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鈴木強君 私は、またあらためて、この問題については質問いたしますから、きょう多くは申しませんが、一計画
局長の答弁を聞いても、営業
局長の答弁を聞いても、今
野上委員の
指摘している電信電話
拡充計画というものは、中身は電話の
拡充であって、電信というものに対して、しからば四十七年の時点においてどういう推移をたどって、しかも加入電信なり、専用線利用の電信利用なり、こういったものが、どういう趨勢に行くのか、これ
自体が計画がないじゃないですか。具体的なものは、そのときになって
考えるとか、これから検討するとか、そういう、あんた中身と、胴体と違うような計画を立てているところに、非常に私は
不満を持つのですね。
特に私は、電信の問題については、従来も、かなり料金
政策を含めて、現在の赤字克服対策を基本的に立ててもらいたい。これは歴代の郵政大臣にも、強く要請したところです。
そういった事業であるだけに、これからの方向が、どう向かっていくのか、あなた方は、横ばいだとおっしゃるが、専用線の利用なり加入電信なんか、どんどんふえていく場合に、はたしてどういう趨勢をたどるかということは、そう軽々には断じられないと思うのです。しかも
要員対策については、これは中継機械化によって、大体変わるんだという判断は、これはあやまちであって、問題は取り扱い件数が、どういうふうに変化していくか、これによって、
要員対策が変わっていく、そういう、大まかな見通しを持っていない、また郵政事業委託についても、非常に私は
不満がある。今特定局に委託することが是か否かということは、大いに論議があるところなんですよ。むしろ郵政側では、委託料金というものを、もらってやっておるんだが、かなりその問題が出てきている。
ですから、これは
公社、が発足するときにも、取扱所といいますか、そういう形にして国営方式でやったらどうかという
意見もあったくらいですから、今度四十七年度までの長い年限、
電電公社があらゆるすみずみまで、そういう格好でやるのかどうかということも、これは基本の
政策として、やはりきめなければならぬと思いますよ。しかも五十万個の磁石式が残るとおっしゃいますけれ
ども、これは、かなりの今の取扱所というものが、市街集中なり集局なりになって、大都市の周辺のこの自動改式に伴う特定局の集中というものが、今はかなり激しくなっておる。だから、電話が、五十万の数になれば、もうかるというけれ
ども、中身というのは、がらりと変わってくる、そういうことを
考えてみますると、その
要員対策をどうするかということは重大なる問題だと思う。
監理官の話を聞いても、まだあまり詳細に打ち合わせもしていない、しかもこの計画は、大ざっぱだということを
監理官は発言している。何だか知らんが、
努力目標みたいな感じも受けるような気がするので、こういう国会に対する提案については、私は非常に問題があると思うのです。
だから、私はそれらの問題については、次回に質問いたしますが、もう少し、われわれの納得できるような資料を整備して、電信はこう、電話はこう、特定局の問題についてはこうだと、こういうような、関連を持った
一つ御答弁ができるように、議事進行をかねて、私は申し上げておきたいと思いますが、非常に不親切なやり方なので——あるがごときことを言ってもいるんだが、実際あなた方が作った第二次五カ年計画の
拡充を見ても、電信の行く先々が、どうなるか、さっぱり抽象論だけであって、具体的に
一つも示されておらない。こういうことは私は非常にいかぬことだと思うのです。これは議事進行上、私はちょっと発言しておきますが、
一つ勉強しておいて下さい。