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伊藤顕道君 次に、この
長野の
刑務所に関連して、全国に五十七ほど
刑務所があると思うのですが、これに関連して……。というのは、特に私は二、一二回前橋の
刑務所に入つたことがある。しかし、入つたことがあるというのは、悪いことをして入
つたのではなく、(笑声)参観の意味で入つたわけです、誤解のございませんように。そこで、
長野市が十六年で、前橋の方も相当占いわけてす。二十一年一月……、私の子供のころからもうすでにりつはに経っております。最近、また私
内部を詳しくすみすみまで参観さしていただいたわけてすけれども、相当、七十二年もたつておる老朽な
建物で、あつちこっち突つかい棒が立っている。突つかい棒自体もすでに腐食しておると、そういう程度。それからすき間風は入る、見るにたえない、そういう
建物です、もちろん、工場等についてははんの一部改築になっておるようですが、そこでいろいる視察した結論は、このままではどうにも危険で、しかも、
大臣は何回か
刑務所には、これはまあ巡閲の意味て人られたと思いますが、特に監房等については、昼なお暗いというような感じの所で、馬小屋を並べたような薄暗い所で、すき岡風は吹くにまかせ、特に前橋は有名な上州からつ風に吹くにまかせておつて、中に入つた者に堪えられないような感じのする所。
刑務所の目的は、とにもかくにも昔と違つて、今は改過遷善というところにあろうと思うわけです。そういうことであるならば、こういう施設の問題も改築することによって一挙に解決する。しかしながら、
予算の面から全国五十七カ所の
刑務所を同時にということはもちろん至難の問題であろうと思いますが、こういう、わけて危険な、強風でも吹けば倒壊するであろうというような、そういう危険な面については特に重点的に手を打つ必要があろうと思うのです。そこで前橋
刑務所の様子を承ると、何年計画でやられるのか、その点がまあ非常に心もとないわけです。そこでお伺いしたい
要旨は、今、ほんの一部経っておりますけれども、これは相当危険ないわゆる舎房、監房であるので、工場も合わせてそうですが、大体どのくらいの年度計画で考えられておるのか、ただその一点をお伺いしたいと思います。