運営者 Bitlet 姉妹サービス
使い方 FAQ このサイトについて | login

1959-12-22 第33回国会 衆議院 逓信委員会 第9号 公式Web版

  1. 会議録情報

    昭和三十四年十二月二十二日(火曜日)     午前十時四十八分開議  出席委員    委員長 佐藤 洋之助君   理事 淺香 忠雄君 理事 橋本登美三郎君  理事 早稻田柳右エ門君 理事 片島  港君    理事 森本  靖君 理事 大野 幸一君       上林山榮吉君    藏内 修治君       塚田十一郎君    寺島隆太郎君       平野 三郎君    渡邊 本治君       金丸 徳重君    堤 ツルヨ君  出席国務大臣         郵 政 大 臣 植竹 春彦君  出席政府委員         郵政政務次官  佐藤虎次郎君         郵政事務官         (大臣官房人事         部長)     佐方 信博君  委員外出席者         郵政事務官         (郵務局長)  板野  学君         郵政事務官         (簡易保険局         長)      大塚  茂君         日本電信電話公         社計画局長   伊藤  誠君         専  門  員 吉田 弘苗君     ――――――――――――― 十二月十六日  委員金丸徳重辞任につき、その補欠として栗  林三郎君が議長指名委員に選任された。 同日  委員栗林三郎辞任につき、その補欠として金  丸徳重君が議長指名委員に選任された。 同月十七日  委員井出一太郎辞任につき、その補欠として  石橋湛山君が議長指名委員に選任された。 同月二十二日  委員池田禎治辞任につき、その補欠として堤  ツルヨ君が議長指名委員に選任された。 同日  委員堤ツルヨ辞任につき、その補欠として池  田禎治君が議長指名委員に選任された。     ――――――――――――― 十二月十七日  簡易生命保険郵便年金積立金融資範囲拡大  等に関する請願松浦定義紹介)(第二〇三  五号)  同(小平忠紹介)(第二〇三六号)  同(山中日露史紹介)(第二〇三七号)  簡易生命保険保険金最高制限額引上げに関す  る請願山中日露史紹介)(第二〇三八号)  小田原町田特定郵便局設置請願森島守  人君紹介)(第二〇三九号)  有線放送によるラジオ共同聴取料軽減に関する  請願外五件(小山長規紹介)(第二〇四〇  号)  郵便集配請負人待遇改善に関する請願八木  徹雄紹介)(第二〇七三号) 同月十八日  簡易郵便局法の一部改正に関する請願正力松  太郎紹介)(第二一四一号) 同月二十一日  簡易生命保険保険金最高制限額引上げに関す  る請願南條徳男紹介)(第二三二〇号)  簡易生命保険郵便年金積立金融資範囲拡大  等に関する請願外三件(南條徳男紹介)(第  二三二一号)  簡易郵便局法の一部改正に関する請願正力松  太郎紹介)(第二三五八号)  同(正力松太郎紹介)(第二四一五号)  同外二件(前尾繁三郎紹介)(第二五四八  号)  同外六件(秋田大助紹介)(第二五四九号)  同(瀬戸山三男紹介)(第二五五〇号)  新潟東新潟地区集配普通郵便局設置請願  (高橋清一郎紹介)(第二四一六号) は本委員会に付託された。     ――――――――――――― 十二月二十一日  簡易郵便局法の一部改正に関する陳  情書  (第八九  五号) は本委員会に参考送付された。     ――――――――――――― 本日の会議に付した案件  郵政事業に関する件   請願  一 簡易郵便局法の一部改正に関する請願(進    藤一馬紹介)(第三七号)  二 結城郵便局舎新築に関する請願佐藤洋之    助君紹介)(第一〇三号)  三 結城電報電話局舎建築に関する請願佐藤    洋之助紹介)(第一〇四号)  四 旭町郵便局移転反対に関する請願森下國    雄君紹介)(第一〇五号)  五 白馬山頂郵便局独立局舎建設に関する請    願(小沢貞考紹介)(第一四三号)  六 簡易生命保険保険金最高制限額引上げに    関する請願田中正巳紹介)(第二二四    号)  七 同(館俊三紹介)(第三六〇号)  八 簡易生命保険郵便年金積立金融資範囲    拡大等に関する請願田中正巳紹介)(    第二二五号)  九 同(館俊三紹介)(第三六一号) 一〇 簡易郵便局法の一部改正に関する請願(高    橋等紹介)(第二二六号) 一一 高松市木太町に無集配特定郵便局設置に関    する請願成田知巳紹介)(第三六二    号) 一二 簡易郵便局法の一部改正に関する請願(上    林山榮吉紹介)(第四二七号) 一三 簡易生命保険保険金最高制限額引上げに    関する請願外一件(永井勝次郎紹介)(    第四四六号) 一四 同(芳賀貢紹介)(第四四七号) 一五 同外三件(椎熊三郎紹介)(第四九五    号) 一六 同(椎熊三郎紹介)(第五三六号) 一七 同(田中正巳紹介)(第五三七号) 一八 同外一件(松浦定義紹介)(第五三八    号) 一九 同外三件(横路節雄紹介)(第五三九    号) 二〇 簡易生命保険郵便年金積立金融資範囲    拡大等に関する請願外一件(永井勝次郎君    紹介)(第四四八号) 二一 同(芳賀貢紹介)(第四四九号) 二二 同外三件(椎熊三郎紹介)(第四九六    号) 二三 同(椎熊三郎紹介)(第五四〇号) 二四 同(田中正巳紹介)(第五四一号) 二五 同外一件(松浦定義紹介)(第五四二    号) 二六 同外三件(横路節雄紹介)(第五四三    号) 二七 角田市に電報電話局設置に関する請願(竹    谷源太郎紹介)(第四九七号)二八 九戸村の通信機関統合に関する請願(鈴木    善幸君紹介)(第五四四号) 二九 簡易生命保険保険金最高制限額引上げに    関する請願南條徳男紹介)(第七二九    号) 三〇 同外一件(岡田春夫紹介)(第七七一    号) 三一 同外一件(本名武紹介)(第七七二号) 三二 同外一件(館俊三紹介)(第七七三号) 三三 同(田中正巳紹介)(第七七四号) 三四 同(安井吉典紹介)(第七七五号) 三五 簡易生命保険郵便年金積立金融資範囲    拡大等に関する請願南條徳男紹介)(    第七三〇号) 三六 同外一件(岡田春夫紹介)(第七七六    号) 三七 同(館俊三紹介)(第七七七号) 三八 同外一件(本名武紹介)(第七七八号) 三九 同(安井吉典紹介)(第七七九号) 四〇 有線放送によるラジオ共同聴取料軽減に関    する請願外一件(瀬戸山三男紹介)(第    八四五号) 四一 勝岡簡易郵便局を無集配特定局昇格の請    願(瀬戸山三男紹介)(第八四六号) 四二 有線放送によるラジオ共同聴取料軽減に関    する請願外二件(川野芳滿紹介)(第八    七八号) 四三 同外六件(相川勝六紹介)(第九六九    号) 四四 同外一件(川野芳滿紹介)(第九七〇    号) 四五 簡易郵便局法の一部改正に関する請願(小    枝一雄紹介)(第八七九号) 四六 簡易生命保険保険金最高制限額引上げに    関する請願外一件(高田富與紹介)(第    九四〇号) 四七 簡易生命保険郵便年金積立金融資範囲    拡大等に関する請願南條徳男紹介)(    第九七一号) 四八 簡易生命保険保険金最高制限額引上に関    する請願永井勝次郎紹介)(第一〇〇    