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川島正次郎君 つつしんでご
あいさつを申し上げます。
このたび、私が満二十五年間本
院議員に
在職いたしましたことに対し、
院議をもって御丁重なる
表彰の御決議をいただきましたことは、まことに光栄でありまして、厚くお礼を申し上げます。(
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私が初めて当選いたしましたのは
昭和三年の
普通選挙第一回のときでありまして、その当時当選された
議員で現在
議席を保っておる人は数君にすぎないのであります。多くは、疲れ果てて倒れ、財産を蕩尽して遺族が路頭に迷い、あるいはまた、大志を抱いたまま空しく消え去っていったのであります。戦前数回当選して
在職年限が相当に長かった、かつての
議員諸君で、生計にも因っておられる人々が少なくないのでありまして、顧みて、私は、
議員生活のきびしさを思わざるを得ないのであります。(
拍手)
今後、私は、先人の志を体し、
同僚諸君の驥尾に付して、
議会政治完成のため努力する決意であります。
ここに、衷心より感謝の意を表し、ご
あいさつといたします。(
拍手)
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