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1960-03-15 第34回国会 衆議院 議院運営委員会 第15号 公式Web版

  1. 会議録情報

    昭和三十五年三月十五日(火曜日)     午後零時五十二分開議  出席委員    委員長 荒舩清十郎君    理事 菅家 喜六君 理事 松澤 雄藏君    理事 三和 精一君 理事 柳田 秀一君    理事 下平 正一君 理事 池田 禎治君       安倍晋太郎君    天野 公義君       天野 光晴君    飯塚 定輔君       毛利 松平君    兒玉 末男君       木下  哲君  委員外出席者         議     長 清瀬 一郎君         副  議  長 中村 高一君         事 務 総 長 鈴木 隆夫君       ————————————— 本日の会議に付した案件  議員請暇の件  裁判官弾劾裁判所裁判員辞職の件  裁判官弾劾裁判所裁判員選挙  首都圏整備審議会委員選挙  憲法調査会委員推薦の件  本日の本会議議事等に関する件      ————◇—————
  2. 荒舩清十郎

    荒舩委員長 これより会議を開きます。  まず、議員請暇の件についてでありますが、岩本信行君及び帆足計君から、朝鮮赤十字社の招請により在日朝鮮人帰国状況並びに引受状況視察のため、本日から二十八日までの十四日間、請暇申し出があります。  本件は、先ほどの理事会での話し合い通り、これを許可することとし、本日の本会諦においてこれを決定するに御異議はございませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  3. 荒舩清十郎

    荒舩委員長 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。     —————————————
  4. 荒舩清十郎

    荒舩委員長 次に、裁判官弾劾裁判所裁判員梓職の件及び同裁判員選挙についてでありますが、同裁判員清瀬一郎君から、議長就任のため裁判員を辞職いたしたい旨の申し出があります。その後任に、自由民主党から大橋武夫君を推薦して参っております。  本件は、先ほどの理事会での話し合い通り、本日の本会議においてその辞任を許可し、引き続き後任選挙を行なうこととするに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  5. 荒舩清十郎

    荒舩委員長 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。  なお、この選挙は、先例により、その手続を省略して、議長において指名することと相なっております。
  6. 荒舩清十郎

    荒舩委員長 次に、首都圏整理審議会委員選挙についてでありますが、一同審議会委員小泉純也君外務委員長に選任され、中村高一君が副議長に選任されましたので、その後任として、自由民主党から塚原俊郎君、日本社会党から平岡忠次郎君をそれぞれ推薦して参っております。  本件は、先ほどの理事会での話し合い通り、本日の本会議においてその選挙を行なうこととするに御異議ありませんか。
  7. 池田禎治

    池田(禎)委員 これは理事会できめたのですから、賛成します。しかし、首都圏整備審議会というものの法規的の内容から言うと、こういうふうなものは今後も続けられるのですか。このことは検討を願いたい。また、首都圏整備審議会というものの性質から言うと、これは東京都でなくて、東京都を中心とする、いわゆる衛星都市を含めた首都圏を作るということが、審議会の趣旨であると思う。塚原君は茨城県、平岡君は埼玉県、私はその点について特に異議はございません。けれども、こういうものをそういう当該地区委員をもって任命することが妥当であるかどうか。いや、それは事実を知悉しているからよろしいのだという議論があれば、これもまた賛成します。しからずして、全然他区の者をもってすることが正しいか、そういうことも一つ検討願いたいと思います。首都圏整備審議会というものの性格からいって、こういう当該地区の人間を出してほしいという希望があって、それは記録に残っております。これは他党の人事ですから、私は、他党がきめたものを、あの人はいけない、この人はいけない、さようなことを言う意思はありません、しかし、こういうことの基本的なものが正しいかどうか、このことはいずれ御検討を願いたい。これを記録に残しておきます、今回のこの人事に対しては異論はございません。
  8. 荒舩清十郎

