○
池田(禎)
委員 これは前
国会におきましても、私
どもは、この
特別委員会を作るのは今回をもって終りとする、どうしても必要なものについては
国会法を
改正して
常設委員会に切りかえるべきである、こういうことを主張して参りました。これは、近年
毎国会ごとにこういうことが論議になっておるが、そのつど、いずれ次に
協議、次に
協議ということで繰り延べて、何ら着手しておらないのでありまして、この
委員会で論議されたことがこういうふうに等閑に付されることは、はなはだ私
ども委員としての職責に欠くるところもあり、公党としての
発言についても何らの権威がないということは、まことに私は残念なことだと思っております。従って、本来ならば、前
国会の
発言を今日ここで検討しますならば、当然与党といえ
ども、野党といえ
ども、この
特別委員会を廃止して、必要なものがあるならば、
国会法を
改正して
常設委員会とすることが当然行われなければならぬのであります。こういうことが、ただ単に言葉の上だけで残されているということは、非常に私遺憾に思います。特に今回の場合、両党の
話し合いもあったことですから、私はあえて
異説は唱えませんけれ
ども、どうしても必要なものなら、
常設委員会にすべきである。
特別委員会はその
会期だけをもって終るということになっておりますから、そのことをもう一度各
委員で確認をして、次の
国会からは、必要なものは
常設の
委員会とする、
特別委員会というものは、そのときに発生された、その
国会限りの特別的な任務を持った、
案件を持った
委員会として、
ほんとうに効力を発生することが必要である。私はそういうことがあると思う。たとえば、ただいま問題になっている
志免炭鉱のごときは、こういうものこそ
特別委員会を作って、
国会が国権の
最高機関たるの立場からその検討をゆだねることが望ましいことであって、こんな五年も八年も十年も作られている
委員会を、
特別委員会としておくことそれ自体が非常な誤まりでありますから、このことを私はもう一度申し上げて、同時にすべての人が同意をなさるならば、次の
国会には、単にそういうおざなりのことでなくて、根本的に検討し、着手するということを、全員の総意でもっておきめを願いたい、こう申し上げておきまして、今回は
会期も
あと三日しかないことでありますから、私は、この点につきましてはあえて
異説を唱えようとも思いません。このことだけは、重ねて前
国会に引き続いて、念を押して私は申し上げておきます。