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小川(豊)小
委員 二時四十分から
総裁が向うへ行くそうですが、向うは逓信
委員会ですから、こちらとしては副
総裁が残っておれば支障はないと思います。そこで二時四十分までいらっしゃるということでありますので、その間に
総裁にお聞きしたいことだけをお聞きして、あとは副
総裁にお聞きいたします。
そこで、
総裁にお聞きしたいのは、
改善についての
努力はわかるのだけれども、私のお聞きしているのは、たとえば局員を信用しないというはずはないでしょう。雇っている者を信用するのはいいけれども、信用しながらも、誤まりをなからしめる。誤まりを行わないで済むような組織を作っておかなければならぬ。そういう場合に、印紙や切手が現実になくなっていても、不正によっているのであるから、帳簿には残っているはずである。
金額とも合っていかなければならぬ。それが、毎月、月例
検査をしていながらもわからないということではいけない。帳簿を一見すれば、おかしいということが出てこなければならない。さらに今度は請求してくるならば、
局長なら
局長も、これだけのものがありながらも、なおかつ請求するのはどういうわけか、という疑問を持たなければならぬ。そういう点での
監察というものに欠陥があるんじゃないか。こういう点をお尋ねしているわけです。そこで、その問題はそれでよいのですが、それは
説明を聞けば、
説明では問題はないようにできている。どこの役所でもそうです。
説明をお聞きしていれば、全く完璧だ。けれども、こういう事件が次々と起ってきているということは、
説明した通りにやっていないということです。従って、僕が冒頭に、
監査とかそういうものが
形式に流れているのではないかということを申し上げたのは、そこにあるので、この点は注意をしていただきたい。
そこで、
総裁の方に承わりますが、総括的のことは副
総裁がおられるというからあとにして、疑問に思っている点を二、三、重要な問題だけお聞きしたいと思います。
これは参議院の予算
委員会か何かで問題になったと思うのですけれども、公共建物株式会社というものがあって、そしてこれは政界、財界の有力者で作られている。これは事業だから、だれが作ろうとかまいませんが、そういう方々で作られている。しかし、これはトンネル会社であるというのであって、
公社を食いものにしているということが参議院で議論されたわけです。これに対する答弁も見ました。そこで、さらにこの点でお尋ねしたいのは、この会社はどこにあって、どういう方々が役員であって、資本金はどういうことになっているか。この点を
総裁にまずお尋ねしたい。