三号) 四九 同(芳賀貢紹介)(第一〇〇四号) 五〇 簡易生命保険郵便年金積立金融資範囲    拡大等に関する請願永井勝次郎紹介)    (第一〇〇五号) 五一 有線放送によるラジオ共同聴取料軽減に関    する請願相川勝六紹介)(第一二四三    号) 五二 同(小山長規紹介)(第一二四四号) 五三 同外一件(瀬戸山三男紹介)(第一二七    二号) 五四 同外二件(川野芳滿紹介)(第一三〇七    号) 五五 同(相川勝六紹介)(第一三七七号) 五六 簡易生命保険郵便年金積立金融資範囲    拡大等に関する請願外一件(南條徳男君紹    介)(第一二七三号) 五七 同(安井吉典紹介)(第一三一〇号) 五八 同外一件(岡田春夫紹介)(第一三一一    号) 五九 同(高田富與紹介)(第一三三六号) 六〇 同(本名武紹介)(第一三三七号) 六一 簡易生命保険保険金最高制限額引上げに    関する請願外二件(南條徳男紹介)(第    一二七四号) 六二 同外一件(岡田春夫紹介)(第一三〇八    号) 六三 同(安井吉典紹介)(第一三〇九号) 六四 同(本名武紹介)(第一三三八号) 六五 川水流簡易郵便局を無集配特定局昇格の    請願片島港君紹介)(第一三〇六号) 六六 唐津市二タ子地区郵便局設置請願(井    手以誠君紹介)(第一三一二号) 六七 千代川村砂子に無集配特定局設置請願(    佐藤洋之助紹介)(第一三三五号) 六八 有線放送によるラジオ共同聴取料軽減に関    する請願瀬戸山三男紹介)(第一四四    五号) 六九 簡易生命保険保険金最高制限額引上げに    関する請願南條徳男紹介)(第一四四    六号) 七〇 同(芳賀貢紹介)(第一四八五号) 七一 同(松浦定義紹介)(第一四八六号) 七二 同外一件(山中日露史紹介)(第一四八    七号) 七三 簡易生命保険郵便年金積立金融資範囲    拡大等に関する請願南條徳男紹介)(    第一四四七号) 七四 同(芳賀貢君介)(第一四八八号) 七五 同外一件(山中日露史紹介)(第一四八    九号) 七六 花巻駅前に無集配特定局設置請願(椎名    悦三郎紹介)(第一六八三号) 七七 簡易生命保険郵便年金積立金融資範囲    拡大等に関する請願松浦定義紹介)(    第二〇三五号) 七八 同(小平忠紹介)(第二〇三六号) 七九 同(山中日露史紹介)(第二〇三七号) 八〇 簡易生命保険保険金最高制限額引上げに    関する請願山中日露史紹介)(第二〇    三八号) 八一 小田原町田特定郵便局設置請願(森    島守人君紹介)(第二〇三九号) 八二 有線放送によるラジオ共同聴取料軽減に関    する請願外五件(小山長規紹介)(第二    〇四〇号) 八三 郵便集配請負人待遇改善に関する請願(    八木徹雄紹介)(第二〇七三号) 八四 簡易郵便局法の一部改正に関する請願(正    力松太郎紹介)(第二一四一号) 八五 簡易生命保険保険金最高制限額引上げに    関する請願南條徳男紹介)(第二三二    〇号) 八六 簡易生命保険郵便年金積立金融資範囲    拡大等に関する請願外三件(南條徳男君紹    介)(第二三二一号) 八七 簡易郵便局法の一部改正に関する請願(正    力松太郎紹介)(第二三五八号) 八八 同(正力松太郎紹介)(第二四一五号) 八九 同外二件(前尾繁三郎紹介)(第二五四    八号) 九〇 同外六件(秋田大助紹介)(第二五四九    号) 九一 同(瀬戸山三男紹介)(第二五五〇号) 九二 新潟東新潟地区集配普通郵便局設置の    請願高橋清一郎紹介)(第二四一六    号)      ――――◇―――――
  2. 佐藤洋之助

