○占部秀男君 今
お話の
成瀬さんの
質問の中で、
局長の言われるのは、入党を強要したかどうかという点については疑わしい点があるけれ
ども、まだはっきりとしていない。こういうような答弁であったと思うのです。これは実際本物か、うそ物か、まあ別にして、大阪の、落した書類なるものをずっと通覧して見ますと、その強要したということが、単にある日ある所で偶然的に会ってやったというのではなくて、署長、それから係長ですか、そうした形から私の見たところでは、約三ヵ月にわたって、入党をさせるようにこうしろ、こうしろ、こうしろというような内容の、これはうそか
ほんとうかわからぬけれ
ども、書類があるわけなんですね。しかも、その書類の中を見ると、それは単に平野署でしたか、その
警察署の
範囲内だけでなく、本部からの指示によってという形でそれがなされておるのですね、この内容を見ますとね。本部からの指示の内容なんですがね、指示の内容について、個別的にその人間を入党させろという指示ではないのですけれ
ども、それを早く対象を作れという形で、何といいますか、こっちでは
協力者といいますか、スパイを作れという形でそれが出ておる。そういうように、単に
警察だけじゃなく、本部というのは、たぶん
警察署じゃない、県警本部だろうと私は思うのですけれ
ども、この県警本部からそれが指令してある。そういうふうに体系的にずっとこうなってきているんですね。これがもしあなたの方の調べによって事実であるということになると、これはまあ政治問題は別にして、人権擁護の立場からもこれは非常に大きな問題になってくるわけですね。それで、そういうようなことになると、これは単にある
警察官が入党を強要したというような問題だけではなくて、これはもう全体、その
一つの大きな機構全体が、まあいわばある県の県警の政策自体がこういうものを作り上げようということになるわけなんですね。そういうようなことは今後のあなたの方の調べによってだんだんわかってくると思うんですが、かりにそういうような調べが事実であるというような場合には、個人の
警察官がどういう行動をとったかは別にして、ともかくも命令的にそれが行われたということで、これはもう個人の
警察官自体がそういうことをあまりやるのはいやだから、とか何とか、調べの中ではおそらく出てくると思いますが、そういう個人の
関係の形だけではなくて、これはもうそういう
一つの体系的な筋がはっきりするということになると、これは個人の
警察官の問題だけではなくて、もう一連の
関係から強要をされたという、強要をするという形が押しつけられているという、客観的な私は傍証になるんじゃないかと、こういうふうに考えるんですけれ
ども、その点については、これは仮定の問題のような形になりますけれ
ども、こういう点はどうですか。あらかじめちょっと伺っておきたいんですが。