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山本伊三郎君 減額
支給の例も出されましたけれ
ども、これはおそらく、私、減額
支給を受ける人間は、もうすでに先の見えた人は別として、五年間先でもらおうと思ったら、半分しかならんのです。百分の二十しか
支給されない。百分の四ずつ一年ずつ引いてしまうんでしょう。そういうものを減額
支給をやっておるからそれでいいんじゃないかというようなことは、われわれは聞かれないですよ。相当立法のときにも問題があったと思うのですが、もうすでに法律ができておるから、この問題に触れません。しかもこの法律によりますと、聞いていて下さいよ、
大蔵大臣も主計局長もわかっておりますか。しかも今度の減額
支給の場合、今までであればいわゆる何割引きでも五十五才なり六十才になればもとの
通りの全額をくれた。今度の法律では減額
支給を受けたならば、最後まで、死ぬまでそれでいかなければならん法律になっておるんですよ。いわゆる百分の二十という減額を四十五才から受けるとそれをもうずっとあと五十五才、六十才になってもその分でしかもらえないのだから、これはうまいからくりにできておるんですよ。全然損しないようになっておる。減額
支給の道がありますからそれでよろしいという主計局長の
考え方であれば、少しは私は
考え方があまいんじゃないかと思う。この点私は質問の主要点じゃありませんから触れませんけれ
ども、そういう法律になっておるんですよ。そういうことで、今言われましたが、
政府は半額を出して、五分五厘つけておると言われましたけれ
ども、一般の
年金をもらう場合には二十年勤めてやめて後に、五十五才になるまで待って、おあずけで、しかも五十五才になって初めてもらう。今日この表を見ると、九十五才の人が相当生きておるという国鉄の人の数字ですけれ
ども、私は聞いたけれ
どもそういう事実は見当たらない。国鉄の人のうち九十五才の人が十万のうち二百何人生きておるというが、これは私は九十五才といったら相当これは表彰組です。国の。こういうものを統計に出しておられますが、おそらく私これは常識的に
判断をいたしますと、まあ七十。平均七十まで生きたら、それで私は大体没になるんじゃないかと思う。これは常識ですよ。ここにはまあ一松さんおられませんが、(笑声)そういう常識的な数字から
判断しても、まず十五年を受ける人が私は最高とは言いませんけれ
ども、十五年くらいが平均じゃないかと思う。十五年として、十五年くらいは受けるとして、遺族の方に来るというのはもうあとは本人が長く生きると、遺族は短い。これは相関
関係がありますから。そうするとこれは私の
計算でこれは六月までに大蔵省もはっきりした数字を出すと言われておりますけれ
ども、私の方からも出したいと思いますけれ
ども、少なくとも二十年間、これからずっと掛金を集めまして、
政府の掛金を出しますと、少なくとも千三百億の金がこの資金として残ります。これは二十年の後になると、内閣
委員のここにおられる方々でおそらくその当時内閣
委員をやっておられる方々はおそらくないと思いますが、その時代の内閣
委員の方々がそのとき私の発言を
会議録で見たら、なるほど山本の言うたことは正しい、大蔵省の主計局長の言われたことは、そのときばかりの逃げておる
答弁だということをそのとき言われると思うのですが、実際そのくらい金が集まる。国鉄が四年間にどのくらいの金を持っておるかということをご存じないと思う。この点十分調べておられると思いますが、国鉄はすでに四年間に約六十億の金がたまっておるということになるのですよ。こういうこのしかもそれが国の持つ
恩給的ないわゆる既得権のものまでも、いわゆる払って、その上でそれだけの金を残しておるというのです。この前の
委員会の
答弁では、主計局長が、前の
恩給的な性格のものは、全部国が持つということは、はっきり言われたのです。これは議事録に出ておりますから。そういうものを国が持って、別に掛金だけためられたら相当な金が集まる、この点は私は追及いたしませんから、できるだけ早い機会に、
年度ごとの支出と収入の金額を
一つ調べておいてもらいたい。こういうグローブル方式ですか、何かいろいろと載っておりますけれ
ども、これでは一般国民にはわかりませんけれ
ども、わかりませんし、また、その取り方の単位によっては、計数によっては非常に変わるのです。こういうことで、
内閣委員会で、これでよろしいという説明ではいけませんから、今後あまり長くなりますと、大蔵省も
予算編成で忙しいから手が足らないと思いますから、思いやりを私は持っておりますから、十年間ぐらいのいわゆる掛金と支出額の総額を
一つ出しておいてもらいたい。その上で、一ぺん
大蔵大臣を中に入れて、討論したいと思います。そういう
意味においてはどうですか。