    佐藤委員長 これより会議を開きます。  郵政事業に関する件について調査を進めます。  この際、植竹郵政大臣より発言を求められております。これを許します。植竹郵政大臣
  3. 植竹春彦

    植竹国務大臣 ただいま委員長発言御許可を得まして、私は全逓政府との間におきまする諸問題につきまして、御報告を申し上げたいと存じます。  かねてから逓信委員皆様方におかれましても、いろいろと御心配いただきまして、また私たちも鋭意この問題の解決努力いたして参ったのでございますが、昨日早朝、公共企業体等労働委員会会長藤林敬三君から、郵政省並び全逓にあてまして、あっせんの案が提示いたされましたので、まずそれを朗読申し上げたいと思います。    昭和三十四年十二月二十一日     公共企業体等労働委員会      会長 藤林敬三   郵政省御中    今次郵政全逓間における紛争あっせん案  標記については、左記により処理せられたい。      記   組合執行部は、この際、とりあえず、当局解雇措置を採った委員長、副委員長に代り、当局解雇措置を採っていない中央執行委員の中から、臨時組合代表者を選定し、これをして団体交渉労働協約締結、その他組合代表業務執行の責に任ぜしむること。   当局は、右臨時組合代表者を相手方として、団体交渉労働協約締結等に応ずること。 以上のあっせん案が提示されましたので、郵政省といたしましては、幹部一同協議いたしました結果、これをお受けすることに決しまして、その旨公共企業体等労働委員会に通告いたしました。また全逓の力でも受諾せられましたので、昨日から全逓郵政省との間に折衝が開始せられるようになりまして、これによりまして、年末の年賀はがきの問題につきまして、全逓におきましては、三割休暇闘争等闘争指令解除指令を発せられました。ここに至りましたことは、皆様方の御協力のたまものとつつしんで御礼申し上げますと同時に、このあっせん案を骨子といたしまして、全逓との間にすみやかにかつ慎重に協議をいたしまして、このあっせん案趣旨並びに皆様方の御心配におこたえすることができるように、さらに交渉努力を重ねて参る所存でございますので、今後とも何分よろしくお願い申し上げます。今日までのこの経過に至りましたことを重ねて厚く御礼申し上げまして、発言を終わりたいと存じます。ありがとうございました。
  4. 佐藤洋之助

    佐藤委員長 質疑の通告があります。これを許します。森本委員
  5. 森本靖

    森本委員 きのう懸案の全逓の問題が、一応郵政省全逓労組との間に公労委のあっせんによって解決が、一応のめどがついたということについては、私も同慶の至りであります。私は、これでまあ非常に年賀郵便あるいは郵政業務というものは平常に返る、そうして従来の郵政事業というものの信頼をかち得るような方向になることを最も望ましいことと思いまして、非常に今度の妥結というものは喜ばしい限りであるというふうに考えております。そこで、今度の問題についての大臣政務次官、各事務当局以下の御苦労も感謝をいたします。これは率直に申し上げまして、非常に御苦労であったと感謝をいたしますが、ただ私は、一点だけ大臣に申し上げておきたいと思いますることは、今回の問題が新聞紙上報道されておりますし、また実際にその動きをわれわれが政治的に見た場合において、一体今度の問題が郵政大臣全逓との問題であったかどうかということについて、非常に疑義を持つような新聞報道がされておったわけであります。正直に申し上げまして、新聞に載っておることでございますが、まるで倉石自民党労働問題特別調査会会長でございますか、倉石会長が当面の責任者であるような格好で、郵政大臣がなきがごとしに取り扱われておったのは、今回の新聞報道等通りであります。これでは私は、郵政大臣として、郵政業務をあずかる最高責任者として、非常に世間体も悪いと思うのであります。まあ今回の問題は、そうは申しましても、いろいろの角度からすべての人が努力をいたしまして、ここで解決がついたから、私はもうここでとやかく申し上げませんけれども、しかし、少なくとも今後また郵政業務全般にわたっていろいろな問題が起ころうと思うのです。そういう場合には、私は、この郵政業務全体の最高責任者はあくまで郵政大臣でありますから、その郵政大臣一つ自信と権威を持って、今後の郵政業務に携わってもらいたい。そうでなければ、このような問題が発生をいたしますると、しまいには自分の部下が制御し切れなくなるのじゃないか。こんなことを大臣と話をしてもこれはちっとも、あすこへ話を持っていかなければ解決がつかないじゃないかというふうな印象を部下に与えるということは、今後の指揮統制、あるいはまた郵政業務全般をあなたが統轄し監督していくということについても、非常に私は影響があろうと思うのであります。今回は問題が非常に複雑多岐にわたっておりましたし、労働省関係ということもありましたから、まあああいう格好になったと思いますけれども、しかしかりに労働省問題になったといたしましても、労働省には松野労働大臣という労働省最高責任者がおるわけであります。そういう場合には何といたしましても、郵政大臣労働大臣とが協議をしてこれに当たるというのが通常であります。しかしそれが全部のいてしまって、全然別個の党人が出てくるということについては、これは私は異例な措置であろうというふうに考えますから、はっきり今後はこういう問題がないようにぜひともお願いをしたい。これは郵政大臣のためにもまた郵政事業のためにも、ああいう異例な措置があってはならぬということを私は考えておるわけでありまして、この点につきましての今後の大臣としての所見をはっきりお聞きしておきたい、こう思うわけであります。
  6. 佐藤洋之助