    荒舩委員長 ただいまの池田君の御発言、ごもっともな点もあると思いますので、記録に残して、自後は各党において御相談を願うことにいたしたいと思います。  では、先ほど申し上げました、自由民主党から塚原俊郎君、日本社会党から平岡忠次郎君を推薦して参っておりますので、この選挙を行なうことに御異議はございませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  9. 荒舩清十郎

    荒舩委員長 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。  なお、この選挙は、先例により、その手続を省略して、議長において指名することと相なっております。
  10. 荒舩清十郎

    荒舩委員長 次に、憲法調査会委員推薦の件についてでありますが、同調査会委員清瀬一郎君が議長に選任されましたので、その後任として、自由民主党から小島徹三君を推薦して参っております。  本件は、先ほどの理事会での話し合い通り、同君をその後任として議長より内閣に推薦願うこととするに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  11. 荒舩清十郎

    荒舩委員長 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
  12. 池田禎治

    池田(禎)委員 清瀬議長後任小島徹三君がなることについて、他党の人事ですから、夙に異論はございません。憲法調査会制度に同意しておりませんから、そのことについてとやかくの意見を述べようとは思いません。しかし、清瀬議長は、議長就任のときのごあいさつ、その後における本委員会経過等に照らして、議長、副議長党籍の問題というものはいまだ未解決、これはどういうことか。先般においては、三党の決定に従うと言われましたが、これは議長としてはまことに権威なきものだと思います。しかし、私はとやこうは申しません。また、党籍を離脱することがいい悪い、いずれとも申しておりません。三党の話し合いがなければ、あなた方は永久にこのままになさるかどうか。そういうことであれば、私の方は、三党の一つだが、応じませんから………。しかりとすれば、永久にあなた方は党籍を離脱しない意思であるか、そのことを私は聞きたい。そのことは三党の決定に従う、議題にならなかったならば議長はそのまま、三党がきめない限りはそのままであるならば、それもけっこうです。私は、それがいい悪い、さような考えは持たない。このことを伺いたい。いかがです。
  13. 清瀬一郎

    清瀬議長 これは前回までにたびたびお答えした通りでありまして、三党間のお話し合いを待っております。
  14. 池田禎治

    池田(禎)委員 別に私は、党籍を離脱すべしと言った覚えもなければ、離脱すべからずと言った覚えもありません。所見いかに、心境いかにを聞いただけです。さようなことに関する限り、議長、副議長党籍離脱の問題は、わが党に関する限りは応じない。従って、あなた方は党籍をそのままにする、こういうことを確認するか。三党の協議に応じない限り、あなた方はそのまま残るわけですね。その心境を聞きたい。
  15. 清瀬一郎

    清瀬議長 ただいまお答えしたことによって御了解を願います。
  16. 池田禎治

    池田(禎)委員 それならば、わが党はさようなことに応ずる必要はございません。三党がきめれば1国権の最高機関議長、副議長が、さようなことの心境がいずこにあるか。みずからもって自分の進退を決するのが、議長、副議長の道である。従って、私の方では応ずる意思はございませんから、そのことだけ明確に申し上げておきます。従って、三党で協議する必要があろうが、なかろうが、三党で協議した後にきめるという以上は、あなた方は党籍はそのまま、自由民主党清瀬一郎君、日本社会党中村高一君、こういう党籍のもとで国会に臨むということを確認してもよろしいですね。そのことの返事はどうですか。
  17. 菅家喜六

    菅家委員 そのことはあとでいいじゃないか。
  18. 池田禎治

    池田(禎)委員 あとではございません。本委員会において明確なる御答弁をいただきたい。
  19. 清瀬一郎

    清瀬議長 たびたびお答えした通りに御了解願います。一たん三党に尋ねた以上は、返事がありますまでは留保しておきます。
  20. 池田禎治

    池田(禎)委員 別に議長、副議長答弁を求めませんが、私は明確にしておきます。さような御見解である限り、わが党は応ずる必要はございませんから、三党というが、自由民主党日本社会党二党でおやりになることは御自由です。他党のやることに干渉する意思は毛頭ございません。従って、本日限り、清瀬議長中村議長は、党籍は離脱せず、党籍はそのままであるということをこの席において御確認願いたい。答弁は求めておりません。従って、今後運営上に対するわが党の方針として、その方針のもとに国会に臨む態度を明確にいたします。そのようにいたしますことを記録にとどめて、私は別に答弁は求めません。さように御了承願います。
  21. 荒舩清十郎

