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高田なほ子君 もちろんいろいろの制約があるのですから、そういう組合の
行政措置
要求をピンからキリまで全部短期にこれを完成するなんということは、組合だってそんなことは
考えていないと思う。ただ、しかし、
勤務条件を改善させるということ即裁判の整備拡充にとっては不可欠の問題であればこそ、組合がこういう、
要求をされているわけであります。この
要求を制約があるから一ぺんにはそれはできないにしても、この
内容を
検討して具体的にこれを実現するための努力というものが、これは
当局として力を入れなければならない点であると思うのです。しかしどうも組合の方々から伺いますと、よそよそしくされて、あまりお話し合いも本気になって聞いていただけないようなお話を聞くのです。もっともこの組合の方は
当局と話すときには、まなじりを上げて、それで相当厳しい態度でこれを追及するから、ついめんどうくさくなるか、うるさくなるという気持がこれは手伝うのじゃないかと思うのです。まあ、まなじりを上げる方は上げる理由がございまして、これは仕方ないと思うのです。私
どもも幾多の資料をちょうだいしているわけですが、実際はまなじりを上げるようなことばっかりなんです。これはもう、私は全司法の組合員じゃないですけれ
ども、何てこういうことが解決できないのだろうか、弱腰じゃないかというような気持がするわけなんです。だから、当事者になってみれば、多くの人からこういうことを
当局に
要求してくれということになれば、皆さんにかわっていろいろのことを
要求においでになる方は、自然にまなじりもつり上がろうというものです。そのつり上がるのがめんどうくさい、一部のものが騒いでいるのだと、そういうきめつけ方じゃなくて、やはり、何と言いましょうか、法塔の奥深く、きわめて伝統の美風というものがあるにはあるけれ
ども、民主的空気の乏しいと言われる
裁判所の中で、やはり勤労条件を改善するという御意思があるならば、この
行政措置
要求の
内容等については一々
検討をされ、また
意見も聞いて、そのことのために努力をなさることが、即
予算獲得への私は早道じゃないかと思うのです。ですから、今後この交渉等についても、もう少し真剣になってお会いいただき、真剣になって研究していただくということは、これはできないものかどうか。この点についてお伺いしたい。