○
石川委員 私先ほど七百億というふうなことを申し上げたのは、三十四年度の当初
予算に比較しての話ですから、念のために申し上げておきます。そうしますと、今の御
答弁ですと、大体四百億くらい、私も大体三百五十億から四百億円というふうに見込んでおったわけでありますが、大体四百億円くらいそこで
災害としての
増額が必要になってくるということが明確になってきたわけです。そうしますと、その次に
道路関係の五カ年
計画の
予算でございますけれ
ども、
昭和三十三年、三十四年、三十五年といきますと、三十三年は五カ年
計画に入っております。六百九十四億円の
予算で、三十四年が千一億円の
予算です。そうしますと、五カ年
計画における全部の
予算額といたしましては五千三百二十二億ということになりますと、大体今後毎年千六百億円、これは単純平均でありますけれ
ども、千六百億円ずつやらなければ消化できないということになるわけです。そうしますと、来年度の
要求として漏れ聞くところによりますと、大体千四百十二億円くらい
要求している。ただし、この中にはわれわれの予想しなかったオリンピック
関係の
道路の
予算が百十一億円入っておるというふうに
考えますと、千三百億円ということになります。今後毎年
予算額として千六百億円ずつ消化しなければならぬものが、来年度の
要求として千三百億円ということになりますと、大体三十五年、三十六年、三十七年度とずっとカーブを描いて上昇するという
見込みでありましょうから、きわめて妥当な
数字だというふうに
考える。そうしますと、千二百億円といたしますと、今年の千億円に比べまして三百億円くらい増加しなければ、この
道路五カ年
計画というものは消化できないというふうな形になります。そうなりますと、少なくとも今年の
予算よりも三百億円くらいはどうしても増加させなければ、
道路五カ年
計画という国民の前からの懸案であった一兆円
道路というものは完成しないというふうに、しろうと
考えでも見込まれるわけでございますけれ
ども、これに対する
道路局の見解は一体どうでございますか。