    荒舩委員長 次に、緊急上程議案についてでありますが、商工委員会の、アジア経済研究所法・案が、委員会審査を終了いたしております。逓信委員会の、電信電話設備拡充のための暫定措置に関する法律案が、本日委員会審査を終了する予定になっております。  つきましては、右各案件は、先ほどの理事会における話し合い通り、本日の本会議緊急上程することに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  22. 荒舩清十郎

    荒舩委員長 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしまた。  なお、ただいま緊急上程することに決しました電信電話設備拡充のための暫定措置に関する法律案に対し、日本社会党の片島港君から反対討論の通告があります。  討論時間は、先ほどの理事会での話し合い通り、十五分程度とすることに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  23. 荒舩清十郎

    荒舩委員長 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。     —————————————
  24. 荒舩清十郎

    荒舩委員長 次に、本日の本会議の順序について、事務総長から説明を願います。
  25. 鈴木隆夫

    鈴木事務総長 まず最初に、議員請暇の件をお諮りいたしまして、次に裁判官弾劾裁判所裁判員選挙、その次一に首都圏整備審議会委員選挙、それが終わりまして日程に入りまして、日程第一は全会一致でございまして、これは商工委員長中村さんが御報告に相なる予定になっております。それから、日程第二も全会一致でございまして、これは科学技術特別委員長の村瀬さんが御報告に相なります。それから、日程第三から第八までは、一括いたしまして内閣委員長の福田さんが御報告に相なりまして、これは各案とも全会一致でございます。それから、日程第九は、これまた全会一致でございまして、大蔵委員長の植木さんが御報告に相なります。それから、日程第十も全会一致でございまして、これは地方行政委員長濱地さんが御報告に相なります。それから、日程第十一から十三までは、一括いたしまして法務委員長の瀬戸山さんが御報告に相なります。この三案に対しましては、共産党が全部反対でございます。それから、日程第十三だけは社会党反対でございます。それでございますから、もし共産党の方が御出席に相なっておりませんければ、日程十一と十二を一括いたしまして、これは全会一致でございますから、異議なしでお諮りを願います。日程第十三は社会党反対でございますので、これは起立採決を願います。それから、日程第十四と十五は、一括いたしまして文教の大平委員長が御報告に相なります。これは全会一致でございます。それから、日程第十六は、これは決算委員長鈴木さんが御報告に相なりますが、これは共産党反対でございますので、もし出席されれば起立採決をお願いいたします。もし出席されませんければ、全会一致でございますから、異議なしでお願いいたします。それから、緊急上程アジア経済研究所法案、これは商工委員長中村さんが御報告に相なりますが、これは全会一致でございますから、もし何なら日程第一と一緒に御報告願うことにいたしたいと思います。それから、逓信委員会から上がって参る予定になっております電信電話設備拡充のための暫定措置に関する法律案は、これは社会党反対でございますので、起立採決をお願いいたします。  以上でございます。
  26. 荒舩清十郎

    荒舩委員長 それでは、本日の本会議は、大体四時を目途として開会することにいたしたいと思います。従って、三時五十分予鈴、四時開会の予定で、また追って各党に御相談を申し上げますが、一応そういう目標にして本会議を開きたいと思います。
  27. 荒舩清十郎

    荒舩委員長 次に、次回の本会議及び委員会は、追って公報をもってお知らせすることといたします。本日は、これにて散会いたします。     午後一時七分散会