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山本伊三郎君 この問題については、まだ自後若干の
審議があると思いますので、本日はそういう
政府なり、
人事院の各責任者からの
答弁を一応聞いて、今後またいろいろとお尋ねしたいと思いますが、きょうはこれでこの問題については一応終わりたいと思います。
そこで再び自衛隊の問題に移るんですが、大事な副
総理がきょう忙しいようでございますけれども、私が自衛隊
関係の
給与を尋ねておるのは、大体国の
給与というものについて、
政府は今きわめて矛盾したまちまちな態度でやっておる、大体裁判所
関係は法務、それから
外務省関係は外務、
内閣の方では
特別職と
一般職と防衛庁、しかも
内閣関係の
給与法でも
相当問題点がある。問題が起こるのは、いろいろそれは問題であるけれども、
給与というものが一番人間生活の基本的な問題、生活権の問題である。これを私は
政府がきわめて簡単に
考えておるんじゃないかという気持がするんです。先ほどから防衛庁に
質問し、副
総理もお聞きになっておると思いますが納得できない。われわれ納得すればもういいんです。私は何も自衛隊の
給与が高いといって
質問しておるのじゃない、そういうものが正しいかどうか。私は自衛隊の
給与でもまだ低いと思っている。なおさら
一般職においても先ほど副
総理言われたように、今日これでいいと思っておらない。しかし、それが了解できるようにいたさなければ、一般国民は了解しないと思う。その
意味において私は
質問しておるので、できれば副
総理も時間がありましたら、あとはそう時間を取りませんので、もう少し私の
質問を、
答弁はしていただきませんけれども、参考までに聞いていただけばけっこうだと思います。しかし、
大臣でございますから、いろいろと公用もありますから、しいて御用事があれば退席されてもけっこうでございます、その点
一つ御自由に。それじゃ
一つ続けます。われわれ先ほどいろいろと
人事局長ですか
答弁されましたが、実際問題でも矛盾は
相当われわれとして発見しておる。しかし、実際問題でやっておる当局の皆さん方は、そういうことを感づかれておらないと思う。現在自衛隊の行動なり、そういうものからもう少しすっきりした
給与というものができるんじゃないか、
相当私は内部の矛盾があると思う。食費の問題にいたしましても、結局
給与でもって前に差し引いているから、営外から通う人に対してはその分だけ返すのだ。返した分には税金がかかるようになっている。現物給付で、金銭給付という問題でありますけれども、金銭給付でかかっていると思う。そういう点でもきわめて気のつかないところで矛盾がある。しかし、一般公務員にはこういうこと絶対許せないのですよ。これは一般公務員の場合には、国税庁もそうでございますが、地方団体でもこういうずさんなことは一切許さない。ただ防衛庁だという
一つの圧力で、若干
政府も大目に見ているところが、
相当私はあるのではないかと思う。従ってこの点は今のうちに十分防衛当局も
考えておかないと、防衛問題はほかの方に大きい問題があるから、こういう問題はなんだという
考えでおられても、これは
相当それ以上に問題が出てくることが私はあると思う。
質問を具体的にいたしますけれども、いろいろ内部の
事情を聞きましても、差し引いた短期
保険の経理なんかどうしている。軍の場合にはほとんど医療
関係は軍の隊内でやるのが慣例であります。それがはたしてそういう短期給付、医療給付の経理内容が、どういう工合にうまくそれが調節されてやっているか。いろいろ問題あると思います。これはまた順を追うてお尋ねします。
そこで、先ほどからいろいろ言われましたが、結局どういう事態にあろうとも、この
給与法から見ると
一般職と比較すると、これは比較の上です。自衛隊がいいというのではない。やはり優位に立っていると思う。この点について自衛隊、防衛庁
関係はそうでない。これは特殊な
事情を一応抜きにして、表だけをそのまま比較してどちらがいいか、いい方をとりなさいといった場合に、どちらがすぐれているか、優位であるかという点について、防衛庁はそうでないという否定されるかどうか。本俸はこうなっているけれども、こういう点で要するにマイナスがあるのだ、こういうことが言えるかどうか。また
総理府の
関係で、室長もおいでになっていると思いますので、やはりこれは一緒なんだ、変わりないのだ、こういう
考え方で
総理府の
給与担当の
関係の方がどう思っておられるか、また、
人事院の
給与局長がここにおられますが、
人事院として
給与全般を
調査研究されている
立場から、これが何も均衡、均衡と申しますか、これでいいのだ、同じことだ、こういうことを言われるかどうか、三者に
一つ順々にお答え願いたい。