    佐藤委員長 ちょっと速記をとめて。     〔速記中止
  7. 佐藤洋之助

    佐藤委員長 速記を始めて。
  8. 植竹春彦

    植竹国務大臣 ただいまの御発言趣旨をありがたくお受けいたします。その御発言趣旨通り私もやってきたのが事実でございます。一つの問題を解決いたしますのに、国家のため国民のため郵政省のため全逓のために、いろいろな角度から自主的に御心配下さった方々が大ぜいありましたことを、私はありがたく感謝をいたしております。ただいまの倉石代議士の問題につきましては、これは私はこの問題について頼んだこともございませんし、また労働大臣としても頼んだことがないというふうに聞いております。ただ、概括的に党の労働問題特別調査会会長報告もし、概括的に何分よろしくというごあいさつは、ひとり倉石代議士に対するのみならず、皆様にこれはそういうことまでお願いしておりましたのは事実でございますが、しかし特に具体的にこういう役割をして下さいとお願いしたことはございません。それから、これは皆様方にも何分この問題解決に御協力をお願いいたしますと申し上げましたと同じ言葉をもちまして、お願いしたことはございませんで、ただいま申し上げましたように、具体的にそういうふうにお願いしたことはなかったわけでございます。  そこで、郵政省部内でありますが、郵政省部内におきましては、今回、一糸乱れず全員一致して私の指示に基づいて動いてくれましたことをはっきりここで御報告申し上げまして、今後とも郵政部内は一致結束して、しかも今後は、妥結いたしますれば全逓の諸君も同じ郵政の同志でございますから、郵政部内はさらに一致団結いたしまして、国民の御要請にこたえる作業を展開して参りますことをここで申し上げることができることをまことに欣快とするものでございます。私の職務はよく自覚しておりますから、今後ともただいまの御発言の御趣旨にも沿いまして一生懸命にやって参ります。
  9. 森本靖

    森本委員 まだ全面的に解決がついたというわけではないのでというふうな御意見もありますので、私はこれ以上深く、きょうは質問いたしません。いたしませんが、確かに大臣がおっしゃられたように、この問題についてはあらゆる角度からあらゆる人々が努力をしたことは事実であります。しかしそういう場合はやはりこれはあまり派手な動きをやらずに、裏面でそれぞれ動いていくのが当然であります。郵政大臣というものを立てて、そうして陰ながらこれを応援し、また援助もし、あるいはまた陰ながらこれを解決方向に導くということをやるのが当然であります。そういう角度から私もその一員としてやったつもりであります。これは大臣もすでに御承知の通りであります。そういうことを私は言いたいのであります。だがこれは与党であれ野党であれ、そういうことを問わず、それぞれの功績を誇らず、要するに郵政事業が大局的に解決がついて郵便業務が正常になればいいわけでありますから、その方向に向かって与党であれ野党であれ、あるいはまたどなたであれ、この解決には全面的に努力をする——こういう問題に英雄は要らぬのでありますから、そのことを特に私は申し上げておきたかったのであります。今後はそういう点については十分に郵政大臣としては注意をせられて、郵政業務全般に間違いのないような方向をとっていただきたい、こういう趣旨であります。      ————◇—————
  10. 佐藤洋之助

    佐藤委員長 これより請願の審査に入りますが、先ほど理事会において協議いたしました結果、本日の請願日程中、第二、第三、第五ないし第七、第一一、第一三ないし第一九、第二七ないし第三四、第四一、第四六、第四八、第四九、第六一ないし第六七、第六九ないし第七二、第七六、第八〇、第八一、第八三、第八五については、その趣旨が妥当と思われますので、いずれも採択の上内閣に送付すべきものと委員会において議決せられたいと決定しましたが、この理事会決定通り委員会においても決するに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  11. 佐藤洋之助

    佐藤委員長 御異議なしと認め、さよう決します。  なお、本請願に関する報告書の作成については、委員長に御一任願いたいと思いますが、御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  12. 佐藤洋之助

    佐藤委員長 御異議なしと認め、さよう決します。  なお、請願要旨及びこれに対する政府答弁要旨は参照のため会議録に掲載いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  13. 佐藤洋之助

    佐藤委員長 御異議なしと認め、さよう決します。  次会は二十五日金曜日午前十時より理事会、十時半より委員会を開くこととし、本日は、これにて散会いたします。     午前十一時五分散会      ————◇—————