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内田説明員 お許しを得まして、ご
あいさつを申し
上げたいと存ずるのであります。
先般
通産政務次官を仰せつけられまして、皆様方にごやっかいをかけることになりましたので、今後よろしくお願い申し
上げます。まことにふなれでございまして、ことに攻撃の方面には、いささかたけておるのでありますが、
政府側に回りまして、防御の方は全く不案内でありますので、よろしく御指導願いたいと存じます。
なお、この機会に
通産省として
会計検査院の御
指摘に関する事項につきまして心がまえを申し述べておきたいと思いますが、先刻
会計検査院から御
報告がありましたように、
通産省関係の
昭和三十一
年度の
決算報告におきましては
不当事項が十五件
指摘をされ、その総
金額八百九十余万円ということでございます。
通産省といたしましては、平素から
予算の執行にいやしくも不当なことがないように配慮をいたしておるわけでございますけれ
ども、しかし、このような御
指摘がありましたことは何とも申しわけなく、遺憾に存ずるところでございます。
会計検査院の
指摘されました事項におきましては、
先ほどからの御議論の趣旨をも十分に体しまして、実態の把握に努めまして、今後の問題として新しくかような事態が生じないように十分適正な措置を講じて参らせる所存でございます。
もっとも、
昭和三十一年
指摘をされました十五件につきましては、
検査院からも御
報告がありましたように、それぞれの跡始末はつけておるのでございまして、十五件のうち十四件につきましては、その不当
支出と認められるものは、
先ほどの
海外貿易振興会の分を含めまして、すでに返還をさせております。残る一件につきましてもすでにその返還の一部を実行させておるのでございまして、なお若干未返還の分もございますが、これは返還させるよう今後も努力を続けるものでございます。どうか御了承をお願いいたします。
ただ、私がけさほど
報告を受けましていささか意を強くいたしましたのは、この三十一
年度の
不当事項として
指摘されました事項は、前年
昭和三十年に比べますると、かなり減ってきております。改善の
あとが顕著に思われるのでありまして、
昭和三十年には三十件、
金額にして三千三百余万円ということでございますが、三十一
年度は、偶然かもしれませんが、半減をいたしているということでありまして、(
淡谷小
委員「先があるぞ」と呼ぶ)さらに今、
淡谷委員からお言葉もありますけれ
ども、先にはだんだん半分々々といって、しまいにはゼロにしたい、こういうような努力を続けて参りたいと思います。どうかよろしく、皆様方から御鞭撻を得たいと思います。就任に
当りまして、うやうやくしご
あいさつを申し
上げます。 (拍手)
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