい、こういうふうに考えます。
永岡光治
40
○永岡光治君
道路
局長として三十五年度に開くように働きかける意思があるのかないのかということを聞いているわけです。
佐藤寛政
41
○
政府委員
(
佐藤寛政
君) おそらく三十五年度には、
道路
整備
計画
そのものも再検討する必要があるのではないかというふうに考えております。その節には、その
計画
も当然
道路
の重要事項でございますから、
審議
会にこれは御検討願わなければなりません。
道路
整備
計画
を再検討するということになれば、やはり
道路網
の
関係
ももう一ぺんここで、どれだけふやすかということは別問題といたしましても、最近の交通
状況
がこの二、三年で非常に変わっておりますから、全国的に
道路網
の
状況
も一応再検討してみる必要が起こるのではないか、こういうふうに思っております。
永岡光治
42
○永岡光治君
道路
局長として開きたいという意思を持っているのか。その結果どういうことになるか知りません、上の機関があって、
道路
審議
会があるのだから。
道路
局長として開きたいという気持があるのか、多分といっても一年……。
佐藤寛政
43
○
政府委員
(
佐藤寛政
君) 私といたしましては、
道路
整備
計画
の再検討とともに、
道路網
整備
の検討をする必要があると、従いまして、上司にもいろいろ御相談をいたさなければなりませんので、そういうことになれば、当然
審議
会を開催いたしまして、いろいろ御検討を願わなければならないと思っております。
小林英三
44
○
委員長
(
小林英三
君) この程度にて、本日は散会いたします。 午前十一時五十九分散会