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二階堂委員 そういうような具体的なことをおきめにならなければ、こういうものをきめたって、はなはだ失礼だけれ
ども、これはごまかしの
法律だと言われても仕方がない。実際は、
内容を見ると、
通り一ぺんの
計画を
審議会がきめて、その
計画も
主務大臣が
関係大臣になっていますから、それぞれ
責任を持って、
農林省は
農林大臣が
責任を持ってきめ、
建設省は
建設大臣が
責任を持ってきめる。しかし、その最終的な
責任者というものは、これは
審議会か何か。一体だれが最終的な
責任者となって総合的な
計画を
立てるのか。そういうことも明らかになっていないように私は
考える。これは
伊勢湾台風のときもそうなんです。各省にまたがっていて、しかも、なかなかその設計、
実施がおくれておる。そこで最終的な
実施計画を
立てるような
審議会というものをお
立てになったが、そういうものがこの中にはちゃんと出ていないようですから、そういう今後の施行、
実施の
予算措置等については、
一つ十分勘案されまして、努力をされるようにお願い申し上げておきます。
もう一点、
住宅対策について。私は先般も
住宅対策についてお尋ねをいたしておきましたが、こういうような構想はどうか。それは、
津波で
漁民のうちが一ぺんになくなっている。しかも、個々の貧弱な、
経済力の弱い
漁民は、同じようなバラックの
住宅を建てたって、また三、四年に一ぺんは流される。でありますから、私は
モデル地域でも設けて、そして下は作業場にして、とにかくコンクリートの
住宅を建てるように指導されるべきではないか。そういうことが、私は積極的な
災害防除の
住宅対策になるのではないか、こういうことをお尋ねいたしておる。
大臣もそれには御同意されたと思いますが、そういう
考えを持って今後指導される用意があるかどうか。またそういうようなものを建てる場合には、
補助率等を一体どういうように
考えておりますか。この点、もう一ぺん念を押してお尋ねしておきたいと思います。これは
局長でもいいです。