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説明員(磯江重泰君) 御
質問、三点ございますが、最初のすでに現在までに貸付を受けている者はどうなるかという点でございますが、まあ他の法令の規定にかかわるということになっておりますが、今度の場合、三十人以上の従業員、三十人以上の個人も極力
融資の
対象にするということにいたしますわけでございますが、これにつきましては、法律施行前におきましてはかかる
融資は中小公庫としてはできないわけでございますから、実際問題としてはそういう
融資はすでに行なわれておりませんので、三十人以下のものについては行なわれておるか知りませんが、三十人以上のものについては行なわれておりませんので、そういう問題は今後起って参ろうかと思います。それから
条件等につきましては、すでにやっておりますものにつきましては、普通の
条件でやっておるわけでございますが、と申しますのは、百万円まで六分五厘ということでございます。百万円までの六分五厘は適用しているものがあると思います。こういうものは法律施行後どうなるかという、点かと思いますけれ
ども、私
ども実情まだよく聞いておりませんのでございまして、実際に百万円以上貸出を行なったものがあるかどうか、大部分のものは、おそらく既往のものは百万円以下のものが多いんじゃないかというふうに
考えておりますが、また、件数としてもそれほど多くないのじゃ、ないかと思いますが、実際問題として、そういう問題がございましたら、そういうものに対しても法律の
趣旨に従った運用ができるように取りはからいたい、かように
考えます。
それから二番目の点につきまして、まあ三十人以上やると零細の方に行き渡らない懸念があるのじゃないかという点でございますが、まあ零細の、
医療者につきましては、従来から
国民金融公庫の方が主としてやっておるのでございまして、
病院の場合もまあ三十人以上の大きなところになるというと、これは大体中小
企業金融公庫の力の
対象になるのではなかろうかという感じがいたしたわけでございまして、まあ両公庫やっておるわけでございますから、大きい方は中小公庫、それから個人の小さいところは
国民金融公庫という工合に振り分けて大体
対象を
考えておりますので、その点は御心配のようなことはあまり起こらないのではないかと、かように
考えます。
それから三番目の貸出ワクの問題でございますが、これは両公庫も災害
融資ワクとして一本のワクは作っておりますが、その内訳としまして業種別に検討をいただいてワクを作るということはやっておりませんので、
融資の申し込みの実情に応じましてその与えられたワクの範囲内で貸出を行なっておるという
状況でございます。従いまして、
医療ないしは、また、そのうちのそれぞれにつきましてどの
程度のワクということはもちろん現在特に定めておりませんし、将来もまあ定めるようなことは別に必要はないと思います。貸出の申し込みがございますればそれに応じましてワクの範囲内でと、こういうふうに
考えております。