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藤田藤太郎君 関連。私は先ほどから聞いていると、中村さん、職
員局長の
お話では、もうそういうことはないと、こうおっしゃるわけですが、たとえば今おっしゃったのについて、私のところへきている
資料の一、二をそれじゃ参考までに申し上げてみたいと思います。今の組合の大会に三人出て減給になったという方ですね。西谷、田中、斎藤、この例を見てみますと、平生は一括して組合の大会のときには非番者扱いとしてやっている。ところが、このときには八時交代のところを、七時四十分に相手の交代番が来て交代して、そこで事務が完了して出席した、これに減給十分の一・三カ月ということをやっている。事実上
業務に何も支障がないのにこういう減給が行なわれている。こういうことがここに出ております。それからもう
一つ、これは私はどうも先ほどの
お話を聞いておってふに落ちないんですが、前の鶴森
委員長ですか、今は
委員長じゃないそうですが、鶴森君が、南福井駅運転詰所に、作業間を利用して、勤務者で運転事故防止の座談会が行なわれた。ちょうど二時二十分から三時二十分まで行なわれたのでありますけれ
ども、その中で、勤務に行かなければならぬ人、二時五十分に作業を開始しなければならぬ人があったので、座談会というのであるから、主任が言われたことについて皆さん大いに意見を述べてくれというので、四十分ごろに意見を述べさしてくれ、もう作業に行かんならぬからということを言ったが、それを述べさせなかったそうです。それで、そこで鶴森
委員長がちょうどそのとき居合わせて、座談会ですから、そこで傍聴していたそうです。ところが、絶対にものを言わさぬということですから、見かねて、
委員長が、現場の者の質問に答えようとせず、その従業員に対してばか者呼ばわりするとは何事か、あなたは駅長としてまじめに仕事のことを
考えているのかということをそこで尋ねた。そうすると、君は何だ、駅もんじゃないか、もんは要らぬことをしゃべるな、ほかのもんには
関係のないこっちゃ、帰れ、出て行け、こういう駅長が
言葉を使っております。その次に、
委員長が何だ、そんなもんはこわくない、きさまってなもんは何言ったって聞かぬわい、出て行けというような
言葉使いをしているわけですね。だからそういう態度で従業員と接して、これは鶴森というのは、金沢地本の
委員長で、ここは今南福井の駅でですね、駅長さんが——やはり全体の一万何千の組合員の
委員長という人格で、座談会があるから、
業務の事故防止の座談会だからこれを聞きに行ったと、そうしたら初めは意見を述べてくれと言いながら
一つもものを言わさぬから、言わしたらどうですかと言ったら、こういう扱いは——まだずっとありますが、長くなりますから言いませんが、何でしたら
資料を見ていただいたらいいと思う。こういう扱いは、私も
業務上の要するに責任者と、そこで作業をしている従業員との
関係、特に組合に対してこういう見方でおれるのかどうか。私はこんな例は、
日本の労働組合と会社、職場の
業務の
関係でも、こういう
言葉使いで組合との
関係を持っておるというのは、私は初めてこれ聞くわけです。まだあります。たとえば今の不当労働行為の中でずっと幾つかあがっておりますけれ
ども、これで今の鶴森君は処罰を受けております。だからこういう工合にして、何か
一つのイデオロギーを持って押しつけて、そうして全体的には第二組合を作らすために旅館へ呼んでごちそうをする、そうして推進
委員をきめて、申し合わせをして推進
委員をきめて、組合に入っていない人が中心になって、非組合員が中心になって、組合に入っておる人を寄せてそういうことをやるのですね。そういうことというものは不当労働行為で争ったらいいのだ、疎明書類をつけて争ったらいいのだ、原形復帰——極端な言い方をすると、原形に復帰すればそれで済むのだと、だから何をやってもいいのだと、こういう言い方がこの取引の中にどんどん出てくるわけですね。それからまたこれ読んでみますと、第二組合に入らなければ転勤をさすとか、登用試験にはパスせないぞ、それで判こを押せというような
格好のものが一連として行なわれておるということになると、先ほどから厳正中立でやっているというそのお
言葉と、現実やられておることとは非常な相違が私はあると思う。だから、たとえば経営講座ですか、講座の
内容を見てみましても、もう初めからしまいまで、ある
一つの目的に向かって強引に引っぱっていく、第二組合に。組合分裂と申しますか、そういう
格好に強引に引っぱっていくような
内容がずっと並べられておる。これはどうせ皆さん方の間で不当労働行為の問題として議論がされるところですけれ
ども、しかし、私は労使
関係の間というものは、やはり交通機関というものは
日本の産業の神経なんですから、こういう挑発的な争いというものでは安全というものが保たれないわけでありますから、だからこういう争いというものがあっていいかどうかということ、これは事実だ、こういう工合に事実問題として出ているのですから、皆さん方お読みになっておると思うのです。それでいながらそんなことはないと言って突っぱられると、非常に私
たちは——署名捺印までずっとしてきているのですね、発言した人、それから事実あった人が署名をしておる。そういうことになってくると、私は何を信用していいか、特に国鉄というようなコーポレーションの公共事業の中でも中心的な存在である、
日本の経済の神経の中心的な運転
業務に携わっておられる職場でこういうことが行なわれいいかどうか。
日本の労働法体系を根本的にくずすような
格好のものが現実に行なわれておっていいかということを、私は先ほどから聞きながら、そういう工合に
考えているわけです。だから総務部長がおいでになったと、総務部長がおいでになって、皆さんに御報告されたというのですけれ
ども、その総務部長自身がどういうことをやっているか、どういうことを現地で言っているかということを、ここにも載っておりますが、この
資料にありますが、これはまああんた、読み上げると長くなりますが、
相当なことを言っておりますよ。まるでオルガナイザーですよ、第二組合の。そういうことをこれは言っておる、講座を開いて。そういうことを許されるのですか。その人が
当局の国鉄の本社に来て、何もありませんと言って、信用できるのですか。私はなぜ常
務理事や
関係の
局長あたりが、厳正な中立というのだから、厳正な中立の立場から現地に行ってなぜお調べにならないか。そういう不安があったら取り除くと、こういう工合におっしゃるのですから、なぜこういう現実があるのに取り除こうとせられないか。
対象になっている人が来て、その人の
説明で、それでいい、何もありませんというところで、ここで二人の方が言われるという、私は非常に何かこう理解のできないものを持つのですがね、先ほどからの
質疑を聞いておりまして。何でしたら、これを提供しますから読んでいただいていいと思います。まさかうそは書けまいと思うのです。どうなんですか、それ。そういう気持はどうなんですか。